地震・災害に備える方法

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災害の多い日本に暮らす私たち。近い将来必ず首都直下地震や南海トラフ巨大地震など、大きな地震が起こると不安に感じることはあっても、実際にその不安を解消するための対策を取っている人はまだまだ少ないのが現状です。
東日本大震災を経験した中でこれだけはやっておくべき!家の中で必要な3つの地震対策についてお伝えします。

地震対策の基本

地震対策は3つの目的で!対策の目的は大きく3つあります。

  • 命を守るための対策
  • 避難するための対策
  • 被災後に生活を続けるための対策

これら3つの目的に合わせた対策がそれぞれ必要になります。

命を守るための対策

地震対策の第一歩はここから始まると言っても過言でないかも知れません。

  • 飛散させない
  • 転倒させない
  • 塞がせない・ 命を守るための対策
避難経路になる廊下、玄関は特に意識して物を置かないようにする参考画像
避難経路になる廊下、玄関は特に意識して物を置かないように

今までも何度も言われてきた対策ですが、まだ対策を取っていないお家が非常に多い。
市販されている耐震ラッチ、転倒防止器具や飛散防止フィルムなど活用します。
わが家のテレビも震度6弱でも転倒しませんでした。
どんな状況でも絶対にこれで安全とは言えませんが、ガラスや家具の中の収納物の飛散を防ぐこと、家具や家電を転倒させないこと、避難経路である出入口を塞がないような家具配置を考え、グッズを使って対策を講じることで人的、物的被害を最小限にする効果や避難をスムーズにする効果があります。
取り付けはそんなに難しいことではありませんが、正しく取り付け出来ないと効果も得られません。
取扱説明書を確認して正しく設置してください。
特に人が集まるダイニングやキッチン、無防備な状態でいる寝室など優先的に対策を取りましょう。

壁面収納は上置きの内部からネジでつっぱる転倒防止策ありの参考画像

壁面収納は上置きの内部からネジでつっぱる転倒防止策あり

耐震ラッチがあれば中の物は飛び出さず安全の参考画像

耐震ラッチがあれば中の物は飛び出さず安全

後付けの転倒防止器具は正しい位置に取り付けることの参考画像

後付けの転倒防止器具は正しい位置に取り付けること

冷蔵庫、TVなどの家電も飛んでくるのでジェルマットで固定しておく参考画像

冷蔵庫、TVなどの家電も飛んでくるのでジェルマットで固定しておく

POINT
自分の身を自分で守ることが被害を大きくしないこと、人を助けることにつながります。

避難するための対策

みなさんの準備している非常持出し袋はいざという時に「これでOK!」と安心して持ち出せますか?
買ったままの非常持出し袋の中身は最低限のものしか入っていません。
安心して持ち出せるよう以下の3つの対策を非常持出し袋でやっておきましょう。

  • 入っている物と避難する時に追加して持ち出すものをリストアップ
  • 中身は目的ごとに袋などにまとめてラベルを貼る
  • 見直しは年に2回

日頃は使うことのないので何が入っているかも忘れていることが多いものです。また、慌てた状態では何を持ち出してよいのかとっさに考えられないものです。
津波などの場合、いかに短時間で避難できるかも重要。
日頃から使用している眼鏡や薬、保湿クリームなどもリストアップしておくと、持出し忘れがなくなります。

非常持出し品のリストアップは必須の参考画像

非常持出し品のリストアップは必須

非常持出し袋の中身、追加するものがわかるようにひと工夫の参考画像

非常持出し袋の中身、追加するものがわかるようにひと工夫

使用目的ごとにまとめて確認しやすいようにラベルを貼る参考画像

使用目的ごとにまとめて確認しやすいようにラベルを貼る

POINT
非常持出し袋の中身、持ち出すものは自分仕様にカスタマイズする。

被災後に生活を続けるための対策

私の場合、震災後は避難所には一度も行かず自宅にとどまりました。
3月の東北はまだ寒く、避難所の冷たい床に寝ること、食事のこと、プライバシーのことなど考えた上で避難所に行くより自宅で過ごす方が自分たちにとって良いと判断しました。
自宅で滞留生活を続けていくために必要な対策は食事面と衛生面のことです。

  • 最低1週間分の食材、3日分の水の備蓄をする
  • トイレとお風呂が使えないので衛生面の対策をする
  • ライフラインストップに備え複数の熱源を準備しておく

スーパーやコンビニも被災し、被害が広範囲に及ぶ場合には物流がストップします。
実際に東日本大震災のあとは水と食料の調達に困りました。
雪の降る中でスーパーに3時間並んでも買えるのは数品だけ、店の中に入れず店頭販売される缶詰やお菓子しか購入できないということもありました。
まだ買いに行ける状態ならよいのですが、体調や家族のことを考えると買い出しに行くこともままならないこともあるかも知れません。

折り戸のデッドスペースをストックスペースに有効活用の参考画像
折り戸のデッドスペースをストックスペースに有効活用

1週間分の食材を備蓄するとなると、それなりのスペースが必要になりますが、缶詰などは使用頻度が低いので通常使う食材とは分けてキッチン以外の場所にまとめて置いておくことをお勧めします。
食材を分散収納する事は物が倒れたり、割れたりしてキッチンに入れない状況になった時でも困らないという利点もあります。

またライフラインもストップするので、カセットコンロやホットプレート、電気ポットなど備えておくと安心です。

地震・災害に備えた整理収納は「モノ」だけに限ったことではありません。地震に備えて心配な「コト」も整理して不安を解消しておきましょう。
家の中の非常持出し袋や食材の置き場所、家族の安否確認方法、集合場所なども事前に確認して共有すること、話し合っておくことがとても大切です。

使用頻度の低い缶詰やストックのジュース類は廊下の収納への参考画像

使用頻度の低い缶詰やストックのジュース類は廊下の収納へ

引き出しにはラベルを貼り、内容物がわかるようにしておくの参考画像

引き出しにはラベルを貼り、内容物がわかるようにしておく

水だけならクローゼットやベッド下にも収納できる参考画像

水だけならクローゼットやベッド下にも収納できる

POINT
家族で地震・災害について話し合い、モノの備えだけでなくココロの備え「心構え」も忘れずに

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著者紹介

澁川 真希
氏名
澁川 真希
組織・団体・肩書
  • 1級整理収納アドバイザー COMFORT STYLE 代表
略歴
  • 無理なく片づけられ、家事や仕事の効率がアップする家具、物の配置プランが得意
  • 物の整理から書類整理まで減らすだけで終わりにしない、片づく仕組みづくりの専門家
  • 物の整理だけでなくご依頼者の気持ち、考え方の整理というソフト面への働きかけも大事にしている
  • コンサルティングや減災整理&備蓄食材セミナーを展開中
資格
  • 整理収納コンサルタント
  • 整理収納アドバイザー2級認定講師
  • インテリアコーディネーター
  • 福祉住環境コーディネーター2級
主な活動
個人・法人の整理収納コンサルティング、講師活動(2級認定講座、減災整理&備蓄食材管理セミナー等
活動地域
東京都葛飾区
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