家族を探している猫と出会える「保護猫カフェ ねこかつ」の壁に新たな遊び場が誕生!
導入建材…ねこルート、ねこボックス、ねこステップ、ねこシェルフ
埼玉県川越市にある「保護猫カフェ ねこかつ 川越店」では、猫が遊べる店内の環境をさらに充実させるため、この度DAIKENの猫向け建材を設置されました。 代表の梅田達也さんに、猫向け建材を導入した理由や、設置後の猫の変化などについてお伺いしました。
保護猫カフェの運営にとどまらず、外部での譲渡会も積極的に開催
──「ねこかつ」の事業内容を簡単に教えてください。
梅田さん:「保護猫カフェねこかつ」は2013年に川越店、2018年に大宮日進店がオープンし、現在2店舗で運営しています。
「ねこかつ」では、行き場のない猫を保護してケアをしながら、猫の新たな家族になってくれる飼い主様も募集しています。お店で猫と遊んでいただくだけでも構いませんので、気軽に立ち寄っていただけるとうれしいです。
ここにいるのはみんな保護猫なのですが、保護してすぐにはお店に入れられませんので、保護した猫が最初に入るシェルターも別の場所に確保しています。そこで200匹ほどの猫を保護・ケアしていて、川越店に50匹、大宮日進店に25匹程度が入ります。
──規模の大きな保護猫カフェなのですね。保護猫カフェ以外の活動についてもお聞かせください。
梅田さん:コロナ禍以前は、百貨店や大型家具店、住宅会社など様々な場所で譲渡会を開催していました。現在は、ご協力いただいているホームセンターなどで毎週土日に譲渡会を開いています。
YouTubeでも「ねこかつチャンネル」を開設し、時折バーチャル譲渡会をライブ配信しています。ねこかつの里親さまの有名な方にご協力をいただいたりもしています。
また、「ねこかつ」では、野良猫が増えないように不妊・去勢手術をして元の場所に戻す、TNR活動や地域猫活動のお手伝いもしています。
──この度、 DAIKENの猫向け建材を導入した理由を教えてください。
梅田さん:共通の知り合いがいる建築士の金巻とも子先生からご紹介いただいたのですが、以前から猫が遊ぶための素敵なアイテムがあったらいいなと考えていましたので、よいきっかけと思い、導入しました。
キャットタワーはこれまでも店内にいくつか設置していましたが、猫の数が多いため、遊び場として十分ではありませんでした。
猫向け建材の設置で駆け回り、猫の運動量もアップ
──DAIKENの猫向け建材を設置してから、猫の様子はいかがでしょうか。
梅田さん:「ねこかつ 川越店」は広さが約100平米あり、店内でも一番広い壁いっぱいに設置したので、猫たちが毎日駆け回っています。
猫たちは工事中から取り付けられた猫向け建材に乗ったりして、設置が終わるまで待ちきれないほど楽しそうな様子でした。『ねこシェルフ』はくぐれる穴や扉がついている部分も人気ですね。
その一方で、保護猫カフェ特有だと思うのですが、常に身を隠す場所を探している子もいます。ただ、初めは『ねこシェルフ』の扉の裏に隠れていた子が、徐々に慣れてきて外に出てきてくれるようになるなど、成長過程を見られることもあるのがうれしいですね。
──『ねこルート』や『ねこボックス』、『ねこステップ』を、猫はどのように使って過ごしていますか。
梅田さん:猫にとって『ねこルート』は走り回ったり、寝て過ごしたりする場所になっています。『ねこボックス』にいる子は猫じゃらしを動かして見せると、穴から手を出してじゃれてくれます。『ねこボックス』の上で休んでいる子とちょっかいを出し合っていることもありますね。
階段状の『ねこステップ』でも、毎日猫がダダダダ……と走りまわっています。おかげで上下運動ができるようになり運動量が増えたので、このアイテムを取り付けてよかったと思っています。
猫の現状に関心を、そして“猫を迎えるなら保護猫”という願い
──猫の現状について何か思うところはありますか。
梅田さん:猫を譲渡する際、引きとっていただく方のご自宅までお届けしているのですが、最近ではリビングに立派なキャットタワーを設置するなどして、家族として大事に扱ってくれる方が多く、その点はうれしい限りです。
ただ、一方で行政により殺処分されている猫の数はまだまだ多く、ひもじい思いをして亡くなっていく野良猫もその数倍はいると考えられます。そのような猫の現状に関心を持っていただき、猫を飼うときには「ねこかつ」以外でも構いませんので、保護猫活動を行っているところから迎えていただけるとありがたいです。
──ありがとうございました。
<プランニングのポイント(一級建築士 金巻とも子先生のコメント)>
お店にいる猫の頭数が多いので、猫同士の関係性の維持に役立ち、なおかつ里親候補者であるお客様をよく観察でき、猫とお客様が無理なくふれ合える空間づくりを重視しました。
二面分の壁に家具を設置するのが理想的ですが、入口にいるスタッフがフロア全体を見られる状態にすることが必須だったため、一面分の設置となりました。そこで、左右にキャットタワーを配置して猫が壁の2方向から遊べるようにしました。猫たちが様々な場所・角度から訪れたお客様を観察できるように工夫しています。
また、猫同士で遊んでいる際、追いかけられた猫が飛び降りたら危険です。これは他のプランでも意識していることですが、壁面を一筆書きにすることで、行き止まりができないようにしています。このプランでは、『ねこルート』から『ねこステップ』で降りるルートと、『ねこシェルフ』に行く2つのルートを猫が選べるようにしました。
設置面積が広いので、『ねこシェルフ』は扉を多く設けて市松模様のデザインに配置しました。扉があることで猫が安心して過ごせるとともに、お客様の様子を観察しやすい場所にもなっています。ゆっくり観察できることで、そのお客様とふれ合おうという気持ちを引き出すことができます。
【DAIKEN猫向け建材カタログ】
「ペットと暮らす」 ⇒ 詳しくはこちら
『ねこシェルフ』 ⇒ 詳しくはこちら
【記事掲載の猫向け建材 詳細】
『ねこルート/ねこボックス』 ⇒ 詳しくはこちら
『ねこステップ』 ⇒ 詳しくはこちら
『ねこシェルフ』 ⇒ 詳しくはこちら
おわり
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