子どもの落書きはどうやって落とす!? 頭を悩ませる落書き対策

落書き

子どもたちにとって絵を描くということは、想像力などを養う大切な行動です。

ただ、絵を描くことに夢中になってしまい、つい壁や床に落書きをしてしまうこともあると思います。 幼い子どもは落書きをしてはいけない理由をなかなか理解できず、かといって注意しすぎると絵を描くこと自体が嫌いになってしまう可能性もあるため、小さなお子さんのいる家庭では対応に苦労されている方も多いことでしょう。

今回は、子どもが絵を描くことのメリットと壁や床などへの落書きを防ぐ方法などをご紹介していきます。

幼児期に絵を描くことの大切さ

幼児期に絵を描くことの大切さ

幼児期に絵を描くことは大切といわれますが、それはどうしてなのでしょうか。

それは、想像力や集中力を育むだけでなく、表現力や観察力の向上、指先の動きの訓練、

コミュニケーション能力の成長や情緒の安定など、大人が考える以上に多くの力を身に付けられるからです。

絵を描くことは表現活動の一環です。

表現活動とは、日々の生活や遊びを通して心が動くような出来事について、自分が感じたことを表現してみるという行為です。それは絵を描くことで言えば、真っ白な画用紙に自分の手で色をつけていくことであり、まさに自分なりの表現を解き放つ行動だと言えるでしょう。この過程を存分に楽しむことで、可能性に挑戦したり工夫したりする喜びが感じられるものです。

このような活動を通して、より豊かな人生を送るために役立つ自己肯定感を中心とした様々な力を身につけていくことができるのです。

壁や床の落書きはどうやって防ぐ!?

落書き

子どもの成長にとって絵を描くことは大切ですが、壁や床に落書きをされると、大人としては困ってしまいます。特に自分の家ならまだしも、他人の家で子どもが落書きでもしたら迷惑をかけてしまいます。

そこで、すぐにできる落書きへの対処方法をご紹介します。

① 絵を描く場所に誘導する

子どもが壁や床に落書きをしそうな場合、スケッチブックや段ボールなど不要なものを用意して、そこに絵を描いてほしいとお願いします。描いてくれたら褒めてあげましょう。 黒板やホワイトボードなどを用意する手もあります。

段ボールなどは、箱として組み立てて、そこに絵を描いてもらうと、平面とは違う立体的なお絵描きができて、より想像力を磨くことができそうです。

② 大きな紙を用意する

子どもたちが壁や床に落書きしたくなる理由の1つとして、その広さが挙げられます。小さな紙に絵を描くよりも、大きく体を動かしながら楽しんで絵を描くことができるからです。 床一面や壁に模造紙や画用紙を繋げて貼ることで、大きなキャンバスに絵を描くような環境を楽しめます。

毎日準備するのは大変ですが、時々そういった環境を作ってあげることで、落書きの欲求を満たしてあげられるでしょう。

③ 大人の目が届かないときはペンなどを隠す

落書きの頻度がひどいときは、子どもが手の届かない場所にペンなどの筆記具を退避させる手もあります。ただし、これは絵を描く機会を減らすことになり、子どもの成長にはつながらないため、できれば避けたいところです。

④ 怒らずに説明と誘導を続ける

子どもが壁や床に落書きをしてしまった場合、その絵は消さなければいけないから、スケッチブックなどに描いた方が良い、ということを怒らずに説明・誘導しましょう。

いくつかの対策をご紹介しましたが、子どもの落書きを完全に防ぐことは難しいため、出来る範囲で対応し、“子どもは落書きをするもの”と考えてストレスをためないようにしましょう。

また、子どもとのコミュニケーションが十分にとれていない場合、親を怒らせる目的でわざと落書きなどをして気を引くという「試し行動」をする可能性もありますので、日頃から子どもとのスキンシップを深めておくことも大切です。

万が一落書きしても大丈夫!

それでは、幼い子どもが多く集まる、保育園・幼稚園においてはどうでしょうか。

やはり子どもは落書きをしてしまうもの、と仮定しながら対策を考えるべきでしょう。

絵を描く時はスケッチブックなどを使うように誘導することが大切です。

もし壁や床などに落書きされてしまったら、通常の建材だときれいにするのは困難ですが、汚れに配慮された建材を導入しておけば簡単に拭きとれるので安心です。

例えば、油分の多いクレヨンやマジックなどで落書きをしても、汚れに強い表面シートのおかげで簡単に拭き取ることが可能なため、幼保施設にうってつけの建材といえるでしょう。

絵を描くという行為は、子どもたちの成長に大きな影響を与える重要な要素です。 大勢の子どもを預かる幼保施設では、子どもたちが勢いあまって壁や床に落書きをしても対処できる環境を、あらかじめ用意しておくことが大切です。万が一の落書きに慌てないためにも、汚れに配慮した建材を導入しておけば安心ですよ。

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