カラーセラピーでリラックス効果を! 落ち着く色・素材を保育園の内装に

カラーセラピー

その日に着る洋服を気分で選んだり、部屋のインテリアの色を変えることで気分が変わったりというように、色には人の心に働きかける力があると言われています。色が人に与える効果が注目され、多くの保育施設の内装では様々な色が効果的に取り入れられています。一日の長い時間を保育園で過ごす子どもたちのためにも、心地よくリラックスできる、落ち着く色に配慮したいところです。

今回の記事では、色の持つ影響力や保育園の内装で効果的な色選びのヒントをご紹介します。

色の持つ不思議な力とカラーセラピー

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人は心と体、行動に対して、無意識のうちに色からの影響を受けています。明るい色の部屋で気持ちが前向きになったり、落ち着いた色の場所でリラックスしたりするのは、色がもたらす効果といえるでしょう。色が人に与える影響は、色の種類によって異なります。例えば、赤色には注意や警戒を喚起し、感情に興奮や刺激を与える・血圧や脈拍数が上がるなどの効果があるといわれています。また緑は癒しの色といわれ、情緒を安定させる効果・筋肉の緊張がほぐれリラックスさせる・血圧を下げるなどの効果が期待できます。

色が人に与える影響を研究する色彩心理学にもとづき、色ごとのイメージや意味を利用して心を癒す手法をカラーセラピーといいます。カラーセラピーは医療行為ではありませんが、心身のバランスを整える効果が期待されており、多くの福祉施設や教育機関で環境作りに取り入れられています。

保育園の内装で色を効果的に使うヒント

カラーセラピー

色は、大人だけでなく小さな子どもたちの心や体にも影響を与えます。そのため、子どもたちが生活をする保育園の内装ではより色選びに気を配りたいものです。保育園の内装で色を効果的に使うヒントとして、代表的な色の影響力やイメージを色彩心理学やカラーセラピーを参考にご紹介します。

<色と色彩の影響力やイメージ>

青:鎮静・冷静さ・さわやかさ
緑:リラックス・安らぎ・穏やかさ
黄色:知性・楽しさ・明るさ
オレンジ:刺激・太陽のようなあたたかさ・健康・食欲増進
赤:行動力・アクティブ・パワフル・勇気
ピンク:優しさ・かわいらしさ

 

保育園では、色彩の影響力やイメージを参考にして、スペースの目的や用途ごとにイメージに合う色を取り入れるとよいでしょう。例えば、お昼寝スペースには鎮静作用のある青やリラックス効果のある緑の系統色、食事スペースには食欲を増進させるオレンジの系統色など。運動をする場所には、闘争心や行動力を高める効果を持つ赤を使うこともおすすめです。
子どもたちにとって、毎日の長い時間を過ごす物的環境(保育室や遊具・玩具など物に関する環境)は心身の発達や成長に関わる大切なものです。目的に合わせたカラーを保育園の内装に使用することで、子どもによい効果を与えるでしょう。

効果的な配色と内装材選び

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子どもたちは色に触れることで色彩感覚が育ち、感性も豊かになっていきます。そのためにも、子どもたちには様々な色に触れる機会を提供することが望ましいですが、壁や保育室の全体でなくとも、アクセントウォールや家具や建具、サインなどに部分的に取り入れることでも色の影響力は十分に得られるでしょう。アクセントとして取り入れる方法であれば子どもたちの状況に合わせて模様替えもしやすくなります。

保育園の内装は、暖かさを感じて落ち着くナチュラルウッド調が多い傾向にありますが、ベースとなるナチュラルウッド調の壁材の選び方も、明るめ、ダーク、オレンジ寄りなど色の幅が広く、それぞれの色で印象がガラッと変わります。選ぶ際は、幅広いカラー仕上げを揃えた製品から最適のカラーを選びたいですね。

木目の温かみを感じるナチュラルウッド調の内装にアクセントカラーを上手に配色することで、子どもたちにとって居心地のよい環境を作りましょう。

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