子どものお気に入りの長靴もスッキリ納める! 幼保施設の下駄箱設計ポイント

下駄箱

幼児にはなぜか長靴が大好きな子が多いですよね。雨の日以外にもお気に入りの長靴を履きたがる子どもはかなりいるようです。

最近は多種多彩でおしゃれなデザインのものも多いため、子どもにどのような長靴を選べば良いかお悩みの方もいることでしょう。また、いざ長靴を購入しても、保育園・幼稚園できれいに収納できる下駄箱が少ないのも難点ではあります。

そこで今回は、子ども向けの長靴を選ぶ時のコツやトレンド情報に加え、幼保施設に求められる下駄箱のポイントについてご紹介します。

子ども用長靴の選び方と最近のトレンド

子ども用長靴

大人にとっては小さな水たまりも、子どもにとっては簡単に避けられない障害となりますので、普通の靴ではすぐにビショビショになってしまいます。 そのため、子どもが歩けるようになったら、長靴も用意しておきたいものです。

子ども用の長靴を選ぶ際にはいくつかのポイントがあります。

・軽くて歩きやすいもの

いくらデザインが良くても、重かったり、素材が硬かったりすると子どもに負担がかかるため、できるだけ軽くて歩きやすいものを選びましょう。靴の底が曲がるかどうかも確認しておくと良いでしょう。

・少しサイズが大きいもの

子どもは成長が早いためピッタリのものよりは、少しだけ大きいサイズを選ぶと良いでしょう。ただし、ブカブカのものは歩きにくく、転倒の原因にもなりますので避けましょう。

・目立つ色合いのもの

離れた場所からでも子どもを視認できるように、黄色やオレンジなど明るいカラーのものを選ぶようにしましょう。

・リフレクター付きのもの(後付けも可)

天候が悪い日や夜でも、光を反射するリフレクターがあれば安心です。元々ついていない製品でも、100円ショップなどで購入して後付けすることもできます。

以上のようなポイントをチェックして、なおかつ子どもが気に入ったものを選択するのがベストでしょう。

なお、昨今はレインブーツ・レインシューズなどと呼ばれることの方が多い長靴ですが、トレンドは雨の日以外にも履けるデザイン性・履き心地の良さを追求した高機能製品です。根強い人気の原色系カラー以外に、柄物やニュアンスカラー(曖昧な中間色)の製品も注目を集めています。

子ども向けの長靴にもおしゃれで普段使いしやすいものが増えていますが、問題は一般的な保育園や幼稚園にはきれいに収納できる下駄箱があまりないことです。 つまり、長靴を押し込まずきれいに収められる下駄箱があれば、子どももその親からも喜ばれ、幼保施設の価値を向上させることにもつながります。

晴れの日も雨の日もスッキリ納まる下駄箱設計のポイント

それでは、どんな日でも使いやすい下駄箱とは一体どの様なものでしょうか。

大きく分けて2つのポイントがあります。

① 1人分のスペースに上履きと外履きの両方が入る

幼保施設では大勢の子どもたちが集団で活動しています。

そのため、子どもたちが自分の持ち物を管理するためには、収納スペースは分かりやすくコンパクトにまとまっていなくてはなりません。 それは下駄箱で言えば、1つのスペースで上履きと外履きの両方を片付けられることだと言えるでしょう。

視覚的に分かりやすくすることで、子どもたちが自分の靴を管理しやすくなるのです。

② 1人分のスペースに十分な高さがある

子どもの靴を入れるからと言って、スペースが小さくては使いにくくなってしまいます。 長靴などのような高さのある靴をスッキリと収めるため、下駄箱には高さが必要です。

高さのない下駄箱だと、大きな靴や長靴は折り曲げないと入らないため、子どもには使いにくく、とてもスッキリ納まっているとは言い難いでしょう。

幼保施設に設置する下駄箱は、できればこれらのポイントはおさえておきたいものです。

子どもが自主的に片づけたくなる収納とは?

ただ、いくら下駄箱が使いやすくても、子どもたちが気に入ってくれなくては片付けてもらえません。子どもたちの“やる気”を引き出すための工夫が必要です。

具体的には、目を引くデザインのポイントがあり、自分のスペースがわかりやすく、片付けやすい高さで作られていると子どもたちも進んで靴の片づけをしてくれるかもしれません。加えて、いつもキレイに保てるように、汚れが落としやすい仕様のものが良いでしょう。

幼保施設は、自分の持ち物を自分で管理する練習を行う場でもあります。

そのため、子どもたちが使う設備は、分かりやすく使いやすいものでなくてはなりません。 子どもたちに喜んで使ってもらえて、長靴もすっきり収納できる下駄箱の導入をご検討ください。

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