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アスベスト分析に関してよくあるお問合せ

アスベスト分析 Q&A

  • Q1: どのような場合にアスベスト(石綿)分析が必要になるのですか?

    A1: 2020年7月1日に「大気汚染防止法」及び「石綿障害予防規則」の一部が改正され、建築物・工作物の解体、
    改修工事に対する石綿規制が強化されました。
    建築物の解体・改修工事では、アスベスト(石綿)の有無を事前に確認し、アスベストが含まれている場合は飛散防止措置、
    作業員のばく露防止措置、分別廃棄等をおこなうことが必要になります。
    事前調査(書面調査や現地調査)によりアスベストの含有の有無が明らかにならなかった場合には、分析調査を行う必要があります。
    詳細は厚生労働省の石綿総合情報ポータルサイト(https://www.ishiwata.mhlw.go.jp/)をご参照ください。

  • Q2: 石綿の分析方法はどのように行われているのでしょうか?

    A2: JIS A1481-1(2016)「建材製品中のアスベスト含有率測定方法-第1部:市販バルクからの試料採取及び定量的判定方法」、
    JIS A1481-2(2016)「同第2部:試料採取及びアスベスト含有の有無を判定するための定性分析方法」、
    JIS A1481-3(2014)「同第3部:アスベスト含有率のX線回折定量分析方法」に基づき分析します。
    分析対象の石綿は下記の6種類です。(2008年2月6日付:基安化発第0206003号)
    (クリソタイル、アモサイト、クロシドライト、トレモライト、アクチノライト、アンソフィライト)
    仕上塗材と下地調整塗材に係る作業をする場合には、塗材のどの層に石綿があるのかを明らかにして、工法・作業を選択する必要があります。
    DAIKENの環境測定・分析サービスでは、偏光顕微鏡(PLM)、X線回折装置(XRD)、元素分析走査型電子顕微鏡(SEM-EDS)の3種類の分析機器によるクロスチェックにより、精度の高い層別分析結果をご提供します。

  • Q3: 石綿分析のために必要な試料の大きさや量はどのように決められていますか?

    A3: 試料の大きさや量は、建材の種類に応じて異なります。建材中の石綿含有分析をスムーズに行うため、試料は以下の大きさ、量での採取をお願いいたします。

    ・吹付け材・保温材のようなやわらかい材料 : およそおよそ10㎤(2x2x2cm角)程度を3か所から採取してください。
    ・板状で比較的硬い材料 : およそ合計100c㎡(10x10cm)程度となるように、3か所から採取してください。
    特に床タイル、長尺シートなどについては、接着層も極力含んだ形で必要量の採取をお願い致します。
    ・塗材は下地調整材も含め、層構成が分かるように、およそ合計100c㎡程度となるように、サンプルを採取してください。

    【分析において望ましい、塗材サンプルの例1】

    【分析において望ましい、塗材サンプルの例1】

    【分析において望ましい、塗材サンプルの例2】

    【分析において望ましい、塗材サンプルの例2】
    ・粉々になっておらず、層構成が分かる。
    ・表面塗料~下地調整材まで各層を含む。
    ・分析にあたり十分な量が確保されている。

    【分析において望ましくない、塗材サンプルの例1】

    【分析において望ましくない、塗材サンプルの例1】
    ・粉々になっていたり、量が少なかったりすると層別観察ができません。
    (どの層に含まれているかが分析できません。)

    ・採取した試料はそれぞれチャック付きの透明袋など密封容器に入れ、試料番号、採取年月日、採取物件名、
    採取場所(部位)、その他特記事項を明記し、さらに3ヶ所分をまとめてチャック付きの透明袋などに入れて下さい。
    ※採取の際、必要な保護具などをご使用の上、粉じんの飛散、ばく露のないよう十分ご注意下さい。
    ※詳しくはJIS A 1481 規格群に記載の採取方法をご確認下さい。

    その他、試料の採取にあたり、ご不明な点がございましたらご遠慮なくお問合せください。

    【1試料3か所採取の梱包例】

    検体を入れる

    検体を入れる

    二重に袋に入れる

    二重に袋に入れる

  • Q4: 石綿分析の試料を送付する場所はどこですか?

    A4: 〒702-8045 岡山市南区海岸通2-5-8 大建工業(株) R&Dセンター 環境測定・分析サービス 宛にお送りください。

  • Q5: 石綿分析の結果は通常、どのくらいの時間で報告されますか?

    A5: 速報のご報告は試料到着後2~3営業日、結果報告書の発送は5~10営業日となります。
    ただし、混み具合などによって変動することがございますので、お急ぎの場合は事前にご相談をお願いいたします。

  • Q6: 分析費用の支払い方法はどのようになっていますか?

    A6: お支払いは、決済代行会社の株式会社ネットプロテクションズ(以下NP)への後払いとなります。この場合、請求代行のため代金債権はNPへ譲渡されます。
    NPより翌月月初に請求書をお送りしますので、指定日までに銀行振込みをお願いいたします。なお、銀行振込手数料はご依頼者様のご負担となります。
    ※お取引の形態により、弊社から直接ご請求をさせていただく場合もあります。

  • Q7: 個人情報の取り扱いについて、どのようなポリシーが適用されていますか?

    A7: 見積り依頼書、分析依頼書にご記入頂いた個人情報は当社からNPに提供され、NPプライバシーポリシー(https://corp.netprotections.com/privacypolicy/) に従い、サービスに必要な範囲で利用されます。
    また、当社で定めるプライバシーポリシー(https://www.daiken.jp/terms/privacypolicy.html)に従い、当社が取り扱う製品・サービスの引受および契約の履行や当社が取り扱う製品・サービスのご提供 およびご案内等に個人情報を利用させていただきますます。これらに予めご同意の上、弊社へ見積り依頼、測定・分析依頼をお申し付け下さい。

お問い合わせ・ご相談は(日本全国に対応いたします。)

  • R&Dセンター 環境測定・分析サービス 作業環境測定機関 種別:第5(有機溶剤) 機関登録番号33-18
  • 〒702-8045 岡山市南区海岸通2丁目5番8号
    受付時間:平日9:00~17:30
    (土・日・祝日・年末年始・お盆は休みとなります。)