猫の多頭飼育崩壊に警鐘!さくらねこなど地域猫問題に取り組む愛猫家たち
犬が101匹!といえば不朽の名作を連想しますが、最近問題になっているのが「猫だらけ」のおうちです。猫好きが高じてついつい多頭飼いになってしまう家庭もあるようですが、猫は非常に繁殖力が強くて数が増えやすいという特徴があり、世話が行き届いていないケースも珍しくありません。この記事では、多頭飼育崩壊が起こる理由や現場の実態、猫を迎える際の心構えについてまとめてみました。
問題となっている多頭飼育崩壊
最近度々ニュースになる “多頭飼育崩壊”。
“多頭飼育崩壊”というのは、猫などのペットが飼い主の手に負えない数まで増えてしまい、経済的にも破綻して飼育困難な状態に陥ることを指します。
猫はとても繁殖力が強い動物なので、自然に任せて繁殖させてしまうと、とても早いスピードで増えていきます。多頭飼育崩壊が起きると、猫たちは劣悪な環境で世話も受けられず、ただただ放置されて苦しむことになります。尊い命を守るためにも、猫は必ず世話が可能な頭数で飼育しなければいけません。
不幸にも多頭飼育崩壊が起きてしまった場合は、全国各地で活動するNPO法人が猫を保護することもあります。多頭飼育崩壊の現場では一度に多くの保護猫が発生するため、多くの愛猫家たちが連携して不幸な猫たちを一時保護しています。よく「シェルター」といわれている施設は、多頭飼育崩壊などで大量発生する保護猫たちが、かろうじて命を繋ぐ一時避難所のことです。
多頭飼育崩壊になってしまう飼い主さんの特徴
では、多頭飼育崩壊を起こしやすいのはどんな人なのでしょうか。多頭飼育崩壊に陥りやすい飼い主の多くは、経済的な理由や社会からの孤立などにより、生活に困窮している状態であることが多いと言われています。自身の生活が困窮状態にあると増えてしまった猫を適切に世話することはできません。掃除やしつけに加えて食事の用意すら難しいケースも珍しくないでしょう。
また、何らかの障害や病気を抱えていて、飼育しきれない数の猫を集めてしまう「アニマルホーダー」も、多頭飼育崩壊を引き起こします。アニマルホーダーの場合、猫が劣悪な環境で暮らしていることを理解できていないため、里親を見つけたり譲ったりというような対応が出来ないことが多いです。「自分は猫を愛している」という気持ちから保護団体や地域の助けを拒否することも多く、どんどん猫を増やしていきます。
DAIKENの『ねこルート』はバリエーション豊富な組み合わせで猫たちの可愛い室内お散歩コースを実現しています。
例えば、「隠れるスペースや段差・高さの違う場所が作れるので猫がより落ち着ける」「『ねこルート』は猫が人と距離をとって休みたい時に使っているようです」(「ネコリパハウス高円寺」さん)という意見や、「『ねこシェルフ』が設置されて扉の中に隠れられるため、これまで営業中は隠れていた子がフロアに出てくるようになりました」(「猫式」さん)などの声をたびたびお聞きしました。落ち着くことのできる安全地帯を作ってあげることで、シャイな猫たちも安心してリラックスできるひと時を過ごせているようです。
また、「『ねこステップ』や『ねこシェルフ』は、限られたスペースでしっかり上下運動をする際に役立っています」といった可愛い感想も。高いところが好きな猫たちにとって、人との距離をとってゆっくりくつろげる『ねこルート』は、まさに一息つける安全地帯となっているようです。
DAIKENの『ねこルート』は猫たちの落下や衝突を防ぐため、ルートの幅や表面シートの素材にも吟味を重ねています。おっとりした子や歳を重ねた猫でも安心して遊ばせることができる、そんな安全対策も喜ばれていることがうかがえました。
地域ねこに愛。さくらねこは去勢手術済みの証し
多頭飼育崩壊による悲劇を防ぐためには、新たに生まれる命を制限することが大切です。これを踏まえて行われるのが、NPOや保護猫カフェ、動物病院などによるTNR、すなわち猫の去勢推進です。
TNRはTrap(捕獲)・Neuter(不妊去勢手術)・Return(元の場所に戻す)の略です。不妊手術を済ませた猫はその印として、耳先を桜の花びらのようなV字にカットされるので、「さくらねこ」と呼ばれています。殺処分などの悲劇を繰り返さないためにも、いわゆるお家がない猫「地域ねこ」に対しても、救いの手を差し伸べている愛猫家たちがいます。
「ねりまねこ」さんは自宅の離れを“猫部屋”に改装し、まだ去勢ができない体重の猫たちを保護しています。
引用:引用:これまでに2000匹くらいの野良猫を保護して、不妊・去勢手術を行って来ました。ただ、保護した段階で体重が1kgに満たない猫は不妊・去勢手術ができないため、手術が可能になるまで自宅に設置したシェルターで預かってから手術・譲渡をするようになりました。譲渡した猫の数は累計で650匹ほどになります。
「しらさぎ動物病院」さんは、保護猫カフェ併設の動物病院。
引用:誰でも気軽に入店して、猫と触れ合いながらお茶を楽しめる里親募集型のカフェで、里親を希望する方は相性を見て申請していただく形をとっています。
ここで大事なことは「さくらねこ」の存在を知り、地域ねこを守る活動があることをできるだけ多くの人が知ることです。本当は全ての猫をお家で飼ってあげたい。しかし、それが多頭飼育崩壊の原因となる可能性もあります。愛猫家たちは絶妙なバランスの中で尊い命を何とか救おうと努力しているのです。お耳をV字にカットされた「さくらねこ」を見掛けたら、ぜひ優しくしてあげてください。地域の愛猫家が一生懸命救おうとしている大事な命の証です。
本当はお家が欲しい猫たち
すべての猫をお家で飼ってあげたい。それが愛猫家たちの偽らざる気持ちでしょう。地域猫にとって外の世界は過酷です。冬の寒さや食べ物を確保することの難しさ、動物虐待に遭うなどの危険もあります。
猫たちが自由を愛しているからこそ、外で生活していると考える人もいるでしょう。しかし、実のところ外猫の寿命は3~5歳といわれていて、家猫の平均寿命である約16歳に比べると、いかに過酷な環境下で生きているか分かります。本当はみんな、お家が欲しいんです。
だからと言って、去勢もせずに多頭飼いしてしまっては、別の悲劇を生むことになります。また、たくさんの猫を迎えるためには、ストレスを溜めないような設備を用意しなければなりません。これは愛猫家が猫を愛すれば愛するほど直面する厳しい現実です。
でも、できることならみんなで猫のことをたくさん勉強して、1匹でも多く暖かいお家に迎え入れてあげたいもの。そのためにDAIKENでは、役に立つ猫向け建材を用意しています。多くの猫を迎えても自分らしく楽しく過ごせる空間。猫と人が快適に住み分けられる空間を実現するDAIKENの猫向け建材。猫と暮らす生活をより快適に。猫部屋のことで悩んだら、ぜひお気軽にご相談ください。
■併せて読みたい
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・多頭飼いで猫だらけな部屋に革命!自慢の快適な猫部屋でストレス解消
【DAIKEN猫向け建材の使用事例】
ペットと暮らす[ねこ編] ⇒ 詳しくはこちら
【DAIKEN猫向け建材カタログ】
「ペットと暮らす」 ⇒ 詳しくはこちら
『ねこシェルフ』 ⇒ 詳しくはこちら
【記事掲載の猫向け建材 詳細】
『ねこゲート』 ⇒ 詳しくはこちら
『ねこステップ』 ⇒ 詳しくはこちら
『ねこシェルフ』 ⇒ 詳しくはこちら
おわり
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