畳の価格の相場はどれぐらい?
新調、張替えにかかる費用は?

畳の価格の相場はどれぐらい?新調、張替えにかかる費用は?

日本の住まいにおいて、伝統と文化を象徴する畳。私たちの日常生活に深く根ざし、空間の雰囲気を形成する畳は、時間と共に劣化します。このため、畳の新調や張替えは、美しい住空間を維持するために非常に重要です。畳のメンテナンスにはいくつかの方法があり、その価格は様々です。

今回は、畳のメンテナンスにかかる費用やタイミングと、長期にわたり美しさを保つ素材の畳についてもご紹介します。適切な知識を持つことで、経済的かつ効果的な畳のメンテナンスが可能となります。本記事を参考に、快適な住空間を長く楽しみましょう。

裏返し、表替え、新調(交換)、それぞれにかかる価格

裏返し、表替え、新調(交換)、それぞれにかかる価格

畳のメンテナンスには「裏返し」、「表替え」、「新調(交換)」の3つの主要な方法があります。これらの方法は畳の状態や必要なメンテナンスの度合いに応じて選ばれ、それぞれ費用が異なります。下記は6畳の部屋を畳替えした際のイ草畳、DAIKEN和紙畳の費用の目安です。

※機械すき和紙を使用しています。コウゾ、ミツマタ等を使用した手すき和紙ではありません。

裏返し 【イ草畳・DAIKEN和紙畳:24,000円(6畳)程度】

畳表と呼ばれるイ草(ゴザ)の部分を畳床から剥がし、裏返して貼り直す作業で、最も経済的な方法です。一畳あたりの費用が最も安価で、簡単なメンテナンスが必要な場合に適しています。

※畳表の状態によっては裏返しが出来ない場合があります。

表替え 【イ草畳:44,000円(6畳)程度、DAIKEN和紙畳:84,000円(6畳)程度】

畳床はそのままで、畳表と畳縁を新しくつけ替える作業です。裏返しよりも費用は高くなりますが、新調に比べるとコストが抑えられます。この方法は、畳表の損傷が比較的大きい場合に選ばれることが多いです。

新調(交換) 【イ草畳:82,000円(6畳)程度、DAIKEN和紙畳:137,000円(6畳)程度】

畳を全て新しくする方法で、最もコストがかかります。裏返しと表替えを繰り返していても畳床は劣化しますので、特に畳の芯まで損傷がある場合や、全面的なリニューアルを希望する場合に選ばれます。

※価格は畳事業者価格例(大建工業調べ)及びメーカー通販参考価格

一見、イ草畳と和紙畳で価格差がありますが、実は長く使えば使うほど和紙畳の方がランニングコスト的にお得になります。その理由について下記に紹介していきます。

畳替えのメンテナンス時期の目安は?(イ草畳の場合)

畳替えのメンテナンス時期の目安は?(イ草畳の場合)

畳のメンテナンス時期は、使用する方法や畳の種類によって異なります。ここでは、イ草畳の場合の「裏返し」、「表替え」、「新調」、それぞれ推奨されるメンテナンス時期と目安についてご紹介します。

最も一般的な「裏返し」は、約3年で行うことが推奨されています。畳の色褪せが気になったら、裏返しを検討してみましょう。新鮮な外観を取り戻すための最も簡単な方法です。

次に、「表替え」は購入してから約7年が目安です。畳表を新調するため、畳表が摩耗や色褪せが進んでいる場合、素材や色などデザインなどを変えてみたりする場合に適しています。

最後に、「新調(交換)」は約20年を目安に行うことが良いとされています。畳全体を交換するため、半畳たたみにして雰囲気を変えることも可能です。

これらのメンテナンス時期はあくまで目安であり、畳の状態や使用環境によって変わる可能性があります。使用状況に応じたメンテナンスによって畳は長持ちし、居住空間の快適さを高めることができるでしょう。

関連記事:「畳表替えとは?裏返し、新調との違いも知っておこう

DAIKENの和紙畳なら一度の畳替えで長期間美しく保てる!

DAIKENの和紙畳なら一度の畳替えで長期間美しく保てる!

イ草畳は肌触りが良く、調湿作用があるなどのメリットがある一方で、日光に当たる部分は変色しやすい、比較的カビやダニが発生しやすいというデメリットがあります。そのため、メンテナンスが面倒と感じる方も多いのではないでしょうか。

DAIKENの和紙畳は耐久性が高くお手入れがしやすいことから、長期間畳を美しく保つことができ、ご自宅にも導入しやすい畳となっています。
メンテナンスの一つとなる裏返しの目安は約10年で、表替えや新調のタイミングも購入から約20年となっており、経済的な効果も期待できます。一度の畳替えで長期間の美しさと機能性を提供し、快適な住環境を実現します。

DAIKENの和紙畳なら一度の畳替えで長期間美しく保てる!

上記の対応年数表記は、標準的な使用を基準にしたものです。

条件設定
イ草はJAS2相当
新調はいずれも古畳処分費込み
イ草畳の価格は当社調べ(調査機関 2018年6月~2019年4月、調査対象数:103件)
10年後に裏返しができる状態の畳に限ります。

和紙畳は耐変色性にも優れており、日焼けや色褪せが少ないため、見た目の美しさを長期間保つ特徴があります。また、カビやダニの発生が少なく衛生的で、お手入れも簡単ですので空間を清潔に保ちたい場合に適しています。
DAIKENの和紙畳では様々な色やデザインを取り揃えており、現代の住宅にも合わせやすくなっているため、ご自宅の雰囲気に合わせた「我が家だけの畳空間」が実現できます。
畳替えや表替えを検討する際は、和紙畳のような素材の畳にも注目してみましょう。

まとめ

畳の適切なメンテナンスは、快適な住空間を維持する上で非常に重要です。定期的なメンテナンスにより畳は長持ちし、その美しさを保つことができます。イ草畳は約3年で裏返し、購入してから約7年で表替えが必要ですが、DAIKENの和紙畳は約10年で裏返し、約20年後に表替えで済むのでその耐久性と耐変色性により、メンテナンスの頻度を減らし、長期間畳を美しく保つことができます。これにより、経済的に畳の管理をしつつ、より快適な空間づくりが可能となります。
イ草の畳にはないおしゃれで高機能な和紙畳。ぜひ選択肢の一つとして検討してみるのはいかがでしょうか。