マンションの収納が足りない時の工夫とは?少ないスペースも有効活用 マンションの収納が足りない時の工夫とは?少ないスペースも有効活用

マンションの収納が足りない時の工夫とは?
少ないスペースも有効活用

マンションの収納スペースは戸建て住宅と比べると少なく、リフォームなどをしない限り収納自体を増やすことはできません。適切な収納をしないとモノが散らかりやすくなってしまいます。

実際に住まいを作る上で、収納は重要です。人生100年時代と言われている今、長期的に住むことを考慮し、高齢者の方でも簡単に収納ができるような住宅設計が大切です。

本記事では、マンションで収納が足りない時の工夫や収納スペースを有効活用するためのアイテムなどを紹介します。

マンション住まいで収納が足りなくて困っている方や、マンションリフォームに関わる方は是非参考にしてみてください。

目次

マンションの収納が足りない理由とは?

マンションの収納が足りない理由とは?

収納スペース以上に物がある

収納が上手くできない理由として多いのは「モノが多すぎること」です。自分が管理できる以上のモノを所有しているため、すべてを把握しきれなくなります。なかでも今までに着た服やモノを「もったいないから」という理由で、なかなか捨てられない方が多いです。そのため、新しいものを買うたびに際限なく家の中にモノが増えていきます。

「いつか使うかもしれないから」と服やモノを捨てられないという方は、思い切って断捨離をしてみるのはいかがでしょうか。今となっては着られない服や使う機会がないモノが、たくさんあることに気づけます。思い出の服や状態の良いものはリサイクルショップに持ち込めば、あなたの代わりに使ってくれる人が現れるかもしれません。

収納スペースを有効活用できていない

普段忙しい生活に追われていると、適当なところに服を掛けたり、区別をせずにモノを置いたりしてしまう方が多いです。しかし、マンションの収納スペースは限られているので収納する際には決まった場所に適切な量のモノを収納しないと、収納スペースからモノがあふれてしまいます。

収納スペースの中に、さらに収納ボックスなどを設置してアイテム別に収納し、日頃から出し入れしやすいような工夫をして整えておきましょう。

収納スペースがそもそも少ない

残念ながら、そもそも収納スペース自体が少ないという場合もあります。この場合、不要なモノは思い切って処分しましょう。処分後に残った服やモノが収まり切れていない場合には、簡易収納スペースを作ったり、モノを収納スペースの外に置いたりする方法を考えないといけません。それでも限界がある場合は、リフォームで造り付けの収納スペースをつくることをおすすめします。

マンション収納の工夫を場所別に紹介

リビング収納の工夫

家族が集合するリビングはモノがあふれ散らかりやすい場所です。散らからないようにするリビングの収納アイデアを紹介します。

・色や形を統一した収納ケース
モノが増えて雑然としやすいリビングの収納には、収納ケースを活用して整理整頓をしてみましょう。棚の形にピッタリ合う収納ボックスを配置するだけでも、整えられた空間になります。収納ボックスの素材や形で部屋の印象も変わるため、組み合わせも考えて配置するのがオススメです。
・書類のラベリング
手紙や製品の取り扱い説明書など、書類の管理に頭を悩ませることも多いです。大切な情報を見落とすことがないように、書類の収納にはクリアファイルを上手く活用しましょう。クリアファイルに入れた書類は、インデックスシールで仕分けをすることで必要な書類が一目瞭然です。普段クローゼットに収納している書類はキャスター付きの収納ボックスを使えば取り出しもスムーズになります。
・カゴを活用する
リビングで読書を楽しむという方も多いですが、読みかけのまま放置された本や雑誌は部屋が散らかる原因になります。カゴを一時的な収納場所にするのが手軽でオススメです。
自然素材を編み込んだカゴは、部屋に温もりを与えてくれるインテリアとしても魅力的です。持ち手付きなら移動も簡単なためオススメです。

キッチン収納の工夫

モノが増えやすいキッチンは、雑然とした印象になりやすい場所です。収納をおろそかにすることで必要なものが取り出しづらかったり、どこに何があるのか把握できなかったり、料理中も手間取ることが増えてしまいます。以下では、快適なキッチン環境を整えるための収納アイデアを紹介します。

・直置きしない吊るす収納
コンロ周りやワークトップに調味料などを直置きする人も多いです。しかし、直置きはスペースをとり汚れが溜まりやすく掃除の手間もかかります。そこでオススメしたいのが、壁面にキッチンラックを設置するなどの吊るすオープン収納です。コンロ周りのスペースをとることなく掃除も楽です。また、必要な調味料やキッチンツールを取り出しやすく収納できます。
・詰め替え収納
醤油やオイルなどの調味料、小麦粉などの粉ものは容器の大きさやパッケージのデザインもまちまちです。色や形を統一した容器に詰め替える、詰め替え収納なら少しのスペースで見た目もスッキリします。取り出す際も分かりやすくおすすめです。
・頻繁に使う食器の配置を変える
献立にあわせて食器棚の奥から必要な食器を取り出すのは意外に手間がかかります。頻繁に使う食器は、食器棚の取り出しやすい場所に移動しましょう。使い勝手も良くなり、料理のしやすさにもつながります。

洗面・脱衣所の収納工夫

洗濯機を置いている洗面所は、収納に利用できるスペースも限られてしまいます。洗濯機の上を収納スペースとしてうまく活用しましょう。以下では、上手くスペースを活用するための収納アイデアを紹介します。

・収納ボックスで隠す収納
洗剤やハンガー、洗濯物など洗濯機周りは見せたくないもので散らかりやすいのが難点です。そんな時は洗濯機の上に収納棚を設置し、そこに置いた収納ボックスを使って隠す収納を徹底してみましょう。色と形を揃えたファイルケースや収納ボックスを活用して、見せたくないものは徹底的に隠しましょう。ざっくり収納したいときには大きめの収納ボックスが使い勝手もよくオススメです。
・ボトルを入れ変えて統一感をだす
洗剤のパッケージがバラバラなのは視覚的にノイズになりやすいものです。おしゃれなボトルに統一して詰め替えることで、生活感が出やすい洗濯機周りも洗練された雰囲気にしてみましょう。空間もスッキリして見えるためオススメです。

クローゼット・押入れの収納工夫

モノを多く入れるためのスペースが圧迫されやすいのが押入れやクローゼットです。しかし、空間を分割して把握するだけでどこに何を入れるべきなのかおのずと決まりスッキリと収納できます。
使いやすくするポイントは、上部のスペースには使用頻度が低く比較的軽いものを収納しましょう。ホコリがかぶらないようにフタ付きのバスケットやボックスなどに入れておくのがオススメです。

目線に近く使いやすい中段のスペースには、使用頻度が高い洋服や小物を収納しましょう。ハンガーパイプなどを使用して、ロング、セミロング、ショートといった洋服の丈を合わせて長さ別に吊るすと、洋服下の空間を活用しやすくなり無駄な隙間なく空間を有効的に使えます。

下部のスペースには、中段のものよりは使用頻度が低いものや吊るせないものを収納しましょう。キャスター付きの引き出し収納ケースを使えば、出し入れがスムーズになり、見た目もスッキリとした印象になります。

マンション収納に困った時のおすすめアイテム8選

収納の具体的なアイデアをキッチン、洗面所、浴室、トイレ、クローゼット、玄関などの場所別に見ていきましょう。少しのアイデアですっきりと片付けることができ、きれいな状態をキープしやすくなるため是非試してみてください。

1.キースタンド

カギは家や自転車、車など家族が数個ずつ持っていることが多いです。置くだけだとすぐ散らかって見えてしまったり、取り出そうとすると絡まったりしてしまうため、カゴやお皿などに置くよりも、フックなどにかける収納がオススメです。

2.座れるシューズボックス

座面の下が棚になっていて靴置き場として使える便利アイテムです。扉がないのでよく履く靴をここに手軽に収納できます。天然木素材などを選ぶと玄関の雰囲気も良くなります。

3.濡れたままかけられる傘立て

玄関に置くからとコンパクトな物を選びがちな傘立てですが、雨の日は濡れた傘を無理やり畳んで収納することになります。そこでオススメなのが濡れた傘でも掛けるだけで干す&片付けが同時に完了する濡れたままかけられる傘立てです。玄関に置いてもごちゃつかないデザインが多く手間などを省いた実用的なアイテムです。

4.大きさの違いがある小物入れ

リモコン、ハサミ、ペンなど数が多くてバラバラになりやすい文房具をすっきりさせるには、大きさの違いがある小物入れがオススメです。大きなポケット、中くらいのポケット、小さなポケット、浅めのポケットとさまざまな大きさのケースがひとつになっていることでモノの大きさや形状によって分けて収納が可能です。文房具は無くしやすいため、仕事でよく文房具を使う方やお子様のいるご家庭にオススメです。

5.ワイパーキャッチ

フローリングの拭き掃除に利用している人も多いフロアワイパーなどのお掃除道具は、立てかけているだけだといつの間にか倒れていたり、バランスをとって置いたりと無駄な労力がかかります。そこで活躍するのが、壁に貼り付けるタイプのキャッチフックです。壁掛けしておけば、使うときも片付けるときもスムーズに出し戻しが可能なため、ストレスも少なくなり、収納スペースも新たに設置する必要がないためオススメです。

6.アクリルスタンド

トレーやまな板、ランチョンマットなど平たい形状のものの整理に便利なのが、立てる収納であるアクリルスタンドです。トレーを1枚ずつ立てるのに丁度良い仕切り幅のモノを選びましょう。仕切り自体も丈夫で、しっかりとトレーを固定してくれるモノを選ぶこともポイントです。

7.有孔ボード

お玉やフライパン返し、菜箸など調理ツールは種類が多いため、乱雑になることがあります。引き出しに収納してしまうとスムーズに取り出せないため、有孔ボードに引っ掛けて収納する方法がキッチンでの家事をスムーズにします。有孔ボードは便利なだけではなくボードの設置でキッチンの見栄えが大きく変わります。フックやケースなどの専用パーツが豊富なところもオススメです。

8.バスケット

玉ねぎやじゃがいもなどの常温保存できる野菜、根菜類を置くスペースはなかなか既存のレイアウトの中では見つけにくくまとまらないことが多いです。 バスケットを用意することでコンパクトに収納できます。通気性が良く重たい根菜を入れても持ちやすく揺れません。箱や紙袋より見た目もスッキリします。ストックしておきたい他の食材やお菓子入れにも使えます。

マンションのおすすめ収納リフォームとは?

壁面収納リフォームがおすすめな理由3選

壁面収納リフォームがおすすめな理由3選

1.デザインに統一感がでる

既成の壁面収納では隙間が出来てしまいますが、リフォーム時に作り付けの壁面収納を設置すれば、部屋の高さや横幅に合わせたサイズで作ることができ、隙間なくきっちり収めることが出来ます。また収納扉の色柄なども自由に選択できるので、フローリングや建具、壁紙などとトータルコーディネートも可能です。

2.収納目的に合わせて機能が選べる

収納の目的は、壁面収納を設置する部屋により異なってきます。家族の共有スペースであるリビングとプライベート空間である寝室、洋室や子供部屋では収納物も異なってきます。壁面収納には、棚や引き出しをはじめとして、デスクを併設したり、テレビ台となったりと様々な機能があります。例えば壁面収納の一部をテレビ台として利用する場合、配線をスッキリさせる工夫をしておくとお掃除なども簡単になります。収納目的に応じた適切な機能を選択するようにしましょう。

3.地震に備えた壁面収納を選べる

壁面収納のうち構造躯体にしっかりと固定するタイプは、万が一の地震でも収納物が倒壊する危険性が低くなります。また、開き扉や引き出しに耐震ロック、耐震ラッチなどをつけることで収納物の落下を防ぐこともできます。

壁面収納リフォームの種類と費用相場

オーダー家具

オーダー家具の壁面収納は、専用の家具工場で家具職人が要望に応じて作製します。世界に一つだけのオリジナルのデザインにすることが可能で、部屋の雰囲気にピッタリ合わせられます。例えば床から浮かせた壁面収納で部屋をスタイリッシュに演出したり、コレクションを飾れるガラスキャビネットを一角に設けたりと自由に選ぶことができます。

材料やデザインにこだわる分、費用は高くなる傾向にあります。オーダー家具の製作費に加えて現場での施工費が別途かかるため注意が必要です。施工期間も完成まで1か月以上と長くなります。しかし、部屋に合ったサイズでデザインや素材も自由に選べるということから長く使用する家具を予算にこだわらずに設置したいという方にオススメです。

造作家具

造作家具とは、大工さんが現場で寸法を測りながら作る家具のことです。限られた工期内で早く作成できるので効率的です。費用もオーダー家具に比べてかなり抑えられます。しかし使う材質を選べなかったり、複雑な細工やデザインを注文することは難しいという点が造作家具のデメリットです。

造作家具はデザイン性のある細かい造作には適していませんが、デッドスペースを有効活用できる大容量の収納や、クローゼット内の棚制作にはオススメです。費用を抑えつつ短時間で広い場所の収納を作るには、造作家具でリフォームしてみましょう。

ユニット家具

ユニット家具とは、既製のボックスやパネルなどを組み合わせて設置する家具です。ネット通販や家具店、ホームセンターなどで取り扱いがあり、素材やカラー展開、サイズなどが多いのが特徴です。マンション向けに開発された商品やサイズの微調整が可能な壁面収納など、ニーズに合ったアイテムを見つけられるのがユニット家具の大きなメリットです。

好みのデザインや部屋に合うサイズが見つかればオーダー家具よりも安く設置できます。壁面収納を設置したい場所が変形していると適したサイズが見つからない場合があることもあります。色や材質に限りがあるため、好みにピッタリ合うものが探せないことも考えられます。もしユニット家具で適したものがない場合は、造作家具やオーダー家具のリフォームを考えてみましょう。

壁面収納リフォームの注意点

収納の目的を決めておく

壁面収納を設置するお部屋により、収納の目的は異なります。例えばリビングは家族が集まり、共有で使うモノが多くあることでしょう。家族みんなが利用しやすくするための設計が必要となります。洗面所やサニタリーなどは、掃除道具や消耗品をストックする目的もあるでしょう。寝室や子供部屋として使われる洋室にはウォークインクローゼットのような収納専用スペースを設け、壁面収納と異なる役割を担わせることもあるでしょう。部屋によってどのような目的で使う壁面収納にするかを事前にイメージしておきましょう。

デメリットを理解しておく

・家具より費用がかかる場合が多い
好みのデザインを選び、オーダーメイドとなる壁面収納は、使う材料も多く、また大工さんに施工してもらうための人件費も必要となるため、通常の棚と比べるとコストがかかる傾向があります。しかし、好みをしっかりと検討して作り上げた壁面収納は家族にとってかけがえの無い空間になることでしょう。
・模様替えがしにくくなる
壁面収納は地震対策として、構造体の壁にしっかりと固定する必要があります。通常の本棚などのように模様替えなどにより気楽に動かすことは難しくなります。将来の住まい方を見据えた設計が必要となります。
・デザインによっては圧迫感がある
壁一面を全て収納にすることにより、収納スペースを広く取ることができますが、人によっては圧迫感を感じることがあるかもしれません。壁面収納の奥行き調整や扉のデザインを工夫などで調整できる要素もあるため業者の方に相談してみて下さい。

マンション収納の工夫まとめ

マンションの収納が足りない時は、少ないスペースを使ってどのように収納を配置するかが大切です。デッドスペースを有効活用する工夫や圧迫感を無くす工夫をしたデザインを意識しましょう。業者を選ぶ際も施工内容によって大きく異なるため、部屋に合った収納の形を見極めて依頼しましょう。

※ここに掲載されている情報は2022年8月19日時点のものであり、ご覧いただいている日と情報が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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