畳って何でできている? 今どきオススメの畳表の素材とは 畳って何でできている? 今どきオススメの畳表の素材とは

畳って何でできている?
今どきオススメの畳表の素材とは

日本の住まいに古来より使われている伝統的な床材といえば、畳。
畳の上で過ごす時間は、穏やかで心和みますね。
そんな畳も、現代の住宅事情やトレンドによって、形式や素材などの仕様が変化しています。
特に「畳表(たたみおもて)」と呼ばれる表面の素材は身体に直接触れる部分ということもあり、正しい知識を持っておくことが畳を選ぶ上で非常に役立ちます。
今回は、様々な種類の畳について、その特徴や魅力をお伝えしていきます。

目次

日本古来の床材、畳は何でできている?

まずは、日本古来の床材である畳について、種類や素材を詳しく見ていきましょう。

畳は日本独自の床材

日本独自の床材でもある畳の歴史は古く、奈良時代に作られた古事記には畳に関する記述があり、平安時代には現在の厚みのある畳に近いものが存在していたようです。当時は畳の厚みや縁などの規格が権力の象徴となっていたという説もあります。

畳のタイプを簡単に説明:通常の畳と置き畳

畳には大きく分けて、通常の畳と置き畳の2つのタイプがあります。
通常の畳は、従来の和室に使用されている厚みのある敷き込みタイプのものです。
置き畳は、フローリングの上などに置くことができる薄型のもので、正方形・半畳サイズのものが一般的です。

どちらのタイプにも欠かせないのが畳表=体に直接触れる畳の表面

どちらのタイプにも欠かせないのが畳表=体に直接触れる畳の表面

畳の構成で欠かせないのが、畳表といわれる畳の表面を構成するパーツです。
通常の畳・置き畳、どちらのタイプも畳表の素材によって、雰囲気や使い勝手が変わります。
畳表は畳を踏みしめた時、身体を横にした時など、直に触れる部分ですので感触や肌触りなどをよく確かめて選択することが大切です。

伝統的な畳表の素材はい草

伝統的な畳表の代表的なものは「い草」と呼ばれる植物でできています。
畳特有の色や香りは「い草」ならではのもの。畳と聞くと多くの人が「い草」の畳をイメージすることでしょう。

次に「い草」にはどのような特徴があるのかをご紹介します。

代表的な畳表の素材、い草の特徴

代表的な畳表の素材、い草の特徴

「い草」は古くから畳表に使われてきました。天然素材としてのメリットは大きいですが、その分デメリットもあります。

い草の畳のメリット・デメリットを紹介

【い草のメリット】

・天然素材ならではの色や香りを楽しめる
畳の部屋にいるだけで、なんだか心穏やかになりますね。い草を使った畳の緑色や香りには、気持ちを落ち着かせる効果があると言われています。
・肌ざわりが心地良い
素足でふれたときの肌ざわりの良さ、ほどよいクッション性はとても魅力的です。
・調湿作用がある
い草には水分を吸収したり放出したりする性質があり、部屋の調湿をしてくれます。これにより、季節に応じて快適な空間を実現する効果がもたらされます。

【い草のデメリット】

・日光に弱く変色しやすい
い草には直射日光を浴びると日焼けして、変色や褐色化しやすい性質があります。
・吸湿性があるためシミになりやすい
空気中の水分を吸収する一方で汚れも吸収しやすく、シミになりやすいというデメリットがあります。
・耐久性に不安がある
経年により、ささくれ立ち、畳表の裏返しや交換が必要となります。
・カビやダニが発生する場合がある
日頃のメンテナンスを怠ることが、カビやダニの発生原因になってしまうことがあります。

機密性の高い現代の住宅に合った畳表は?

現代の住宅は昔と比べて気密性に優れているのが特徴です。そのため、結露などの問題が起こり、これまでよりも室内の湿気対策が必要となっています。

こうした住宅事情を受けて、い草とは違う新たな畳表の素材が登場しました。

現代の畳表にはい草以外の素材も

現代の畳表にはい草以外の素材も

最近、現代の住宅事情にマッチした畳表として注目を集めているのが、樹脂や和紙※といった素材です。

※DAIKENの和紙畳は、機械すき和紙を使用しています。コウゾ、ミツマタ等を使用した手すき和紙ではありません。

樹脂製や和紙製の畳表とは

樹脂や和紙の畳表とはどのようなものでしょうか。それぞれを詳しく見ていきましょう。

【樹脂製畳】
樹脂製の畳とは、主にポリプロピレンを使用したものです。
最大のメリットは水や汚れに強いこと。プラスチック系の素材なので、耐水性や耐久性が高く、お手入れがラクな点が魅力です。
【和紙製畳】
和紙製の畳とは、和紙を紡いで作られた畳です。
和紙の畳はい草のメリットを受け継ぎ、紙という自然素材を利用している安心感があり、肌ざわりもい草の畳に近く、人気を集めています。

和紙畳の魅力を解説

和紙畳の魅力を解説

新しい畳表として注目を集める和紙畳の特徴と魅力を、機能、デザイン面の2つに分けてお伝えします。

【機能面】

・色褪せしにくい
日差しによる退色や変色は、ほとんどありません。和紙畳なら日当たりの良い部屋でもい草に比べて長く畳ライフを楽しむことができます。
・カビやダニが発生しにくい
和紙畳は、い草畳と違ってカビやダニの発生がほとんどありません。湿度や温度が変化しやすいお部屋にもおすすめです。
・傷つきにくい
い草畳に比べて耐久性が高く、傷がつきにくいので、美しさを長く保つことができます。
・撥水性が高い
和紙畳は表面が樹脂でコーティングされているため、水に強い点も魅力です。もし、水や飲み物をこぼしてしまってもサッと拭き取れるので、小さなお子様のいらっしゃるご家庭でも安心です。
・表面が剥がれにくい
い草畳は、経年により表面が剥がれてくることがあります。耐久性の強い和紙畳なら、その心配は少なくなります。
・お手入れがラク
毎日のお手入れは、なるべく簡単に済ませたいものですね。
水拭きが不向きな、い草畳と違い、和紙畳はかたくしぼったぬれ雑巾で軽く拭いたり、掃除機がけも可能です。

直に座る畳だからこそ、お手軽に清潔さを保てるのは嬉しいですね。

【デザイン面】

・色が豊富
和紙畳は、い草畳に比べて色のバリエーションが豊富です。い草畳をイメージした緑色はもちろん、白やベージュ、ダークなブラウンなどの色が数多くラインアップされています。
インテリアのイメージに合った好みの色がきっと見つかるでしょう。
・柄が豊富
単色だけでなく、市松模様や、複数の色を取り合わせたものなど、柄のバリエーションも楽しめます。
伝統的な雰囲気づくりはもちろんのこと、これまでの畳が持っていた概念を一新するような、モダンでおしゃれな空間を演出することも可能です。

今回は、畳について畳表の素材を中心に、種類や特徴をお伝えしました。
「い草畳」のメリットを継承しつつ、その機能性をアップした「和紙畳」には、今後もさらに期待したいところです。

畳の部屋で過ごす穏やかな時間は、格別なものですね。
快適な畳ライフを送るために、機能性とデザイン性を兼ね備えた「和紙畳」を検討してみてはいかがでしょうか。

※金額は全て目安になります。実際の現場状況や時期によって価格は変動します。詳しくはお近くの施工店様にご相談ください。

※ここに掲載されている情報は2022年8月10日時点のものであり、ご覧いただいている日と情報が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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