畳の価格の相場はどれぐらい?
新調、張替えにかかる費用は?
畳の張替えはそもそも必要? 畳張替えとはどういうこと?

イ草の畳には特有の香りがあり、人に癒しや落ち着きをもたらしてくれます。また、畳は他にも調湿効果や、空気浄化の効果など優れた特長を備えています。
イ草の畳は日焼けや年経過とともに色褪せて色が変化していきますが、それも特長のひとつといえます。ただ、青々とした新品の畳の色を好まれる場合や、傷んでささくれが発生した場合などは畳の張替えを検討してもいいでしょう。
畳を張替えたり、新しくすることを畳替えと言い、その種類には下記の3つがあります。
- ・畳表を剥がして表裏を入れ替える「裏返し」
- ・畳表を新しいものに交換する「表替え」
- ・畳表だけでなく、畳床・畳縁すべてを交換する「新調(交換)」
※それぞれの方法の費用や行う時期の目安は、記事で後述しているので参考にしてください。
畳表の色褪せなどが気になってきたら「裏返し」、イ草畳の香りがまた欲しくなったら「表替え」、畳の踏みごこちが悪くなってきたら「新調」など、現在の畳の状態に適した方法で畳替えを検討するのが良いでしょう。
また、イ草のような特有の香りはないものの、耐久性が高くて傷つきにくく、撥水性があるため汚れにくい、和紙製の畳表もあります。日焼けによる色褪せもしにくく、カビの発生やダニの増殖も抑える効果もあるため、畳替えを行う際に選択肢のひとつとして検討してみましょう。
畳の張替え、交換費用以外に必要となる費用は?

畳替えを検討する際には、畳の張替えや交換以外にも必要な費用が発生する場合があることを知っておきましょう。
例えば、畳替えをする際に、畳の部屋にある家具を移動する費用(※サービスで行ってくれる場合も多い)や、古い畳を処分する費用などの追加費用が発生する場合があるので、事前に確認しておくことをおすすめします。
- <追加費用で考えておいたほうが良いもの>
- ・古い畳の処分費用:1枚あたり2000円程度
- ・家具の移動料金(※サービスではない場合もあります)
- ・畳縁費用
- ・見積もり代、駐車場代
- ・交通費
※費用の詳細については畳の張替えを依頼する予定の業者さんに確認してみましょう。
では、畳替えはどこに依頼すればできるのでしょうか?
街の畳屋さんやホームセンターのほか、DAIKEN Official畳ショップでも受け付けております。
DAIKEN Official畳ショップはネットで簡単に注文ができて、交換作業がスピーディーです。全国に100を超える指定畳店と提携しているため、ご注文後お近くの指定畳店をご案内します。ご不明点は畳サービスコールセンターがサポートするので安心!
さらに、デザイン性にあふれた和紙の畳を多数取り扱っていますので、DAIKEN和紙畳※に興味がある方はぜひお問い合わせください。

裏返し、表替え、新調(交換)、それぞれにかかる価格

畳のメンテナンスには「裏返し」、「表替え」、「新調(交換)」の3つの主要な方法があります。これらの方法は畳の状態や必要なメンテナンスの度合いに応じて選ばれ、それぞれ費用が異なります。下記は6畳の部屋を畳替えした際のイ草畳、DAIKEN和紙畳※の費用の目安です。
※機械すき和紙を使用しています。コウゾ、ミツマタ等を使用した手すき和紙ではありません。
裏返し 【イ草畳・DAIKEN和紙畳:24,000円(6畳)程度】
畳表と呼ばれるイ草(ゴザ)の部分を畳床から剥がし、裏返して貼り直す作業で、最も経済的な方法です。一畳あたりの費用が最も安価で、簡単なメンテナンスが必要な場合に適しています。
※畳表の状態によっては裏返しが出来ない場合があります。
表替え 【イ草畳:44,000円(6畳)程度、DAIKEN和紙畳:85,000円(6畳)程度】
畳床はそのままで、畳表と畳縁を新しくつけ替える作業です。裏返しよりも費用は高くなりますが、新調に比べるとコストが抑えられます。この方法は、畳表の損傷が比較的大きい場合に選ばれることが多いです。
新調(交換) 【イ草畳:82,000円(6畳)程度、DAIKEN和紙畳:140,000円(6畳)程度】
畳を全て新しくする方法で、最もコストがかかります。裏返しと表替えを繰り返していても畳床は劣化しますので、傷みやへたりが激しい場合や、全面的なリニューアルを希望する場合に選ばれます。
※価格は畳事業者価格例(大建工業調べ)及びメーカー通販参考価格
一見、イ草畳と和紙畳で価格差がありますが、実は長く使えば使うほど和紙畳の方がランニングコスト的にお得になります。その理由について下記に紹介していきます。
畳替えのメンテナンス時期の目安は?(イ草畳の場合)

畳のメンテナンス時期は、使用する方法や畳の種類によって異なります。ここでは、イ草畳の場合の「裏返し」、「表替え」、「新調」、それぞれ推奨されるメンテナンス時期と目安についてご紹介します。
最も一般的な「裏返し」は、約3年で行うことが推奨されています。畳の色褪せが気になったら、裏返しを検討してみましょう。新鮮な外観を取り戻すための最も簡単な方法です。
次に、「表替え」は購入してから約7年が目安です。畳表を新調するため、畳表が摩耗や色褪せが進んでいる場合、素材や色などデザインなどを変えてみたりする場合に適しています。
最後に、「新調(交換)」は約20年を目安に行うことが良いとされています。畳全体を交換するため、半畳たたみにして雰囲気を変えることも可能です。
これらのメンテナンス時期はあくまで目安であり、畳の状態や使用環境によって変わる可能性があります。使用状況に応じたメンテナンスによって畳は長持ちし、居住空間の快適さを高めることができるでしょう。
関連記事:「畳表替えとは?裏返し、新調との違いも知っておこう」
DAIKENの和紙畳なら一度の畳替えで長期間美しく保てる!

イ草畳は肌触りが良く、調湿作用があるなどのメリットがある一方で、日光に当たる部分は変色しやすい、比較的カビやダニが発生しやすいというデメリットがあります。そのため、メンテナンスが面倒と感じる方も多いのではないでしょうか。
DAIKENの和紙畳は耐久性が高くお手入れがしやすいことから、長期間畳を美しく保つことができ、ご自宅にも導入しやすい畳となっています。
メンテナンスの一つとなる裏返しの目安は約10年で、表替えや新調のタイミングも購入から約20年となっており、経済的な効果も期待できます。一度の畳替えで長期間の美しさと機能性を提供し、快適な住環境を実現します。

※上記の対応年数表記は、標準的な使用を基準にしたものです。
- 条件設定
- イ草はJAS2相当
- 新調はいずれも古畳処分費込み
- イ草畳の価格は当社調べ(調査期間 2018年6月~2019年4月、調査対象数:103件)
- 10年後に裏返しができる状態の畳に限ります。
和紙畳は耐変色性にも優れており、日焼けや色褪せが少ないため、見た目の美しさを長期間保つ特徴があります。また、カビの発生やダニの増殖が少なく衛生的で、お手入れも簡単ですので空間を清潔に保ちたい場合に適しています。
DAIKENの和紙畳では様々な色やデザインを取り揃えており、現代の住宅にも合わせやすくなっているため、ご自宅の雰囲気に合わせた「我が家だけの畳空間」が実現できます。
畳替えや表替えを検討する際は、和紙畳のような素材の畳にも注目してみましょう。

※ここに掲載されている情報は2024年11月時点のものであり、最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。