トイレトレーニングはいつからどのように進める? 保育園と家庭の連携が重要

トイレトレーニング

子育てをするうえで誰しもが通るトイレトレーニング。初めての子育ての場合、いつ頃からはじめたらいいのか、何からはじめたらいいのかわからないママも多いと思います。
そこで今回は、トイレトレーニングの進め方や注意点、保育園との連携の大切さなどについてご紹介します。

誰しもが通る道トイレトレーニング

トイレトレーニング

トイレトレーニングは誰もが通る道。それにしてもいつ頃からどのように進めていけばいいのかと迷うパパ・ママが多いのではないでしょうか。コツやポイントを考えてみましょう。

・トイレトレーニング開始時期の目安

トレーニングを始める目安としては、単語でも良いので言葉で人とのコミュニケーションが取れるようになっていること、また、オムツの様子を見て排泄の時間の間隔が2時間~3時間程度空くようになったころと言われています。
膀胱に尿を溜められるように成長することで、排泄時間も間隔が開くようになっていくので、トレーニングを始めようかな?と考える際には、オムツの状態をよく観察しておきましょう。

・保育園と家庭で連携して行う

もしも保育園へ通っているのであれば、保育園でもトイレトレーニングを行います。その子ども一人ひとりの排泄リズムに合わせてトイレに誘う、おもらしをしても良いので思い切ってパンツで過ごさせることもあるでしょう。
保育園での排泄の様子をよく聞き、家庭でも同じように取り組めると子どもにとっても良いでしょうし、トレーニングも早く終わることとなるでしょう。

・トイレトレーニングには補助便座とおまる、どちらが良い?

ご自宅のトイレに子ども用の補助便座を付けてトレーニングをする場合と、リビングなどにおまるを置いてトレーニングする場合とがあるかもしれません。実際にはどちらでも構いませんし、お住いの住宅事情にもよるでしょう。どちらか迷っている方は、トイレへ行くという習慣づけのために、補助便座を使って自宅のトイレでトレーニングしておくことをおすすめします。

・使い捨てトレーニング用パンツと布パンツ、どちらが良い?

子ども用の紙おむつはおもらしをしても不快になりづらく、そのままではおむつ離れが進まないため、トレーニング用パンツへの移行も必要となります。トレーニング用パンツには大まかに分けて紙製と布製の2種類がありますが、紙製のものは洗濯の手間はないものの、使い捨てのためコストがかかり、布製のものは繰り返し使用できるものの、洗濯の手間がかかります。濡れた感覚は布製の方がわかりやすいようですが、吸収力では紙製が優れるなど一長一短なので、両方試して使いやすい方を選ぶと良いでしょう。

トイレトレーニングの進め方

トイレトレーニング

トイレトレーニングを親子で快適に進めるコツやポイントはどのようなことでしょうか。
いくつかご紹介しましょう。

・排泄しやすい環境づくり

トイレに行くとなんだか楽しい! 自分専用のトレーニング便座がある、清潔であるなど、トイレに行くことがちょっとわくわくするように演出しましょう。
また、便座は大人が思うよりも子どもにとっては高さがあります。上がるための小さな踏み台を設置し、便座がヒンヤリしないようにカバーをつけるなど、排泄がしやすい工夫もしておきましょう。

・自分で服を脱げるように練習

トイレに行くときは、便座をまたぐため下着(またはオムツ)とズボンなどの衣類を脱ぐ必要があります。トイレに行くときは自分で服を脱ぐことができるよう、トイレトレーニングに合わせて練習しておくとスムーズに進められます。

・便器に座る練習

便器には穴が開いていて水も溜まっているので、子どもにとって便座に座ることは予想以上にドキドキするものです。落ちたらどうしようという緊張感でなかなか便座をまたぐことができないお子さんもいるかもしれません。
初めのうちはパパやママが抱っこして便座に座らせてあげるのが良いでしょう。上りやすいステップを使ったり、補助便座の持ち手などにつかまったりと、徐々に自分であがれるようになるはずです。

・できたら褒める

子どもはパパやママに褒められることが何よりもうれしいこと。衣類を脱げた、トイレへ入れた、便座に座れた、自分でまたぐことができた、尿が出た……褒めるポイントはたくさんあります。たとえトイレに行って排泄ができなくても、トイレへ行けたというだけで褒めてあげましょう。その喜びは必ず子どもの体験につながるはずです。

トイレトレーニングの注意点

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トイレトレーニングをするときは、親子の信頼関係が大切です。トイレが嫌いになってしまったり、トイレに関する話題を嫌がるようになったりするとトレーニングが長引いてしまいます。トイレトレーニングの注意点をおさらいしておきましょう。

・失敗を責めないこと

トイレで排尿できなかった、トイレに間に合わなかったなど成功までは多くの失敗を繰り返すことでしょう。それでも「どうしてトイレでしないの?」「いつまでも赤ちゃんみたい」「オムツするかい?」など失敗を責めたりバカにしたりするようなことを言ってはいけません。
子どもも実はよく理解していて、うまくできなったことに対して少なからずナイーブになっているものなのです。
上手くできなくてもいいよ、いつか必ずできるようになるから心配ないよ、子どもはもちろんパパやママも自分に言い聞かせながら焦らずトレーニングを進めましょう。

・うまくできている他の子と比較しないこと

「○○ちゃんはもうお兄さんパンツになったんだって」「○○ちゃんは自分でトイレに行くよ。えらいね」などと、自立できている他の子どもと比べる行為は厳禁です。
どんなに小さなお子さんにもプライドがあります。大好きなパパやママからそんなことを言われたらきっと悲しい気持ちになり、自分を責めてしまうかもしれません。
他のお子さんと比較するのは絶対にやめましょう。

トイレトレーニングに集中できる快適な空間づくり

トイレトレーニング

トイレトレーニングは自宅だけでなく、保育園との連携も大切です。子どもがトイレトレーニングに集中しやすい、安全・快適な環境づくりのために、導入したい建材についてご紹介します。

・開け閉めを安全にできるドア

保育園に設置するドアは、万が一子どもが指をはさんでしまってもケガをしないように、柔らかな素材のガードがついているタイプがおすすめです。また、意外と見落としがちなのがドア下部での足指はさみ。子どもの足は小さいので、床とのすき間が小さいタイプのドアが安全でしょう。このような安全性の高いドアを採用している保育園も多くあります。

・調湿性能・消臭性能のある建材も

トイレトレーニングをする空間の臭いや湿度で不快に感じてしまうと、子どもが嫌がってトレーニングが進まなくなる可能性もあります。消臭機能・調湿機能を備えた天井材などもあるため、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

今回は、子どものトイレトレーニングの初め時やコツ・ポイントなどについてご紹介しました。トイレに行くことや排泄すること自体が子どもにとって「イヤなこと」にならないよう、失敗続きでも怒ったりすることなく、子どもの気持ちに寄り添いながら、ゆっくりトレーニングを進めていきましょう。また、その際には子どもがトイレトレーニングに集中できる環境づくりも、自宅・保育園の双方で整えていきたいものです。

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