【第1回】未就学児の保護者111名に聞いた「幼保施設の選び方」

幼保施設 選び方

保護者はわが子を通わせる幼保施設をどうやって選んでいる?

保育所・幼稚園・認定こども園(以下、幼保施設)は子どもが1日の大半を過ごす場所であり、保護者としては子どもを安心して預けられる施設を選びたいものです。

保育ニーズの多様化から幼保施設の開所時間は長時間化し、保育所、幼稚園、認定こども園など預け先の選択肢も増えました。保護者から選ばれ続ける施設であるために何へ注力すべきなのか、運営側や施設設計者は気になるところではないでしょうか。

そこでDAIKENは、幼保施設へ通う子どもをもつ保護者111名に「わが子の通う幼保施設をどのようにして選んだのか」を独自調査しました。

まずはアンケート対象者へ、お子さんが通う幼保施設について聞きました。

幼保施設 選び方

通っている幼保施設の中で、一番近いものを質問したところ、私立幼稚園(30.6%)と認可保育所(31.5%)が約3割、認定こども園が約2割(18.9%)、公立幼稚園が約1割(11.7%)という結果でした。

近年は私立幼稚園・保育所の開所時間が長時間化する傾向にあります。保育園に並び、通常の保育時間外に子どもを預かる「預かり保育」を実施する私立幼稚園を選ばれる方が多いことがわかります。

約半数の保護者が決めるまでに2~3園見学している

次に、わが子を通わせる幼保施設を決めるまでに何園くらい見学をしたのか聞きました。

幼保施設 選び方

約半数(48.6%)の方が2~3園見学したと回答し、多い方では6園以上見学しています。見学は1園のみ(17.1%)、または見学せずに決めた(18.0%)という方もそれぞれ約2割いました。

保護者は保育士や園の雰囲気を一番重要視している

そして、わが子を通わせる幼保施設を選ぶ際に一番重要視していた点を聞きました。

幼保施設 選び方

保育士の表情や園の雰囲気が良いか(24.3%)や、保育士が子どもに丁寧に接しているか(21.6%)を重要視している保護者が約半数にのぼりました。他には保育内容をオープンにしているか(16.2%)や、設備面の充実ぶり(15.3%)も高いポイントと言えるようです。

ここで幼保施設を選ぶ際に見学した園の数と、選ぶときに一番重要視していた点を比較した表を見てみましょう。

幼保施設 選び方

見学した園の数が少ない保護者は設備や園庭も重要視し、あちこちの園を見学した保護者は保育士の様子や保育内容を重要視する傾向が見られます。

また、保育内容をオープンにするにはいつ保護者から見られてもよいよう、清潔さを保つことが重要です。いつでも園内の隅々まで綺麗で、かつ清潔に保てるように建材選びを工夫することも一案と言えるでしょう。

業務負担を減らして、保育士の労働環境改善へ

幼保施設の見学時には、園や保育士の雰囲気(24.3%)や子どもへの接し方(21.6%)に注目する保護者が多いことが分かりました。保育士の表情が明るく子どもに優しく接している姿は、大切なわが子を預けるうえで大きな安心材料となります。

しかし、保育士が担当する業務は幅広く、通常の保育業務に加えて事務作業、清掃、それにコロナ禍以降は丁寧な消毒作業も求められます。そうすることで保育士への負担はぐっと増え、子どもへの接し方に余裕がなくなったりすることもあるでしょう。

そこで検討したいのが、掃除しやすかったり、汚れや傷に強かったりするなど、機能性に優れた壁材の導入です。近年では、抗菌性能を持った建材、消毒剤などの薬品によるダメージを受けにくい建材などもあります。掃除や消毒にかかる負担を減らすことにより、保育士が子どもと接する時間も増やすことができるなど、多方面において効果が期待できるのではないでしょうか。

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