収納がない部屋の片付け方は?準備から整理のコツ・きれいな空間を保つ秘訣まで

収納がない部屋の片付け方に悩んでいませんか?スペースが限られていて、「どこから片付けていいかわからない」とお悩みの方も多いはず。そこで今回は、収納がない部屋を片付ける前の準備から片付け方・整理のコツまでを紹介します。また、部屋をきれいな状態のまま保つ秘訣も解説しますので、ぜひ参考にしてください。
収納がない部屋は片付け方に工夫が必要

クローゼットや押入れなどの収納スペースがない部屋は意外と多く、どのように片付けたらよいのか悩まれる方もいます。決められた収納がないと、モノの置き場所が決められないこともあるでしょう。
収納がない部屋では置き場所を決め、限られたスペースを最大限に活用する必要があります。片付けと整理整頓のコツを押さえることで、収納がない部屋でも快適で機能的な空間を実現できるでしょう。
【準備】収納がない部屋の片付けを進めるポイントはこちら
収納がない部屋の片付け方&整理のコツはこちら
収納がない部屋が散らかってしまう原因
・収納スペースが少ない・足りない
・モノの定位置が定まっていない
・持ち物の量と収納スペースのバランスが取れていない
・片付け自体を先延ばしにして散らかってしまう
収納がない部屋が散らかる主な理由は、自分が持っているモノを収納するスペースが足りないことです。たとえば、洗面所に収納スペースがなければ、スキンケア用品やタオル、ストックの歯ブラシ類などは別の場所に収納することになり、不便に思うでしょう。
また、収納が少ないことでモノの定位置が決まらなかったり、収納スペースの広さ以上に自分が持っているモノが多かったりして、散らかってしまうこともあります。
うまく整理収納ができない状態が続くと、片付けを先延ばしするクセがついて、さらに部屋が散らかってしまう可能性も。部屋が片付けられない悪循環に陥る前に、収納を見直して快適な空間づくりを目指しましょう。
【準備】収納がない部屋の片付けを進めるポイント
・部屋の現状・持ち物を把握する
・必要なモノは残し、不要なモノは手放す
・使う頻度や生活動線を考えて収納場所を決める
収納がない部屋であっても、上記の3つのポイントを押さえることで、片付けをスムーズに進められます。
部屋の現状・持ち物を把握する
片付けの最初のステップは、「現在の部屋がどういった状態か」「自分の持ち物がどれくらいの量か」を正確に把握することです。部屋のどのコーナー がもっとも散らかっているかを観察してみましょう。
一度に部屋全体の現状と持ち物の量を把握することは困難です。「デスクの引き出し」などと部屋の中で場所を絞り、その中にあるものをすべて出して、「自分は何を・どれくらい持っているのか」を把握するのが片付けの一歩といえます。
必要なモノは残し、不要なモノは手放す
続いて、「必要なモノ」と「不要なモノ」に分ける作業を行います。
デスクの引き出しであれば、中に入れていたモノをすべて並べて、「必要」「不必要」で分けてみましょう。本当に必要なモノの判断が難しいときは、「1年以内に使っているモノ」または「1年以内に使う予定が決まっているモノ」というように、期間で区切って考えることが大切です。必要なモノが決まったら、カテゴリー別に分けましょう。
反対に、「1年以上使っていないモノ」「壊れていて使えないモノ」は不要なものと判断して手放します。すぐに判断できないときは、「迷いものBOX」を作って保管しましょう。一時的に残す期間を決めておき、その期間を迎えてから見直すのがおすすめです。
【モノを手放す基準について】
選定基準 | 判断のポイント |
---|---|
必要なモノ | ・毎日使用している ・1年に1回以上使用している ・1年以内に使用するタイミングが決まっている |
不要なモノ | ・壊れている ・1年以上使用していない ・使う予定がない |
判断に迷うモノ | ・今後使用するかもしれない ・捨てるのがもったいない |
使う頻度や生活動線を考えて収納場所を決める
必要か不要の判断ができたら、残すモノを使う頻度と生活動線を考慮して具体的な収納場所を決めましょう。日常的に使用するアイテムは手の届きやすい場所に配置するとストレスなく使用できます。一方、頻繁に使わないモノは高い場所や奥などに置くとよいでしょう。
服の場合、毎日着る日常着や通勤バッグはすぐに取り出せる位置に収納。シーズンオフの服やたまにしか使わないモノはボックスに入れて高い場所に置くと、限られた収納スペースを上手に活用できます。
収納がない部屋の片付け方&整理のコツ5選
・大型の収納家具を置いてまとめて収納する
・壁面収納で上部の空間を有効活用する
・収納付きの家具を置く
・隙間やデッドスペースを活用する
・移動式の小型収納アイテムを活用する
収納がない部屋でも少し工夫をすれば、収納場所を作り出して使いやすく片付けができるように。知っておきたい片付け方と整理のコツを紹介します。
大型の収納家具を置いてまとめて収納する

収納がない部屋には、思い切って大型の収納家具を置くことを検討してみましょう。収納を増やそうとあちこちに収納ラックを置くと、部屋が圧迫されて狭く感じてしまいます。
収納がない部屋では、収納スペースを複数分けて作るより、多少サイズが大きくてもさまざまなアイテムを1カ所にまとめて収納できる家具を置く方がおすすめです。部屋全体がすっきりと見えて、日々の生活を快適にできます。
なお、大型の収納家具を選ぶ際は、部屋のインテリアの色合いに合わせると、統一感が生まれるでしょう。
【おすすめの収納アイテムの例】
・スチールラック
・ハンガーラック
・キャビネット
壁面収納で上部の空間を有効活用する

壁面に収納を設置すると、天井に近い部屋の上部の空間まで有効に活用できます。つっぱり棒式の収納アイテムを使えば、高さのある収納家具でも安定し、収納スペースを増やせるでしょう。
天井付近の上部の空間を活用することで、床面を占めずに収納スペースを確保できます。床に置くモノを最低限にすれば部屋を広く見せられ、やり方によっては見せる収納としても活躍するでしょう。
ただし、頻繁に使用するアイテムを天井に近い上の空間に収納すると、出し入れがしにくくなってしまいます。天井付近には、普段使わないモノや季節の服などを収納しましょう。
【おすすめの収納アイテムの例】
・つっぱり棒式スチールラック
・壁面ラック
収納付きの家具を置く

部屋に収納がない場合、収納付きの家具を置くことは非常に効果的です。下に引き出しが付いたベッドや、ソファーの下部が収納スペースになっている家具などはサイズも大きいため、たくさんのモノを収納できます。1つの家具で2つの役割を担ってくれるため、一石二鳥です。
また、リビングでよく使う小物を収納付きのオットマンや、コーヒーテーブルに保管するのもおすすめ。小物はごちゃごちゃしやすいため、収納して部屋をすっきりと見せましょう。
【おすすめの収納アイテムの例】
・引き出し付きベッド
・収納つきソファー
隙間やデッドスペースを活用する

部屋の中に、ちょっとした隙間や余っているスペースがないか探してみましょう。有効活用することで、収納がない部屋でも効率的にモノを整理できます。
家具と壁の間、ベッドと床の隙間など余ったスペースを見つけ、スリムな形の収納ボックスやラックを置くのがおすすめ。隙間を活用するため大きなモノは収納できないものの、部屋全体の収納力を高められ、すっきりした見た目を目指せます。
新たに収納家具を購入するコストに比べて安価なので、経済的なメリットもあるでしょう。
【おすすめの収納アイテムの例】
・スリムな収納ラック
・薄型のファイルボックス
移動式の小型収納アイテムを活用する

移動式の小型収納アイテムも、収納がない部屋でスペースを効率的に活用する方法のひとつです。キャスター付きの収納ラックや折りたたみ式の棚などは、置き型の家具よりも場所を取りにくく、楽に移動できます。掃除をするときも移動が簡単です。
また、部屋のレイアウトを変えたいときも、置き型の家具に比べて配置に困りにくいでしょう。
【おすすめの収納アイテムの例】
・キャスター付き収納ラック
・折りたたみ式の棚
収納がない部屋の片付け方で心がける4つのポイント
・収納スペースに余白を作っておく
・「見せる収納」と「隠す収納」のバランスを考える
・考えなしに収納グッズを増やさない
・収納アイテムの色やデザインを統一する
収納がない部屋でも、上記の4つのポイントを心がければ、片付けやすく部屋をすっきりとした状態に保てます。片付け方の工夫を4つ見ていきましょう。
収納スペースに余白を作っておく
収納スペースが限られていると、ついたくさんのモノをまとめて入れようとして、ぎっしりとモノを詰め込んでしまいがち。しかし、すっきりした部屋を保つためには、あえて余白を作ることが重要です。余白を残すことで、モノが増えたときも柔軟に対応できるようになります。
また、収納スペース全体に余裕があるとモノを取り出しやすく戻しやすい、使い勝手のよい環境を作れるでしょう。余白があることで圧迫感が減り、部屋全体をよりすっきりとした印象に見せられます。
「見せる収納」と「隠す収納」のバランスを考える
「見せる収納」と「隠す収納」をバランスよく取り入れると、収納がない部屋でもきれいに片付けができます。お気に入りの服や雑貨、本などのアイテムは、思い切って見せる収納でディスプレイしてみましょう。部屋にアクセントを加えることができます。
反対に、部屋の印象に影響を与えたくないアイテムや、生活感が出てしまうアイテムは隠す収納にするのがおすすめ。部屋をすっきりと見せられます。「見せる」「隠す」のどちらか一方に偏らず、バランスを取ることで機能的かつ美しい部屋作りができるでしょう。
【見せる収納・隠す収納の取り入れ方】
見せる収納がおすすめ | 隠す収納がおすすめ |
---|---|
・お気に入りの服やアクセサリー ・雑貨 ・本 など |
・化粧品 ・ドライヤー・ヘアアイロン ・掃除グッズ など |
考えなしに収納グッズを増やさない
片付かないからといって収納グッズを無計画に増やしても、収納問題は解決しません。とりあえずラックやボックスなどを買っても、「サイズが合わない」「収納したいものが入らなかった」など、イメージ通りに収納できないこともあるでしょう。
不要な収納グッズを増やすと、かえって部屋の中がごちゃごちゃして見えることもあるため、新しい収納グッズは慎重に選んでから購入する必要があります。その収納アイテムが本当に必要か、サイズが合うか、収納したい用途に適しているか考えてみましょう。
収納グッズを増や前に、まずは自分の持ち物を把握し、収納がどれだけ必要かを見直すことをおすすめします。
収納アイテムの色やデザインを統一する
家具やカーテンを選ぶときと同様に、収納アイテムを選ぶときも色やデザインを統一してみましょう。新しい収納が増えても圧迫感がなく、部屋全体の見た目が整ってすっきりとした印象に見せられます。
異なる色やデザインの収納アイテムを無計画に配置してしまうと、部屋全体がごちゃごちゃして見えてしまうため要注意。部屋のテーマカラーや家具の素材に合わせて、収納も統一することをおすすめします。
片付けが苦手な人必見!収納がない部屋をきれいに保つ5つの秘訣
・片付ける場所の優先順位を決める
・計画を立ててから買い物をする
・定期的に持ち物を見直す
・モノを元の場所に戻すクセをつける
・片付けた後の達成感を大切にする
収納がない部屋をすっきり保つために、片付けの習慣づけやモノの管理方法を工夫してみましょう。片付けが苦手な方も気軽にチャレンジできる秘訣を紹介します。
片付ける場所の優先順位を決める

一度に部屋全体を片付けるのは大変な労力が必要で、考えるだけでやる気をなくしてしまう方もいるはず。片付けのハードルを下げるために、まずは片付ける場所の優先順位を決めてみましょう。
日常生活でもっとも使用頻度が高いモノ、よく使う引出しなど、小さいスペースから整理を始めていきます。最初に優先順位を明確にすることで効率的な片付けができ、部屋をすっきり保ちやすくなるでしょう。
計画を立ててから買い物をする
収納がない部屋をきれいに保つためには、計画を立ててから買い物をする習慣づけも大切です。必要なモノだけを購入し、余計なモノを家に持ち込まないようにするだけでも、部屋の中でモノの量が管理しやすくなります。
とくに収納スペースが少ない部屋では、新しいモノを購入する前に「既存のモノと役割が被っていないか」、「実際に必要かどうか」を慎重に検討するのがおすすめ。この心がけだけでも、収納が限られた部屋をすっきり保ちやすくなるでしょう。
また、計画的な買い物は無駄な出費や衝動買いを減らすことにもつながります。
定期的に持ち物を見直す

定期的な持ち物の見直しは、収納がない部屋をすっきりと保つうえで欠かせない習慣です。季節の変わり目や年末年始など、特定のタイミングで行うことをおすすめします。
一度モノの定位置を決めたり収納スペースを確保したりしても、知らず知らずのうちにモノは増えがちです。一定のタイミングで持ち物を見直すことで、着なくなった衣類や使わなくなった雑貨を見直せます。
また、部屋の雰囲気を変えたり、今よりも使いやすい収納方法を見つけたりするよい機会にもなるでしょう。
モノを元の場所に戻す習慣をつける
モノを元の場所に戻す習慣は、収納が少ない部屋をきれいに保つためにとても重要です。アイテムの定位置を決めておき、使用した後は必ず元の場所に戻すよう意識することで、散らかるのを防げるでしょう。
各アイテムに「住所」を決めて、使用したら即座に元の場所に戻す習慣がつけば、部屋がすっきりと片付きます。最初は意識的に行動する必要があるものの、慣れてくると自然と行動できるようになるでしょう。
片付けた後の達成感を大切にする
「片付けてよかった」「部屋も気持ちもすっきりした」と感じることができれば、片付けの習慣も身につきやすいでしょう。達成感を感じるために、片付けの前後で部屋の写真を撮ったり、小さな目標を設定して達成したりするなど、自分に合う具体的な方法を取り入れるのがおすすめ。
片付けが終わった自分へのご褒美を作り、達成感をより一層感じられるよう工夫してみましょう。とくに片付けが苦手と感じている方は、小さな達成感を味わえるよう、マイルールを設けてみてください。
収納がない部屋もおしゃれに!DAIKENのシステム収納「MiSEL」
DAIKENでは、収納がない部屋でもすっきりと使えるシステム収納「MiSEL」をご用意しています。収納がない部屋におすすめのプラン例をご紹介します。
部屋の壁一面をフル活用した大容量収納

部屋の壁に合うように、スペースをフル活用した収納です。収納するモノに合わせて選べるユニットを組み合わせ、見せる部分と隠す部分を考え配置しました。「MiSEL」はお好みに合わせて、ちょっとしたワークスペースやTVボードなども選べます
服や雑貨をおしゃれに収納できるレイアウト

洋服やバッグ、小物など寝室にも収納したいモノがたくさんあります。こちらのプラン例は、持ち物にあわせてすっきり収納できるように工夫しました。清潔感のある空間にしたいため、ネオホワイトカラーを選び、明るい雰囲気を演出。収納したいモノを把握し、必要なユニットを組み合わせると、より使い勝手のよい収納を作れます。
カラーを合わせて統一感ある空間に

こちらのプラン例は、寝室の床と収納の扉カラーを合わせ、部屋全体に統一感を持たせています。就寝時も見やすいよう、TVボードも組み込みました。この収納ひとつで部屋全体のあらゆる機能をカバーしています。見せる収納と隠す収納を効果的に配置したおしゃれな収納です。
片付け方を工夫して収納がない部屋を過ごしやすく
収納がない部屋の片付け方について紹介しました。収納がないと、どこに何を片付けてよいか迷ってしまう方も多いはず。まずは、自分の持ち物を見直して必要・不要に分けましょう。必要なモノを厳選したうえで収納を考えていけば、快適で使いやすい空間づくりを目指せます。
収納がない部屋にあれこれと複数の収納グッズを置くと、かえって部屋がごちゃごちゃしてしまう可能性もあります。DAIKENでは機能的な収納ユニットを多数ご用意。収納したいモノを把握し、ユニットを組み合わせて収納スペースを確保してみましょう。収納のことなら、ぜひDAIKENにご相談ください。
理想的なオーダー壁面収納を実現するためのステップ
【ステップ①】好みのイメージを決める

カタログを見ながら、理想のリビングのイメージを探しましょう。オーダー壁面収納は、お部屋の表情をつくります。理想的な空間づくりを実現するために、機能やデザインを幅広くチェックしてみましょう。
間取り・壁面収納家具の設置場所にお悩みの方は、収納プランニングソフトをご用意しておりますので、ぜひお試しください。
【ステップ②】実際にオーダー壁面収納を見てみる

オーダー壁面収納を、カタログやシュミレーターを使ってイメージを膨らませた後は、やはり実際に製品を見て色や素材を確かめたいですね。ショールームでは、オーダー壁面収納をご覧いただけます。
ぜひ実際に触れて、品質の良さを確かめてみてください。
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