クローゼットは後付けリフォームできる?設置方法や重要ポイントも紹介

クローゼットは後付けリフォームできる?設置方法や重要ポイントも紹介

クローゼットはリフォームで後付けできます。本記事では、クローゼットを新たに導入したい方向けに、後付けする際の設置方法と重要なポイントを解説します。おすすめのクローゼット製品もご紹介しますので、イメージ通りのお部屋にするためにぜひチェックしてみてください。

クローゼットを後付けする方法は4パターン

クローゼットを新設する
すでにあるクローゼットを拡張する
すでにある押し入れをクローゼットにする
すでにあるクローゼットにパーツを取り付ける

クローゼットを後付けする方法は、大きく分けて4パターンあります。それぞれの方法について解説しますので、ご自宅に合う方法を検討してみてください。

クローゼットを新設する

新たにクローゼットを新設する場合は、部屋の一部、または全体をリフォームします。柔軟にニーズに合わせて設置できる一方、コストと工事の手間がかかります。クローゼットの新設だけではコストと手間が割に合わないため、家の大規模リフォームと合わせて実施するのがよいでしょう。

すでにあるクローゼットを拡張する

クローゼットがすでにある場合、拡張工事を行うことで収納力を増やせます。家の構造にもよりますが、余裕があればウォークインクローゼットにも拡張できます。工事の規模によって費用は変わりますが、新設工事より高くなる場合もあるため、施工業者の相見積もりを行うことをおすすめします。

すでにある押し入れをクローゼットにする

押入れがある場合、簡易的な工事によってクローゼットにすることも可能です。押入れの仕切り板を撤去したり、ふすまをクローゼットの扉へ変更したりといったリフォームを行います。必要であれば、ハンガーパイプも合わせて設置しましょう。家の状態によっては、押入れの中の床や背面の壁を補強する必要があるので、リフォームのプロに見てもらうのが安心です。

すでにあるクローゼットにパーツを取り付ける

すでにあるクローゼットにパーツを後付けすることで、より使い勝手のよいクローゼットにリフォームできます。市販の突っ張り棒は、衣服の重さで落ちてしまうことがありますが、ハンガーパイプを施工すると安全に収納できます。可動棚なら棚板を自由に動かせる分、お好みのレイアウトに変更可能です。部分的な工事になるため、コストを安く抑えられるのも魅力です。

後付けできるクローゼットの種類

壁面クローゼット
ウォークインクローゼット
ウォークスルークローゼット
ファミリークローゼット

後付けできるクローゼットは、上記の4種類です。それぞれのメリットとデメリットも解説しますので、設置する部屋のスペースとお好みで選んでください。

壁面クローゼット

後付けできるクローゼットの種類

壁面クローゼットは、壁面に施工するクローゼットです。一般的な奥行きは45~60㎝とされており、衣服を掛けて収納したときに余裕をもって収まるサイズに設計します。

メリット ・奥行45~60㎝なので、狭い空間でも新設しやすい
・部屋の一箇所に設置でき、空間を有効活用できる
・収納棚に扉をつけない場合は「見せる収納」としても使える
デメリット ・横幅が壁面の幅に限られる
・布団など大きなモノは収納が難しい

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見せる収納について詳しくはこちら

ウォークインクローゼット

ウォークインクローゼット

ウォークインクローゼットは、人が中に入って使用できる、広いスペースを確保したクローゼットです。1.5畳程度の小さなサイズもあれば、4畳以上の広々サイズまで、お部屋の余裕に合わせて設置できます。

メリット ・スーツケースや布団など、サイズの大きなモノを収納できる
・まとめて一か所に収納したい人むけ
デメリット ・歩くスペースが必要

ウォークスルークローゼット

ウォークスルークローゼット

ウォークスルークローゼットは、家の中の通路沿いに設置されたクローゼットです。ウォークインクローゼットは一般的に出入り口が1か所ですが、ウォークスルークローゼットは通路のため出入り口が2か所あり、通り抜けできます。

メリット ・スムーズな生活動線が確保できる
・クローゼットの通気性を確保できる
・「見せる収納」としてインテリアを楽しめる
デメリット ・同じ面積のウォークインクローゼットよりも収納スペースが狭い
・生活スタイルや家事動線を考慮したうえで配置しなければ、不便で非効率なレイアウトになる

ファミリークローゼット

ファミリークローゼット

ファミリークローゼットは、家族の衣類や荷物を収納する大型のクローゼットです。ウォークインクローゼットやウォークスルークローゼットタイプがあります。ウォークインクローゼットの場合、夫婦の寝室に設置することもありますが、ファミリークローゼットは家族みんなで使うため、共用スペースからアクセスできるのが適しています。

メリット ・洗濯物の片づけを1か所で済ませられる
・家事動線、生活動線を短縮できる
・荷物をまとめておくことで、部屋が散らかりにくくなる
デメリット ・設置するには広いスペースが必要
・同時に使用する十分なスペースがないと混雑する
・子どもが成長すると抵抗が出てくる

後付けクローゼットの扉の種類

折れ戸
開き戸
引き戸
扉なし

後付けクローゼットの扉には、大きく分けて4つの種類があります。それぞれのメリットとデメリットを解説しますので、最適なクローゼット選びの参考にしてみてください。

折れ戸

折れ戸

クローゼットの折れ戸は、持ち手を手前に引くことでじゃばら状に扉が開くタイプです。天井と床にレールを設置するのが一般的ですが、扉下部にタイヤがついておりレールがないタイプもあります。レールありの中には、扉を左右どちらにも移動できるフルオープンタイプもあります。

メリット ・フルオープンタイプの場合、扉を全開できるためモノを出し入れしやすい
・扉がコンパクトなため、狭い部屋にも設置できる
デメリット ・扉前に開閉するためのスペースが必要
・扉の開閉時に指を挟む可能性がある

開き戸

開き戸

開き戸は、一般的な室内戸に使われるような手前に開けるタイプの扉です。リビングに設置するような幅の狭い壁面クローゼットには、両開きの開き戸が使われることがあります。

メリット ・扉を開けると中全体を見渡せるため、モノを見つけやすい
・大きいモノを出し入れしやすい
デメリット ・扉前に開閉するためのスペースが必要
・扉の開閉時に指を挟む可能性がある

引き戸

引き戸

引き戸は、押入れによく使われるような扉を横にスライドさせて開閉するタイプの扉です。開閉にあまり力が必要ないため、お子さまや高齢の方でも使いやすいという魅力があります。

メリット ・扉前に開閉するためのスペースが必要ないため、狭い部屋に設置できる
・子供や高齢者でも扱いやすい
デメリット ・扉を開いたときに片側からしかモノを出し入れできず、開口が狭い
・扉の開閉時に指を挟む可能性がある

扉なし

扉なし

クローゼットには、扉のないオープンタイプもあります。扉の開閉のために前方にスペースを確保する必要がなく、後付けしやすいのが特徴です。

メリット ・設置時、扉の分の設置コストがかからない
・扉の開閉スペースが必要なく、狭い部屋でも設置しやすい
・開放感があり、見せる収納としてレイアウトを楽しめる
・指を挟む心配がない
デメリット ・衣服や荷物にホコリがつきやすい
・開放的な分、防虫剤や除湿剤を入れても効果が薄い
・部屋の空気がクローゼットに流れこむため、冷暖房効率が下がる

クローゼットを後付けする際の重要ポイント

クローゼットを後付けする際の重要ポイント

・クローゼットの大きさは収納するモノの量に合わせる
・家族の生活動線に配慮した位置に配置する
・湿気・カビ対策を行う

クローゼットを後付けする際は、3つのポイントを押さえることで、快適な暮らしを実現できます。事前に準備を整えて、失敗しないようにクローゼットを導入しましょう。

クローゼットの大きさは収納するモノの量に合わせる

クローゼットを後付けする際は、収納するモノの量に合わせるのが最適です。クローゼット設置後に「収納したかったモノが入らない」ということにならないよう、事前に何を収納するか細かく洗い出しておきましょう。リフォーム業者とサイズを相談するときに活用できるため、収納したいモノをすべて集めて写真を撮っておくのがおすすめです。

家族の動線に配慮した位置に設置する

クローゼットを設置する際は、家族の動線に配慮して位置を考える必要があります。壁面クローゼットをリビングなど部屋の一箇所に後付けする場合は、普段どのように動いているのか事前に動線を確認しておきましょう。

湿気・カビ対策を行う

クローゼットに収納する衣服や布団といった布製品は、湿気によってカビやダニ・虫が発生します。とくに密閉空間になるクローゼットは、湿気・カビ対策が重要です。カビが生えてからでは遅いので、クローゼット設置後はすぐに除湿剤や防虫剤を置いて対策しましょう。

DAIKENの後付けクローゼット

DAIKENでは、後付けクローゼットとして活用しやすい製品をご用意しております。ここでは、内部ユニットブランド「FiTIO(フィティオ)」と、壁面収納「MiSEL(ミセル)」から3つのプランをご紹介しますので、参考にしてみてください。

押し入れや空いたスペースをクローゼットに!

押し入れや空いたスペースをクローゼットに!

こちらは内部ユニット「FiTIO(フィティオ) 側面棚柱タイプ」です。設計の自由度が高く、奥行きや高さを数パターンからお選びいただけるため、「押し入れをクローゼットにしたい」という方におすすめです。

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靴をたっぷり収納できる玄関クローゼット

靴をたっぷり収納できる玄関クローゼット

こちらは内部ユニット「FiTIO(フィティオ) 側面棚柱タイプ」を玄関に合わせて設置したプランです。玄関にクローゼットがあれば、靴やコートをたっぷり収納できるため、家族が多くても安心。また、家の中のクローゼットに収納するモノが減るため、収納スペースに余裕が生まれます。

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扉付きクローゼットで「見せない」美しさを

扉付きクローゼットで「見せない」美しさを

こちらは壁面収納「MiSEL(ミセル)」によるクローゼットプランです。開き戸で使いやすく、シンプルなデザインが特長。落ちついたブラウンカラーがお部屋のトーンを引き締めてくれるため、大人の男性やビジネスマンにおすすめの壁面クローゼットです。

詳細はこちら

クローゼットの後付けリフォームに関するよくある質問

クローゼットの後付けリフォームに関して、よくある4つの質問にDAIKENがお答えいたします。クローゼットの後付けをお考えの方は、参考にしてみてください。

Q.クローゼットの奥行きはどのくらい必要ですか?
A.壁面クローゼットの奥行きは、一般的に45~60㎝とされています。必要なサイズは収納するモノによって異なりますが、最低限45㎝はあったほうがよいと考えましょう。
※ただし45㎝の場合、大人用の衣類では洋服と扉が接触し、服を傷める可能性があるため、扉はつけられません。

Q.クローゼットの使いやすい高さはどのくらいですか?
A.クローゼットの高さは、一般的に180~230㎝とされています。MiSELクローゼットプラン向けユニットは高さ1975㎜と2295㎜の2タイプからお選びいただけます。

また、使う人の身長によって使いやすさは異なりますので、取り出しやすい高さにハンガーパイプを設置するとよいでしょう。

Q.リビングのクローゼットに収納するモノには何がありますか?
A.リビングのクローゼットに収納するモノには、テレビ周りのAV機器、子供のおもちゃ、雑誌やレシピ本、説明書などの書類、文房具やハンコといったモノがあります。

Q.クローゼットに設置するハンガーパイプは何kgまで耐えられますか?
A.設置するハンガーパイプの長さや太さによって耐荷重は変わりますが、目安として一般的に10~30㎏、「FiTIO(フィティオ) 側面棚柱タイプ」は15~20㎏です。設置する前に、製品の耐荷重を必ず確認しましょう。

理想的なオーダー壁面収納を実現するためのステップ

【ステップ①】好みのイメージを決める

大建工業「MiSEL」のカタログ表紙画像。画像には木目フローリングを使用したリビングが写っており、右側の白が美しいテレビ壁面収納は、テレビボード、本棚・飾り棚、天袋が一体になったハイタイプ。壁面収納の引出しの扉はホワイトアッシュの木目で、取っ手なしのタイプ。大きな窓から日ざしが差し込む明るい室内には、窓側奥にロータイプのオープン棚、画像の左にはラグが敷かれ、ソファやサイドテーブルがある。手前にはgreenのスツールが置かれている。マリメッコのクッションや天然木のサイドテーブルなど北欧テイストでまとめられている部屋。
大建工業「MiSEL」のカタログを無料プレゼント

カタログを見ながら、理想のリビングのイメージを探しましょう。オーダー壁面収納は、お部屋の表情をつくります。理想的な空間づくりを実現するために、機能やデザインを幅広くチェックしてみましょう。

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間取り・壁面収納家具の設置場所にお悩みの方は、収納プランニングソフトをご用意しておりますので、ぜひお試しください。

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【ステップ②】実際にオーダー壁面収納を見てみる

大建工業ショールーム、お近くのshopでオーダーリビング壁面収納の施工事例をご覧いただける様子を解説した画像。手前には白いカウンターがあり、奥の白い壁にはシルバーのDAIKENロゴがみえる。LEDの明るい照明
大建工業ショールームでオーダーリビング壁面収納の施工事例をご覧いただけます。

オーダー壁面収納を、カタログやシュミレーターを使ってイメージを膨らませた後は、やはり実際に製品を見て色や素材を確かめたいですね。ショールームでは、オーダー壁面収納をご覧いただけます。
ぜひ実際に触れて、品質の良さを確かめてみてください。

⇒大建工業ショールームについてくわしくはこちら

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