【第2回】未就学児の保護者111名に聞いた「幼保施設の内装について」

幼保施設 内装

保護者は幼保施設の内装をどの程度意識している?

保育所・幼稚園・認定こども園(以下、幼保施設)の内装においては、安全性への配慮と共に子どもが過ごしやすいよう天然素材の建材を使ったり、明るいイメージの内装デザインなどにこだわったりする園も多いのではないでしょうか。保護者にとっても、内装は園を選ぶ決め手となる条件のひとつと言えます。

そこでDAIKENは、幼保施設へ通う子供をもつ保護者111名に「わが子の通う幼保施設の内装」について独自調査を行いました。

6割以上の保護者が幼保施設の内装が決め手になったと回答

まずはアンケート対象者へ、お子さんが通う幼保施設を決める際に内装をどの程度考慮したのかについて聞きました。

幼保施設 内装

この質問には、「なった」「ややなった」を合わせて6割以上(63.0%)の方が「決め手になった」と回答しました。やはり内装は、施設を選ぶうえで重要なポイントと言えそうです。

それではさらに深掘りして、建物・設備面においてどのような点が園を選ぶ決め手になったのかを見ていきましょう。

幼保施設 内装

最も多かったのは「安全への配慮」で約7割(72.9%)の方が決め手になったと回答しました。次いで「きちんと整理整頓がされている」(45.7%)、「十分な広さがある」(42.9%)、「大人の目が届きやすいレイアウトになっている」(40.0%)がいずれも約4割でした。

意匠面で惹かれたのは「木材・明るいデザイン」

次に、インテリア・意匠面においてどのような内装デザインが園を選ぶ決め手になったのか、自由に回答してもらいました。

幼保施設 内装

【意匠面】
◎木を取り入れたデザイン(6名)
・椅子が木だったりするところに惹かれました
・木を多く使っていて温かみがあるデザイン
・木材加工で明るくて開放的だった
・木材を使用し、かわいらしいデザイン など

◎カラフル・明るいデザイン(6名)
・カラフル
・明るくて整頓しやすいもの。
・明るい色で統一されたデザイン など

◎温かみ、落ち着いたデザイン(3名)
・温かみのある空間
・温かみのある落ち着いたデザイン など

【機能面】
◎広くて開放的である(4名)
・園庭の広さや部屋の広さ
・解放感があり最新である など

◎清潔感がある(3名)
・清潔感があり、安全性に配慮されたデザイン
・清潔感があり、あたたかい雰囲気 など

◎遊具が充実している(3名)
・新しく綺麗な遊具がある
・遊具が大きくて楽しそう  など

【その他】
使われ方や園内の動線に無理がないか
・ゾーニングによる使われ方などから推測できる園の規律や性格など
・季節ごとに飾りがしてあって、作品も飾ってある
・最新式の機械やトイレ
・安全かどうか
・落ち着きのある内装 など

安全性はもちろん、整理整頓された園で子どもに片付け習慣を

今回の調査では、内装を園選びの決め手とした保護者は約6割以上(63.0%)にのぼりました。そして建物・設備面においては、約7割(72.9%)の保護者が「安全への配慮」を重視しています。これを実現するためにはさまざまな施策が考えられますが、子どもが毎日接するドアについては、指挟みに配慮した機能が備わっていると、ケガのリスクを軽減できて安心です。

また約半数(45.7%)の保護者が重視する「整理整頓」については、子ども自身が靴や園バッグなどの持ち物を片づけられる仕掛けを考えるのも一案です。子どもたちの使いやすさに配慮しつつ、園の内装デザインにぴったりな下駄箱や造作収納を施工することで、見た目の美しさと機能性を両立させることができるでしょう。

recomended item

おすすめ製品