【第1回】畳について考えよう 宿泊施設で気になる衛生面

健やかおもて

宿泊施設における畳の衛生面を気にする宿泊客は多い?

宿泊施設で和室を選ぶ理由として、赤ちゃんや小さな子どもが過ごしやすい、グループ旅行であれば布団を並べて皆で一緒に寝られるなどの点が挙げられます。他にも畳の上に荷物を広げたり、浴衣で寝転んで寛げたりと、和室ならではの良さはたくさんあります。

それだけに、直接身体に触れる「畳の衛生面」について気になる方は多いのかもしれません。そこでDAIKENは、2020年以降に国内旅行に出かけた111名へ、畳の衛生面に関する印象について独自調査を行いました。

古い畳を不衛生だと感じる宿泊客は6割

まずは宿泊施設の畳について、衛生面で気になったことがあるかどうかを聞きました。

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宿泊施設の畳について、半数弱の方が「衛生面で気になったことがある」と回答しています。次にその理由を聞いたところ、以下の回答が寄せられました。

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最も多かったのは「畳自体が古くて不衛生に感じる」で、6割でした。ダニやカビが気になる方が5割、畳に「不特定多数の人が触れている」ことが気になる方が4割強、畳の一部にシミや変色を見つけ、「こぼれた液体が染み込んでいる印象がある」と不安に思った方も4割強いらっしゃいました。宿泊者はさまざまなことが気になっていることが分かります。

機能性に優れた新素材の畳も

身体に直接触れる畳の表面は「畳表(たたみおもて)」と呼ばれ、古くから「い草」が使われています。天然素材ならではの香りや風合い・肌触りが魅力ですが、最近はい草に代わる新たな畳表の素材として、「樹脂」や「和紙」が注目を集めています。

樹脂製畳は汚れに強く手入れが容易であり、和紙製畳はい草に似た肌触りでカビやダニが発生しにくいなどのメリットがあります。宿泊施設で畳を採用する際は、それぞれの特性を理解して畳の素材を選ぶことが大切です。

「畳って何でできている?今どきオススメの畳表の素材とは」
https://www.daiken.jp/buildingmaterials/tatami/columnrhc/006/

コロナ禍以降、宿泊施設の選定理由が変わった方は約1/4

先ほどの衛生面に関する回答では、「畳に不特定多数の人が触れていること」を気にする方の存在も目立っていました。こちらは、新型コロナウイルスの感染不安が背景にあるのかもしれません。

そこで、コロナ禍前後で宿泊施設の選定理由が変わったかについても聞いてみました。

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多くの方が「変化していない」と回答する一方で、約1/4の方は「コロナ禍以降で変化した」と答えています。宿泊施設を運営する側にとって、これは見逃せない数字と言えるのではないでしょうか。

コロナ禍以降は「客室で過ごす時間」を重視し、接触リスクの低い施設を選ぶ傾向に

「コロナ禍以降で宿泊施設の選び方が変化した」と回答された方へ、具体的にどのような点を重視するようになったかを聞きました。

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6割以上の方が宿泊施設の混雑を気にしている他、自分たちの部屋で過ごす時間を重要視し、家族風呂、部屋食など、滞在中になるべく不特定多数の人と触れ合わないような施設を選びたいと感じていることが分かりました。

宿泊施設へ和室を設ける際は、「新素材の畳」もおすすめ

和室を利用する宿泊客のうち、畳の衛生面を気にする方は少なくありません。そこで、今後和室を検討する際は、優れた機能を備えた「新素材の畳」の導入を検討してはいかがでしょうか。ダニ・カビが発生しにくく、撥水性や耐久性に優れたお手入れが楽な素材の畳を選ぶことで、宿泊客に好印象を持ってもらえるでしょう。メンテナンスが容易になることで、従業員の作業効率を上げることにも貢献できます。

機能性にもデザイン性にも優れたDAIKENの「和紙畳※1」は、全て抗菌仕様です。全品目SEKマーク※2認証取得済で安心ですので、畳の採用をお考えの際は一度検討してみてください。

※1:DAIKENの和紙畳は、機械すき和紙を使用しています。コウゾ、ミツマタ等を使用した手すき和紙ではありません。
※2:SEKマークは、一般社団法人繊維評価技術協議会が自主基準を満たした機能加工繊維製品に対して付与している認証マークです。

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