巾木の掃除をラクにしたい!
ほこりがたまりにくい製品ってないの?

巾木の掃除

巾木(はばき)は、壁からの段差があるため、ほこりや汚れがたまりやすく、足元にあるので、意外と目に付きやすい場所です。

けれども、掃除の方法が分からない、巾木自体そこまで使っていなさそうで大して汚れが溜まっていない気もするし面倒といった理由で、つい巾木の掃除の頻度を後回しにしてしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、効率のよい巾木のお掃除方法のコツについてお伝えします。
巾木がキレイになると、隅々まで掃除が行き届いて、お部屋全体がすっきりしますね。

また、お手入れのストレスを軽減する、汚れがつきにくい、ほこりがたまりにくいといった巾木についてもご紹介しますので、ぜひ、参考になさってみてください。

巾木は汚れても仕方ない?

巾木は汚れても仕方ない?

そもそも、巾木はどうして汚れてしまうのか。実は、巾木には汚れても仕方がない条件がそろっています。巾木に汚れがたまってしまう原因をまとめました。

段差があるためほこりがたまりやすいから

巾木は壁との段差があるため、上部にほこりがたまりやすくなります。
床の掃除機掛けのついでに、巾木も掃除すればいいのですが、掃除機のヘッドを交換する手間がかかります。また、最近は、ロボット掃除機を利用している方も増えました。
そのため、つい巾木の掃除を忘れがちになり、ロボット掃除機では巾木のほこりは落とせないため、ますますほこりがたまってしまうのです。

コーキング部分に汚れがたまるから

巾木と、壁や床の隙間にコーキング(建物の防水性・気密性向上のために隙間を埋める処理)が施されている場合があります。コーキングには、静電気によるほこりが集まりやすくなります。
コーキング部分のほこりが放置されると、水分を吸着して、黒い汚れとなってしまいます。

掃除機やハンディモップだけでは落ちないから

巾木のほこり自体は、掃除機やハンディモップを使用すれば、ある程度はとれますが、完全には取りきれない場合があります。
取りきれなかったほこりが放置され、固まって汚れが目立ってしまうのです。

効率よく巾木を掃除する方法

効率よく巾木を掃除する方法

たまってしまった巾木のほこりや汚れ。いざ、掃除をしようとすると、どんな道具や方法やグッズが良いか頭を悩ませてしまいますね。

ほこりで汚れてしまった部分を、効率よく掃除する方法をご紹介します。

いきなりの水拭きはNG

巾木にほこりがたまっているからと言って、いきなり水拭きの雑巾で拭くのは、おすすめしません。
いきなり水拭きをすると、ほこりを壁に広げて、壁まで汚してしまうからです。

巾木の材質を見極める

素材としては、木製のものや化粧シートを貼ったものなど、いくつかの種類があります。
材質によっては、道具や洗剤の使用が適していないものもあります。
道具や洗剤でお手入れをする場合は、問題がないか、まずは目立たない場所で試してから行うようにしましょう。

汚れがそれほどひどくない場合

汚れがそれほどひどくない場合は、次のような方法でお手入れします。

  1. ブラシやハケで巾木の上部にそって、なぞるようにほこりを落とす。
  2. 床に落ちたほこりを掃除機掛けする。

ブラシやハケは、ホームセンターや100円ショップなどで手に入るもので十分です。
掃除用に適した掃除機の細いノズルがあれば、それを使用するのも良いですね。

汚れが気になる場合

ほこりを落としてもすっきりしない、固まった汚れが気になる場合は、次のような方法がおすすめです。

  1. 小型のほうきやハケでほこりをしっかりかき出し、掃除機掛けする。
  2. 濡らした歯ブラシに住居用洗剤を少しつけ、汚れが残った部分をやさしくこする。
  3. 水で濡らした雑巾で洗剤を拭き取る。
  4. 乾いた雑巾で乾拭きする。

ほこりを落とした後、洗剤で汚れを落とします。洗剤が残っていると、汚れの原因になってしまうことがあります。水拭きで洗剤をしっかり落とし、さらに乾拭きで水分を残さないようにしましょう。

リフォームするなら、掃除がラクな巾木に

リフォームするなら、掃除がラクな巾木に

これまでお伝えしてきたように、巾木のお手入れは、なかなか手間のかかるものですね。
実は、巾木そのものの仕様を見直すことで、そんなお手入れの負担を軽減することができます。
巾木選びのポイントとなる仕様についてご説明します。

汚れにくい材質

汚れにくい材質の製品を選びましょう。
巾木の表面の加工により、汚れがつきにくい仕様のものがあります。このタイプの製品は、付いてしまった汚れを落としやすいといった効果もあります。サッと汚れが拭き取れれば、長時間、腰をかがめて作業することがなくなりますね。

ほこりがたまりにくい形状

段差の少ない巾木を選びましょう。
巾木にほこりがたまってしまうのは、壁との段差があるためです。段差の少ない薄型の巾木なら、そもそもほこりがたまりにくくなります。
一般的な巾木の厚みは10㎜前後ですが、薄型巾木なら、厚みは半分以下のものもあります。また、上面がR形状でほこりがたまりにくいものもあります。

このように、一口に巾木といっても、実はさまざまな種類があります。

巾木は、お部屋の面積からすると小さな部分ではありますが、意外と汚れが目立つ存在です。
せっかくなら、日常のお手入れの手間が軽減できて、キレイをキープできる巾木を選びたいものですね。

リフォームをご検討しているなど、巾木を交換するときは、「お手入れ性」といったメンテナンス面もしっかり吟味してみてはいかがでしょうか。

※ここに掲載されている情報は2023年10月31日時点のものであり、ご覧いただいている日と情報が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。