床を白くしたい!ネックはある?
アイボリーとの違い、相性の良いインテリアやおすすめ製品も紹介

白い床は清潔感があり、洗練された印象をあたえてくれることから、憧れる方は多いでしょう。しかし、経年により汚れてしまわないか、飽きてしまわないか不安があり、決めかねている方もいるはずです。白い床の魅力と合わせて導入時の注意点と解決策をご紹介します。
目次
白い床の魅力とは
華やかなで洗練された印象のある白い床、多くの方が憧れをもつには理由があります。具体的な白い床の魅力に迫ってみましょう。
清潔感がある
白といえば、清潔感を感じさせる色です。トイレや洗面所など水回りにも多く使われるように、パッと目を引く白い床はフロア中にクリーンな印象をあたえてくれます。
部屋を明るく見せてくれる
白の輝きが、部屋を明るく見せてくれる効果もあります。床は部屋の中でも 特に面積が広く、目につく部分です。視界に必ず白が入ることで、部屋全体を明るく見せてくれます。自然光の入りにくい北向きの部屋などに導入すると、明るい印象の部屋づくりが可能です。
部屋に開放感をもたらしてくれる
白は膨張色なので床に取り入れると開放感をもたらしてくれます。狭い部屋の圧迫感を取り除いてくれるので、小さな個室への活用もおすすめです。
どんな家具とも合わせやすい
白はどんな色や材質にも合わせやすいです。このため、表現したい空間のテーマを自由に決めることができます。家具のトーンさえ統一すれば、床だけが浮くことなく調和してくれるため、ナチュラルに新しい家具も導入しやすいでしょう。
白い床の注意点と解決策
お部屋の床を白にしたいものの、ネックに感じられる理由に多いのが下記3つのポイントです。確かに気を使いそうなイメージを抱きますが、解決策もあるので、ぜひ注意点とあわせてご覧ください。
汚れや塵が目立ちやすい
白い床は、食べこぼしなどの汚れや塵・髪の毛といったゴミが目立ちやすい特徴があります。小さなお子さまやペットと暮らしている場合は、特に目につきやすいため、白い床の美しさが損なわれてしまうことも。
解決策
汚れに強く手軽にお手入れできる床材を選ぶと良いでしょう。さらに、白い床の美しさを保つために、こまめな掃除を心がけることが大切です。また、石目や木目といった柄が少し入っていると、汚れやゴミが目立ちにくくなるのでおすすめです。
素材によっては安っぽく見える
白い床といっても、材質によっては安っぽく見えてしまう場合があります。せっかく導入するなら、白のもつ美しさや高級感を惜しみなく発揮したいところです。白は特に、素材によっては重厚感を感じにくい色なので、床材を選ぶ時は実物を見て決めましょう。
生活感が目立ちやすい
白い床の上に服やカバン等の色物が散乱していると、通常の床よりも生活感が目立ってしまいます。ちょっとしたものを一時的に置いておくだけでも、散らかった印象に。特に片付けが苦手な方は注意が必要です。
解決策
白い床の美しさと清潔感を最大限に生かすには、整理整頓が大切です。こまめに片付ける習慣も大切ですが、自然と整理整頓ができる収納や空間づくりを心がけましょう。
白と似ている色 アイボリーの違いとは?

床やインテリアなど、白だと思っていたら別の色の名前がついていて「おや?」と思ったことはありませんか? 実は、白にはいくつか似た色があります。ここでは、白と白の類似色の違いと使い分けについて説明します。
色の表現方法と白
色の表し方には赤・緑・青を使う表現方法(光の三原色)があります。これは、ディスプレイに映る光の色を表現する方法です。三つの色の混ざり方次第で1000万以上の色の表し方ができます。
「光の三原色」でいうと、白は赤・緑・青がそれぞれ100%混じりあった色です。この赤・緑・青の量が少し変わることで、白に似た色のバリエーションができあがります。
また、「光の三原色」とは別に「色の三原色」という、印刷向けの色の表現方法もあります。色の三原色ではシアン・マゼンタ・黄(+黒)で色を表現します。光の三原色とは対照的に、色の三原色では白はすべての色が0%である(色がない)という形で表現されます。
白の類似色
それでは、白の類似色についてみてみましょう。
- アイボリー
アイボリーは白に比べて青味が少なく、黄色がかって見える色です。光の三原色でいえば、赤と緑を100%、青を100%よりも少し少なくするとアイボリーになります。 - ベージュ
アイボリーよりも濃い黄色に見える色です。赤と緑に対して青の比率が少ないのはアイボリーと同じですが、それぞれの色の%はアイボリーよりも低く抑えられています。 - ゴーストホワイト
白の中に紫が少し混じったような色です。アイボリーとは逆に青を100%にして赤と緑の比率を押さえると、ゴーストホワイトになります。
フローリングなど床材のバリエーションを考えるとき、アイボリーやベージュなど白に類似した色を候補にあげるのもおすすめです。
例えば、アイボリーのフローリング・床材は混じり気のない白よりも温かみがあり、黄色味が強いベージュよりも淡い雰囲気を持っています。白いフローリングのデメリットが気になる場合は、少し色味が付いているアイボリーの床材の採用も検討してみてはいかがでしょうか。
また、白とアイボリー・ベージュは同系統の色のため、相性がとても良いです。どちらかをフローリングの床材に、どちらかを家具などのインテリアとして組み合わせてもしっくりきます。
白い床に合わせたインテリアのアイデア
白は様々な色柄や素材とマッチする柔軟さをもっています。中でも相性がよく、洗練された印象になるインテリアをご紹介します。
素材の異なる白を組み合わせてスタイリッシュモダンに
同じ白でも、異なる素材感をもつ白を重ねることでスタイリッシュモダンな空間を演出します。壁材には凹凸のある素材や質感を取り入れることで、空間にアクセントを加え 、いきいきとした印象をあたえます。家具や備え付けの建材をシンプルなデザインのものにすると、洗練された美しさを生み出し都会的な印象に。カーテンやソファなどのファブリックはグレー系に統一すると、よりスタイリッシュにまとめられます。
陶器やシャンデリアでエレガントに
白い床をうまく利用してエレガントな部屋づくりも可能です。クラシカルなインテリアを合わせることで、中世ヨーロッパのお城を思わせる高貴で気品溢れる世界観に。陶器の花瓶にバラを生けたり 、シャンデリアを設置したり、とことん豪華な装飾に挑戦してみましょう。存在感のあるインテリアを扱うので、壁紙や家具は白で揃えると統一感のあるエレガントな空間を構築できます。
パウダーカラーとガラス素材でエレガントモダンに
優雅さや上品さをもちながらも、現代風の洗練された雰囲気を併せ持つスタイル、エレガントモダン。エレガントな空間づくりを基盤に置きつつ、淡い色合いの壁紙やドアを取り入れることで、優雅さの中に柔和な表情があらわれ、中世ヨーロッパ風と現代風が調和する新しい空間が生まれるのです。アクセントとして、ガラスやアクリルといった透明感のある素材をインテリアに加えることで、よりおしゃれな空間ができあがります。
牛革やスモーキーカラーでヴィンテージMIXに
白はヴィンテージやレトロな風合いにもよくマッチします。白い床が空間に適度な明度をあたえることで、ヴィンテージやレトロ風のインテリアのもつ重厚感をほどよく和らげてくれるのです。牛革やハードな素材を使ったソファやスモーキーカラーの家具を合わせれば、おしゃれなヴィンテージ空間の出来上がりです。レトロ風のインテリアに切り替えれば、ブルックリンのアパートのようなレトロな空間をつくり上げることもできます。
パステルカラーを取り入れてソフトカントリーに
木の風合いを生かしたカントリー調のインテリアに、パステルカラーやグレイッシュカラーを部分的に取り入れることで、ソフトカントリーのお部屋ができあがります。かわいらしいカラーが白い床とマッチして、やわらかな印象をあたえます。リビングや子ども部屋に取り入れることで、包み込むような優しさを感じながら過ごすことができます。
白い床のインテリア事例について
白い床の魅力をより際立たせるためには、家具や壁材とのコーディネートが大切です。ここでは、白い床とのインテリア事例を8つ紹介します。写真とご自身のイメージを照らし合わせて、理想的なコーディネートを目指しましょう。
素材感の違いが生み出す洗練された空間

ホワイトの輝きを放つ床材は、『ハピアフロア 石目柄 Ⅱ(鏡面調仕上げ)』。やや光沢のある輝きが印象的です。壁材には、凸凹とした質感の『グラビオエッジ フルッソ』を採用しています。ソファや椅子にはグレー、照明にはブラック、といったように家具の種類ごとに色彩を揃えることで、統一感のある空間をつくり上げています。
ホワイトに整えた空間をグレーで彩るスタイリッシュモダン

床材には、『ハピアフロア 銘木柄』」の<アッシュ柄>を採用。オフホワイト寄りのカラーと落ち着いた木目柄が温かみをあたえます。扉やキッチンなどはホワイト系で統一しつつも、ソファにグレーを取り入れることで、空間を引き締めスタイリッシュな印象に。TV裏のデザイン壁材とソファの革の質感が、アクセントとなって空間を彩ります。
ホワイトの美しさにブラックを基調としたインテリアでモダンな空間に

白と黒を中心にしたインテリアで、モダンな空間を演出します。大きな特徴は、ドアと床に光沢のある材質を採用しているところ。ホワイトがもつ清潔感と美しさが、光沢によってより強く印象づけられます。床材は、『ハピアフロア 石目柄Ⅱ(鏡面調仕上げ)』の<ディペスコホワイト>。壁紙や家具にブラックを採用することで、空間にメリハリをあたえます。
壁と床の質感の違いが空間をスマートに演出

壁には『グラビオLS石目・抽象柄』を、床には、『ハピアフロア 石目柄 Ⅱ(鏡面調仕上げ)』の<ディペスコホワイト柄>を採用。どちらも柄物で質感が異なりますが、バラつきが生まれずスマートさを演出しています。空間の調和を乱さないよう、冷蔵庫はシルバーに。テーブルの木の質感がさらにスタイリッシュな印象をあたえます。
ホワイトとベージュでエレガントな美しさを

『ハピアフロア 石目柄 Ⅱ(鏡面調仕上げ)』<カルカッタホワイト柄>の床材は、光を美しく照り返す光沢をもちます。床材のもつ美しさを十分に発揮するために、家具はベージュ系のカラーで統一。カーテンにもホワイトの主張しない落ち着いた色彩を採用しています。床材を主役としたエレガントな空間づくりとして、ぜひ参考にしてください。
白を主役にした空間にブルーで静かなアクセントを

『ハピアフロア 石目柄 Ⅱ(鏡面調仕上げ)』の<カルカッタホワイト柄>の床に、真っ白なピアノと<ネオホワイト>の『防音ドア』を合わせました。空間の大きな特徴は、白だけに統一せずほのかなブルーを取り入れているところです。壁やソファに取り入れた落ち着きのあるブルーが静かなアクセントとなって、飽きのこない空間に仕上がっています。
白でさりげなく明るさを加えたヴィンテージミックス

明るい木の風合いが美しい『ハピアフロア 銘木柄』の<アッシュ柄>の床材。床に明度の高すぎない白を採用することで空間全体がうまく調和させています。空間を仕切る間仕切戸は、『ハピア ラインフレーム 格子採光』の<ブラック>。格子やスポットライトにブラックと金属を採用することで空間を引き締め、ヴィンテージ調に仕上げています。
ホワイト系を基調にソフトカントリーな空間を

『ハピアフロア トレンドウッド柄』の<コットンベージュ>は、ホワイト系の木目柄床材です。落ち着いた木の風合いと白さが、おだやかで愛らしいインテリアとマッチしています。収納は、床材の柄に合わせて木目柄にすることで、空間にカントリーな彩りを追加。部分的にピンクを取り入れることで、かわいらしさを演出しています。
白色を長くきれいに保てるDAIKENの床材がおすすめ
お部屋に清潔感や開放感をあたえてくれる白い床には憧れるものですが、汚れや塵、または生活感などが目立ちやすいことから導入を迷いがちです。
DAIKENの床材は汚れに強く簡単にお手入れが可能。白い床の悩みである汚れやホコリ等の目立ちやすさをカバーします。白にも様々な色柄をご用意しており、生活感の目立たない高級感のある質感もお楽しみいただけます。
自宅に白い床を取り入れて、スタイリッシュモダンやエレガントな空間を実現したい方は、ぜひ一度DAIKENにご相談ください。
※ここに掲載されている情報は2024年8月時点のものであり、最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。