猫を飼っている人にとって、悩みの種になりがちなのが、猫の爪とぎです。鋭い爪を持つ猫が部屋の中で飛んだり跳ねたり、壁を爪でガリガリするたびに、部屋中が傷だらけに……という悩みを持っている飼い主も多いはずです。愛猫の爪は定期的に切っているものの、すぐに伸びてしまって困っている人のために、猫が爪とぎをする理由やその対処方法を紹介していきます。
猫爪の仕組みとは?

猫の爪は、古いものを剥ぐと玉ねぎの皮のように中から新たな爪が現れます。猫の爪は中心から何重もの層になっていて、外側の層ほど古い状態となっています。中心部には神経と血管が通っており、新しい層が外側の層を押すように成長することで、外側の古い層は脱皮のように剥がれ落ちますが、その際に痛みを感じることはありません。
また、猫の爪は腱でつながっていて、自由に出し入れできます。猫が腕の筋肉を緩めると爪は持ち上がり、力を入れると外に出て戦闘態勢になります。もともと野生動物だった猫にとって爪は獲物を狩る武器であり、生きるために欠かせない器官といえるでしょう。
猫の爪切り。皆さんはどうしてますか?
飼い主にとって悩ましい猫の爪とぎ。家猫の場合、鋭い爪は部屋の中をボロボロにしたり、伸びすぎているとカーテンに引っかかって怪我をしたりと、様々なトラブルの原因になります。猫と人、お互いが安全かつ快適に過ごすためには、こまめに爪を切ることが大切です。
今のところは大きな問題もないから大丈夫……と思うのはとても危険です。猫に引っ掻かれて擦り傷を負うと「猫ひっかき病」や「パスツレラ症」といった感染症に罹患することもあります。特にパスツレラ症は、基礎疾患を持っている人の場合、重症化する危険性もあるので注意が必要です。
猫の爪とぎって、なにか理由があるの?
人間からすれば、なぜやるのか分かりにくい猫の爪とぎですが、これには猫なりの事情があるのです。猫が爪研ぎをする理由は主に以下の4つです。
1.狩りの準備
2.マーキング
3.ストレス解消
4.自己アピール
猫はもともと野生動物です。そのため、獲物を捕らえる時の武器として鋭い爪が必要でした。
また、猫の爪とぎにはマーキングの意味もあります。肉球が発する匂いを擦り付けたり、自分の存在を周囲にアピールしたりする際も、猫は爪をとぎます。イライラした時やストレスを発散する時も猫は爪とぎをしますので、それを頭ごなしに叱るのは可哀想です。
爪とぎは猫にとって必要な行為であるということを理解し、専用の爪とぎ器を用意しておくことはもちろん、不可抗力で壁を引っ掻かれても大丈夫な部屋を作ることで、共存を図るのが理想的であり現実的でもあるといえます。
猫と壁の悲劇に朗報! 腰壁で爪攻撃に対抗!

ハピアウォール ハードタイプⅡ〈ミルベージュ〉
大切な我が家を爪とぎで傷だらけにされるのは困る……という方には、腰壁を取り入れるのがおすすめです。腰壁は壁の中央から下の部分に別の壁材を取り付けた壁のこと。傷がつきにくい加工を施した腰壁を設けることで、愛猫の爪で壁がボロボロになるのを防ぐ効果が期待できます。
おすすめは、DAIKENの『ハピアウォール ハードタイプⅡ』です。猫の鋭い爪でも傷がつきにくい特殊強化化粧シートを採用しており、カラーバリエーションも8種類のラインアップが揃っていますので、部屋のインテリアにピッタリの腰壁が見つかるはずです。
DAIKENの『ハピアウォールハードタイプⅡ』は、人と猫が過ごしやすい空間作りをサポートする商品です。
まとめ
本来、爪は猫にとって武器であり、とても大事な道具でもあります。爪とぎにはそんな大切な爪を常に良好な状態に保つという目的以外にも、マーキングやストレス解消、自己アピールなどの様々な意味があります。
とはいえ、部屋の色々なところで爪を研がれてしまうと、壁や家具がボロボロになりかねません。ぜひDAIKENの『ハピアウォール ハードタイプⅡ』など、傷がつきにくいように工夫された壁材を採用して、人間と猫互いにストレスなく生きていける環境を作っていきましょう。
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