理想のくらしづくり
インテリアテイストを決める4つのポイント

統一感のある色使いで、お部屋の印象をコントロール。

お部屋の印象を左右する、最も大きな要素は色使いです。
例えば床や建具でよく使用される木目柄の場合、ダーク系で統一すれば重厚でシックなイメージに、ライト系やミディアム系のカラーで統一すれば、温かみを感じるナチュラルなイメージになります。
なお、お部屋の統一感を出すためには、インテリアのカラーをなるべく3色以内に抑えるのがポイントです。

• 
• 
• 

  黒の金物をアクセントとして取り入れることで、空間が引き締まった、洗練された印象にすることも可能です。

例えば、全く同じ部屋であってもダーク系カラーでまとめれば「シック」や「クラシック」な空間に、ライト系カラーでまとめれば「ナチュラル」や「カントリー」の空間を創ることができます。

床、壁、天井に使用する素材の柄で雰囲気は大きく変わります。

「色使い」と同様に、大きな面積に使用する「素材」は部屋全体の印象を左右する重要な要素です。
素材とは木製や金属製といった本質の素材を指すだけでなく、石目柄の床のように印刷や塗装がされた表層の「素材の柄」も含めて考えます。
アクセント壁など、部分的に用いる素材も、お部屋の印象づくりに効果的です。

• 

  "和風"な雰囲気を演出する素材

  日本古来より建築物に使用されている「ヒノキ」や「スギ」の木目柄は和風な印象にまとめます。
  また、大谷石などの伝統的な素材柄の壁材をアクセントとして用いることでより和風な印象を引き立てます。

• 

  "洋風"な雰囲気を演出する素材

  開放的なLDK空間の一角に、自分だけのワークスペース。『ルームウインドウ』を設けることで、家族の気配を感じながら仕事や趣味に集中できます。
  風合いのある木目と石目柄のフロアとのコントラストが美しく、ブラウンとグレーを基調としたインテリアに黒のアクセントが映える、洋風な空間を演出することができます。

艶つやひとつで高級感、馴染みやすさに強弱をつけられます。

「仕上げ」とは、床やドア、家具等の表面の触り心地を含めた質感のことを指します。
艶（グロス）が高い鏡面調の仕上げだとフォーマルで高級感や華やかさを感じる印象となり、マットな艶消し仕上げであれば落ち着いた印象となります。
また、同じ石目柄でも鏡面調仕上げだと高級感が出たり、艶消し仕上げにすると上品になるなど、艶ひとつで素材の印象は大きく変わります。

■よく使用される仕上げ方

• 

  鏡面調仕上げ

  艶（グロス）が高い仕上げの床材を用いたインテリア。
  シンプルなデザインでも、クラシックなデザインでも高級感を大幅にアップさせることができます。

• 

  艶消し仕上げ

  マットで味わいのある石目柄の床材は格調高く落ち着いた印象で、リラックスできて馴染みやすいインテリアになります。

ドアや家具の形状を決めてお部屋の仕上げへ。

「形状」とは、ドアや家具などの本体や部材の形のことです。
分かりやすいところでは、ドアのデザインやレバーハンドルの形状があげられます。
細かい部分ではドアの採光部の断面形状や、床や壁では割付（製品幅）や断面（溝）、巾木・枠等の造作の太さや断面形状、ソファー等の脚の形状なども空間の印象に影響を与えます。

• 

  直線的でシンプルな形状

• 

  丸みを帯びた形状

• 

  幅が太い形状

一般的に、直線的でシンプルな形状は現代的で洗練された印象を、丸みを帯びた形状は優しい印象を与えます。
また、枠や造作などの幅が太いと力強い印象や素朴な印象を与え、逆に細いと繊細な印象や洗練された印象になります。
ちなみに、太いフレームで囲った框組や板張りによるデザインは素朴なカントリー調の印象を与えやすいです。