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保護猫との出会いに感謝。保護猫カフェや猫の譲渡会に高まる関心。

保護猫

保護猫カフェは、通常の猫カフェと違い、“保護猫”と“里親”のマッチングの場としての役割も担っているカフェです。

そんな保護猫カフェの猫たちが里親に引き取られたら、次の猫はどこから来るのでしょう。実は保護猫カフェは、一種のシェルターになっていて、里親を見つけたい保護猫たちは、首も胴体も長くしながら保護猫カフェデビューを待ちわびているのです。

今回は、そんな保護猫カフェや譲渡会についてご紹介します。

保護猫の譲渡会はこんな形で行われている

保護猫カフェ以外にも、“譲渡会”という保護猫と里親のマッチングの場があります。

保護猫の譲渡会は、動物愛護団体など多くのNPO法人が開催しており全国各地で行われています。基本的に屋内で開催され、実際に保護猫と触れ合うことや保護された経緯や性格などをスタッフから聞くことができるので、「里親になりたい!」と多くの方が参加します。

譲渡会に限らず、ネット上での譲渡についても審査などがあり、その条件は年々厳しさを増しています。ごくまれですが、譲渡先で不幸な思いをする猫が出ないための措置です。しかし、心から猫を愛する愛猫家は、面倒な審査も快く対応してくれる場合がほとんど。条件が厳しいおかげで、心ある人が里親として名乗り出てくださいます。譲渡会や保護猫カフェを通して多くの保護猫が新たな家族と出会い、新たな一歩を踏み出しているのです。逆に譲渡条件があまりにも緩い場合は注意が必要です。猫たちにとって好ましくない人たちも、まれに譲渡会に関わる可能性があるからです。猫たちのために厳しい目で里親をチェックすることは、そのまま猫への強い愛情の表れなのです。

譲渡会はコロナ禍においても実に精力的に行われています。もちろん一つでも多くの命を救うためです。環境省の発表によれば平成元年には犬猫の返還譲渡率はたった2%しかなかったのに、令和2年には68.5%という驚異的な数字に跳ね上がっています。譲渡された猫の頭数も、令和2年には犬が24200匹、猫が25400匹と逆転しています。どれだけ多くの愛猫家が頑張ってきたのかが分かりますね。しかし今もなお、飼い主の見つからない猫は、残念ながらやがて命を落としてしまいます。そのために増え過ぎないように去勢をして頭数コントロールをしたり、里親を探そうと愛猫家たちが一生懸命奮闘しています。だからこそ、保護猫カフェや譲渡会に寄せる関心と期待がますます高まっているのです。

恐れないで!猫エイズに対する啓もうと譲渡を勧める人たち

保護猫

保護猫カフェは、譲渡会などを行う外部のNPOなどと連携し、保護猫たちの里親を探すために頑張っていらっしゃるところがほとんどです。なかにはFIVという“猫エイズ”への偏見を取り除く啓蒙をしながら、FIVの猫たちの里親を見つけるために積極的に“尊い”活動をされている施設も多数存在します。

FIVとは、猫免疫不全ウイルス感染症、通称“猫エイズ”のことを指します。
この猫エイズは、一度感染してしまうとウイルスが消滅することはありません。しかし、猫エイズは発症率も低く、発症しない限り他の健康な猫と変わりなく過ごすことができるのです。

「保護ねこカフェもりねこ」さんでは、別フロアにFIVキャリアのねこのための施設「もりねこプラス タイコウクロノーブキャットシェルター」を設置しており、感染している猫もFIVキャリアの猫も安心して過ごせるようになっています。

もりねこ
https://www.daiken.jp/building-materials/pet/nekogasukinaie/article/neko18.html

「ネコリパブリック」さんでは、FIVキャリアの猫を“りんご猫”と呼び、偏見をなくすための活動をしています。

ネコリパブリック東京お茶の水
https://www.daiken.jp/building-materials/pet/nekogasukinaie/article/neko17.html

ネコリパハウス高円寺
https://www.daiken.jp/building-materials/pet/nekogasukinaie/article/neko14.html

FIVキャリアの猫をただ恐れるのではなく、病気の理解を深めて行きたいですね。

奄美大島の保護猫たちの里親を横浜で

保護猫

心ない噂がひろまったことで、奄美大島の猫たちに起きた悲劇をご存知でしょうか。世界遺産登録を目標とした奄美大島で始まった「ノネコ管理計画」。自然の山の中で暮らす絶滅危惧種とされる在来種、アマミノクロウサギやケナガネズミなどの保護を理由とし、昔から奄美の島民と共存し生きてきた猫達が殺処分されたのです。

多くのボランティアの方々の活動により、2021年7月時点では殺処分ゼロ。この奄美大島の猫を救うための活動は奄美大島近辺だけでなく、遠く離れた横浜でも行われていました。

クラウドファンディングで、「奄美大島の猫を殺処分から救う為の猫カフェ設立」というプロジェクトの資金を募って誕生したのが、譲渡型猫カフェ「ケット・シー」です。

ケット・シー
https://www.daiken.jp/building-materials/pet/nekogasukinaie/article/neko11.html

スタッフは全員無給で保護猫のお世話などに従事しており、奄美大島の猫だけでなく多くの保護猫が救われました。

まだ多くの自治体が殺処分を行っており、その猫たちを救うために多くの方々が活動をしたり、里親として保護猫を迎えたりしています。猫との生活を考えている方は、ぜひ一度譲渡会や保護猫カフェを利用してみてくださいね。


    おわり

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