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テクノロジー情報:分析評価

工事事業者や周辺の方々の健康と環境をサポートする石綿(アスベスト)分析

建築材料や工作物、天然鉱物中の石綿を分析します。 建築物を解体・改修する場合、事前に石綿の有無の調査(事前調査)を行います。その際に必要な分析を実施しています。
2020年7月1日に「大気汚染防止法」及び「石綿障害予防規則」の一部が改正され、建築物の解体・改修工事に対する石綿対策の規制が大幅に強化されました。
2022年4月1日より戸建てを含む一定規模以上の建築物の工事は全て、石綿の有無に関わ らず事前調査結果等の労働基準監督署への届出が必要になります。
送付いただいたサンプルを細かく砕いて分析試料にし、「JIS A 1481-1~3」に準拠したX線回折装置顕微鏡観察の二重体制で、定性・定量分析します。

キレイな空気で心地よい室内環境をサポートする空気質測定

シックハウス対策として、ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、スチレン、エチルベンゼン等の濃度を測定します。
学校や公共施設の新築・増改築では、義務付けられている測定を実施しています。
アクティブ法やパッシブ法により測定現場の空気を捕集し、「厚生労働省 空気質測定マニュアル」に準拠して、集めたサンプルを薬剤に溶かして抽出し、濃度を測定する機械にかけます。
ホルムアルデヒドは「高速液体クロマトグラフ法」、VOCについては「ガスクロマトグラフ/質量分析法」で分析しています。

静かで落ち着いた暮らしをサポートする防音性能測定

音環境性能の評価を行います。
新築マンションの音環境性能評価や音楽室の新築・改修時の性能評価を行っています。隣室・上下階との騒音トラブルを避けるためにも、住宅や店舗・施設づくりの際には実施をおすすめしています。
ご依頼いただいた現地に伺い、「JIS A 1418」に準拠して、重量床衝撃音はバングマシンやインパクトボールで、軽量床衝撃音はタッピングマシンで床を叩き、下階での音の大きさで「床衝撃音レベル(重量床衝撃音・軽量床衝撃音)」を測定します。また、「JIS A 1417」に準拠し、騒音発生器とスピーカーを用いて雑音を発生させ、音源室を受音室の音の大きさの差によって、内・外壁、窓、ドアなどの遮音性能(音の伝わりにくさ)である「空気音遮断性能」を測定します。
現地で測定したデータを「JIS A 1419」及び「日本建築学会の推奨基準」に準拠して解析し、床衝撃音レベル等級及び遮音等級を判定します。

シックハウスの無い安全な環境をサポートするホルムアルデヒド・VOC放散速度測定

建築材料のホルムアルデヒド、揮発性有機化合物(VOC)の放散速度を測定します。
シックハウスの原因となる化学物質の放散性の評価や認定予備試験などにお役立ていただ けます。
「JIS A 1901」に準拠した「小型チャンバー法放散速度測定方法」により、ホルムアルデヒド、VOC4物質の建材からの放散速度を測定。「JIS A 1903」に準拠した「パッシブ法フラックス発生量測定方法」(28℃で24時間)によって、小型チャンバー法で測定する前のスクリーニング用簡易測定を行なっています。

製品の品質維持をサポートする防火材料試験

コーンカロリーメーターによる建築材料の発熱性試験を行います。
不燃材料などの認定予備試験、品質管理などにお役立ていただけます。
送付いただいた不燃材料、準不燃材料、難燃材料などの試験体を養生後、「ISO5560-1」に準拠した発熱性試験を行います。
試験後の発熱量や試験体を観察して建築材料の発熱性を判定します。