ユカリラ製品紹介
幼稚園・高齢者施設、マンション・住宅向け
二重床型:YFPタイプ 対象:幼稚園・高齢者施設・住宅など
輻射パネルと流路の組み合わせで、
複雑な間取りにも使用可能です。
●YFPタイプ 空気の流れ

●YFPタイプ 輻射パネルのしくみ

Point

【輻射パネル】
エアコンの熱を効率よく床仕上げ材に伝え、
部屋を冷暖房します。

【流路】
床下に偏りなく空気を送り込み、場所による
温度ムラを防ぎます。
輻射パネルと櫛型の流路の組み合わせによって、エアコンから送られた空気の熱を効率よく床面に伝えます。(特許取得済)
二重床型:YFPタイプ プラン例 保育室(2室分を想定)
製品名 | 部材品番 | 数量 |
---|---|---|
ユカリラYFP 床輻射パネル | YRP600A | 1枚 |
YRP900A | 1枚 | |
YRP900B | 2枚 | |
YRP1800C | 33枚 | |
ユカリラ専用ダクトBOX | GY11-0106 | 2台 |
床施工面積 | 62.5㎡ |
---|---|
参考材工設計価格 | ¥2,707,000 |
※1 空調工事は除く。
※2 床工事は捨て貼りまでをユカリラ工事とします。
二重床型:YHPタイプ 対象:幼稚園・高齢者施設・住宅など
形状や間取りのシンプルなお部屋に対応、
二重床仕様のマンションなどにおすすめです。
●YHPタイプ 空気の流れ

●YHPタイプ 輻射パネルのしくみ

Point

【輻射パネル】
エアコンの熱を効率よく床仕上げ材に伝え、
部屋を冷暖房します。

【流路】
床下の還流口側のみに流路仕切材を設置します。
二重床型:YHPタイプ プラン例 マンション(3LDK)
製品名 | 部材品番 | 数量 |
---|---|---|
ユカリラYHP 床輻射パネル | GYHP-0109N | 17枚 |
GYHP-0109U | 6枚 | |
GYHP-0109L | 9枚 | |
GYHP-0109UL | 3枚 | |
GYHP-0109UR | 2枚 |
床施工面積 | 54.4㎡ |
---|---|
参考材工設計価格 | ¥2,265,000 |
※1 空調工事は除く。
※2 床工事は捨て貼りまでをユカリラ工事とします。
足元の冷えがなく、上下の温度差が少なく快適
壁掛エアコンは足元が21℃程度と寒く、頭付近が25℃以上と暑いのに対し、『ユカリラ』は足元から立った時の頭の高さまで24℃近く、ほとんど同じ温度となっており、長時間でも快適に過ごせることが分かります。
【測定条件】
部屋サイズ:3.64m×3.64m×天井高2.8m
外気温度:7℃ / 設定温度:24℃ /
設定風量:自動運転
乾燥しにくく、お肌にもやさしいメリットも
『ユカリラ』は場所によらず水分蒸発量が1g未満でほぼ一定であったのに対し、壁掛エアコンでは風が直撃する場所では水分蒸発量が3gを超え、3倍以上となりました。壁掛エアコンと比較して乾燥を感じにくいことが明らかになっています。
『ユカリラ』と壁掛けエアコンを設置した試験室に水で濡らした脱脂綿を置き、それぞれ運転した時の脱脂綿の水分蒸発量を測定し比較。
【測定条件】
部屋サイズ:3.64m×3.64m×天井高2.8m
外気温度:7℃ / 設定温度:24℃ /
設定風量:自動運転
体育館・アリーナなど鋼製床の大規模施設向け
鋼製床型:YGSタイプ 対象:体育館・アリーナなど
気流が小さいのでスポーツ施設に最適。
JIS A 6519(体育館用鋼製床下地構成材)準拠、基準をクリア。
●YGSタイプ 空気の流れ


大引鋼と支持脚の設置

根太鋼と根太鋼蓋の設置
競技エリアを効率的に冷暖房可能
冷房時

体育館を想定したユカリラ運転時の温度分布シミュレーション結果
暖房時

【設定条件】
空間サイズ:49.2×43.7×天井高さ12.5m
吹出風量22,800m3/h
床上1.1mの温度が冷房時24℃、暖房時21℃になるように設定
体育館全体を空調する方式(対流式など)とは異なり、『ユカリラ』は床からの輻射も併用した方式により、
利用者の活動エリアを中心に効率的な冷暖房が行えます。

『ユカリラ』を導入した体育館で実際に冷房運転を行い、サーモグラフィカメラによる撮影を実施。天井付近が暑くなっているのに比べ、床付近は涼しくなっており、実際に競技を行う場所がしっかりと冷房できていることがわかります。
気流の影響を受けやすい競技も安心
対流式空調

体育館を想定した風速分布シミュレーション結果
ユカリラ

【設定条件】空間サイズ:49.2×43.7×天井高さ12.5m 吹出風量22,800m3/h
足元の還流口から吹き出す気流はすぐに拡散されるため、0.1m/s以下の風速となります。
気流感が少なく、バドミントンや卓球など風の影響を強く受けるスポーツにも最適です。
『ユカリラ(YGSタイプ)』採用の体育館における、温度・風速分布 測定データ
冷房・暖房ともに、屋内スポーツ施設として
十分な風・温熱環境を実現。

- 測定場所
- :某市立総合体育館(西日本)
- 床 面 積
- :コート内1,662㎡(35m×47.5m) 2階に観客席を有する。
- 空 調 機
- :2台(冷房211kW/暖房145kw/最大風量25,000㎡/h)
- 測 定 日
- :2024年3月、7月の各1日
水平方向風速分布(床上1.1m高さ)
競技エリアにおいて、床上+1.1m高さの地点9ヶ所で風速を測定し、すべての箇所で風速が0.1m/s以下であることを確認しました。
これは屋内スポーツ施設の設計条件※(競技一般空間-気流1.0m/s以下)(バドミントン・卓球-気流0.15m/s以下)を満たしています。
※空気衛生調和・衛生工学会の空気調和衛生工学便覧より
温度分布
冷房運転

暖房運転

冷房・暖房運転において、温度分布を測定した結果、水平方向・上下方向ともに温度分布は小さく、頭(1.6m)とくるぶし(0.1m)の上下温度差は、ISO7730が推奨する3℃未満を満たしていると考えられます。


サーモグラフィカメラによる撮影を実施。冷房時は天井付近が暑くなっているのに比べ床付近は涼しく、暖房時は床付近を中心に全体が暖かくなっており、実際に競技を行うエリアが快適な環境になっていることがわかります。
避難所としての利用にも配慮した空調計画が必要に
地震や台風に加え、近年は異常気象の影響もあり、災害が多発する日本。学校の体育館、公民館・福祉施設のホールなどを避難所に利用するケースが増えており、空調設備についても非常時への配慮が求められています。『ユカリラ』は、床面から均一に冷暖房を行うため、体育館を避難所として運用する際に設置されるプライバシー対策としての仕切りの影響も少なく、避難された方々にも快適な環境を提供することが可能です。

冷房運転をしたときのサーモグラフィ
『ユカリラ』を導入した体育館で、夏季に冷房運転を行い、サーモグラフィカメラによる撮影を行いました。間仕切りを設置した場合も、床面が均一に冷えているため、場所によらずどこでも涼しくなっていることがわかります。
店舗・工場などコンクリート床の施設向け
コンクリート埋設型:YRCタイプ 対象:店舗・工場・大型倉庫など
土間コンクリートに直接埋設するため、
大型施設への設置が可能。
●YRCタイプ 空気の流れ

●YRC専用部材


①YRC専用部材施工

②鉄筋施工

③コンクリート打設
コンクリート仕上げの空間でも
温度ムラが小さく快適
最低気温が-5℃になる日でも、PMV、室内温度ともに変動が小さく、
非常に快適な状態を維持しています。コンクリート仕上げの温度ムラが
小さく快適です。
1.5tのフォークリフトの走行にも
対応した荷重性能
『ユカリラ』は仕上げコンクリート厚100mmで等分布荷重50kN/㎡を実現。工場や倉庫など、1.5tフォークリフトの走行にも対応可能です。

ユカリラ
総合パンフレット