無垢フローリングで後悔しないためには?知っておきたい自然素材の特性や対策を解説
無垢フローリングは後悔する?知っておきたい7つのデメリット
- 樹種やグレードによって価格が高くなりやすい
- 日焼け・変色・傷・シミなどの経年変化が生じやすい
- 割れ・反り・乾燥による隙間が生じやすい
- 木目や質感・色味が均一ではない
- 業者の施工精度により品質に差が出やすい
- メンテナンスの手間がかかる
- 音や暖房への配慮が必要な場合がある
無垢は自然素材ならではの魅力がある一方で、デメリットと感じやすい特性もあります。無垢フローリングを導入して後悔しないよう、事前にデメリットについても押さえておきましょう。
樹種やグレードによって価格が高くなりやすい
無垢フローリングの最大のデメリットは、価格が高額な点です。価格の高さから、無垢フローリングを諦めるケースも少なくないでしょう。無垢が高額な理由は、素材そのもののコストに加え、加工や輸送にかかる手間が多いためです。
選ぶ樹木やそのグレード、サイズによって価格はさまざまですが、良いものを選べばそれだけ価格も高額になることは覚えておきましょう。
日焼け・変色・傷・シミなどの経年変化が生じやすい
自然素材であるがゆえに、時間の経過とともに色が変わってしまったり、表面が摩耗してしまったりすることがあります。とくに、日光が直接当たる場所や頻繁に歩く場所は変化が進みやすくなります。
無垢の経年変化は素材に味わいを出してくれるともいえますが、しっかりメンテナンスしないと見た目が悪くなってしまうため注意しましょう。
また、樹種によってはやわらかい材質のものもあるため、新品状態でもモノを落としてしまうと傷やへこみがついてしまう恐れもあります。
【経年変化によって起こりうる問題】
- 直射日光が当たる箇所が日焼け・変色してしまう
- 傷・凹み・汚れによってデコボコになってしまう
- 水や食べ物をこぼしてシミができる など
割れ・反り・乾燥による隙間が生じやすい
経年や気温・湿度の変化などが影響し、無垢フローリングに割れや反りが生じることがあります。とくに、冬の乾燥時期は隙間があきやすく、ホコリが入り込みやすくなってしまうでしょう。
また、木には湿気を含んで伸び、乾燥して湿気をはき出すと縮む性質があり、それにより反りや突き上げが発生することもあります。
木目や質感・色味が均一ではない
無垢フローリングは自然素材のため、化粧シートフローリングに比べると質感にムラが生じやすいです。人によっては、規則性のない木目や色合いが気になってしまうかもしれません。
無垢の木目の風合いや肌触り、色合い、質感は木によって異なり、1つとして同じものはありません。樹種によって雰囲気も異なります。見方によっては唯一無二ともいえ、そこが無垢フローリングの魅力ともいえるかもしれません。
業者の施工精度により品質に差が出やすい
無垢フローリングは温度や湿度の変化によって伸縮する性質があるため、施工精度が低いと反りや突き上げが生じやすくなります。そうなると、施工後に足元がボコボコとしてしまい、歩くたびに床が軋む音がするなど、生活に支障をきたしてしまう恐れも。
素材の扱いが難しいことからも、施工精度が高い業者選びが重要です。
メンテナンスの手間がかかる
無垢フローリングは水に弱く、湿気や湿度は大敵です。また、水を床にこぼしてシミがついてしまったり、隙間から内部に水が入ってしまうことで床材のひび割れや膨れなどを起こしたりする恐れもあります。
水から無垢フローリングを守るためにも、日々のお手入れが大切です。無垢フローリングの仕上げ方法によってメンテナンス方法が異なるため、ご自身に合ったメンテナンスができるタイプの無垢フローリングを選びましょう。
音や暖房への配慮が必要な場合がある
木材の伸縮によって床鳴りが生じることがあり、その音が気になってしまう恐れがあるでしょう。また、無垢フローリングは床暖房に対応していないことが多く、電気カーペットも使用できない場合があります。寒冷地域や冬場など足元が寒い時期などでも、暖房を使う際に配慮が必要なケースがあります。
無垢フローリングにして後悔しやすいのはこんな人
- 「自然素材」の響きだけで選んでしまう人
- 経年変化や天然素材ならではの質感を楽しめない人
- なるべく変化が少なく「きれいな状態」を保ちたい人
無垢の特性をあまり知らないで無垢フローリングを選んでしまうと、後悔してしまう可能性があります。無垢は質感にムラがあったり、傷つきやすかったりと自然素材だからこその繊細さと複雑さを兼ね備えた素材です。
もちろん、自然素材ならではの魅力もたくさんあります。たとえば、1点1点異なる風合いは、無垢フローリングにしか出せない「味わい」です。また、定期的なメンテナンスは必要ですが、木の温もりを感じながら生活することに心地良さを感じる方もいるでしょう。
しかし、こうした味わいやメンテナンスの手間がデメリットと感じてしまう場合は、無垢でない素材のフローリングが向いています。
無垢フローリングで後悔しないための対策
フローリングは部屋の雰囲気を大きく左右するものなので、後悔しないものを選びたいところ。無垢フローリングで後悔しないためにも、以下のポイントは押さえておきましょう。
無垢に対する理解を事前に深める
無垢フローリングの特性やメリット、デメリットをあらかじめ理解しておくことは、後悔しないフローリング選びにとって重要です。とくに、デメリットを知らないまま無垢フローリングを選んでしまうと、後悔する可能性が高まります。
無垢の特性を理解することで、デメリットを対策しつつ、無垢フローリングがある空間を楽しめるでしょう。また、無垢は種類によってメンテナンス方法が異なるため、その点も事前に把握し、ライフスタイルに合った選択をすることが大切です。
日常的に気をつけて扱う
無垢フローリングは傷やシミがつきやすかったり、木割れや反りが起こったりするなど、繊細な素材です。長持ちさせるためには、傷や汚れ、シミができないよう木材の特性に配慮し、日常的な扱いに注意する必要があります。
たとえば、水や汚れがついてしまった場合、すぐに拭き取ることでシミになることを避けられます。また、定期的に天然塗料を塗布することで、撥水効果も期待できるでしょう。
無垢フローリングは日常的に気をつけて扱うことに加え、定期的な掃除・メンテナンスも重要です。
無垢の施工経験が豊富な業者に依頼する
無垢フローリングの施工は、専門的な知識と技術が求められます。なぜなら、無垢の特性に合わせて施工できないと、ひび割れや反りが大きくなってしまう可能性があるからです。業者の技術力によって、仕上がりや耐久性に違いが生じるともいえるでしょう。
そのため、無垢フローリングを導入する際は、無垢の施工経験が豊富な業者に依頼することも対策として有効です。過去の施工実績や口コミを確認し、信頼できる業者に依頼しましょう。
後悔だけじゃない!無垢フローリングを選ぶ3つのメリット
扱いが難しいと思われる無垢フローリングですが、後悔するポイントだけではありません。無垢フローリングならではの魅力も知ったうえで、無垢フローリングを検討しましょう。
天然木ならではの風合いを楽しめる
無垢フローリングの最大の魅力は、自然素材ならではの肌触りや質感が楽しめることです。木の香りや温もりを感じることができ、とくに裸足で歩くとその心地良さを体感できます。
また、時間とともに風合いが変化し、使い込むほどに味わい深くなる点も無垢フローリングならではの魅力かもしれません。
1枚1枚異なる木の温もりが感じられる
無垢フローリングは、1枚1枚木目や色合いが異なります。木目や節は一つひとつ表情が異なり、唯一無二の個性を持つ素材です。天然木の持つ温かな風合いが、癒しの空間を実現してくれるかも知れません。
足への負担が少なく、疲れにくいと感じやすい
無垢フローリングは、複合フローリングと比べてやわらかい質感です。複合フローリングは複数の木の層を圧着して作られていますが、無垢フローリングは適度に含まれた空気の層があるため、やわらかさを感じられます。そのため、料理や洗濯など、長時間家事で立ちっぱなしでも足への負担が少なく、疲れにくく感じ、快適に過ごせるでしょう。
無垢フローリングはこんな人におすすめ
- 自然素材の風合いや質感を楽しみたい
- お手入れが苦に感じない
- 予算にゆとりがある
無垢フローリングは、自然素材だからこその温もりや質感、木目、色味のばらつきがお好みの人に向いています。質感のばらつきは、1つとして同じものがない証です。また、お手入れ自体も楽しめる人や経年変化を「味わい」として楽しめる人にも無垢フローリングはおすすめといえます。
無垢フローリングは他のフローリングに比べると価格も高額なため、予算にゆとりがあるかもポイントです。
無垢フローリングで後悔したくない方必見!
DAIKENの床材「トリニティ」
無垢フローリングの魅力を楽しみたいけれど、「デメリットが気になる」「手入れを続けていけるか不安」と感じている方も多いでしょう。
DAIKENの床材「トリニティ(Trinity)」なら、無垢のような高い意匠性を持ちながら、樹種によっては比較的リーズナブルな価格で美しい空間を演出できます。生活に取り入れやすい機能性も充実させたい方におすすめです。
業界初の技術を採用!DAIKEN「トリニティ」の魅力
- 特殊強化フィルムを四周木口面に巻き込む仕上げで細部まで美しい
- 美しく素材感ある178幅の広幅デザインをご用意
- 優れた耐久性を実現
- 好みに合わせて選べる豊富な色柄ラインナップ
トリニティは、特許を取得した特殊強化フィルムを四周木口面に巻き込む新技術を採用しています。この技術により、樹種によっては無垢フローリングよりもリーズナブルな価格でありながら、細部まで美しい風合いを楽しめます。
さらに、見た目の美しさはもちろん、優れた耐久性や上質な肌触りや、無垢フローリングのような立体感も再現しています。豊富な色柄のラインナップから、お部屋の雰囲気に合わせてお好みの床材が選べるのも嬉しいポイントです。
無垢フローリングの特性を知って、後悔のないフローリング選びを
実現しましょう
無垢フローリングは自然素材ならではの、魅力やデメリットがあります。無垢フローリングの持つデメリットは、見方を変えれば魅力やメリットにもなるもの。ただおしゃれだからとなんとなくで無垢フローリングを選ぶのではなく、その特性やデメリットを理解した上で選択することが大切です。
DAIKENでは、業界初の新技術を採用した床材「トリニティ」を展開しています。無垢フローリングと見まがう美しさや風合いを持ちつつも、高い機能性と高い意匠性を併せ持つ新しいフローリングです。
無垢フローリングの魅力を楽しみたいけれど、後悔しないか心配という方は、ぜひDAIKENの「トリニティ」をご検討ください。
※ここに掲載されている情報は2024年9月時点のものであり、最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。