扉なしのクローゼットってどう?メリット・デメリットや後悔しない方法

扉なしのクローゼットってどう?メリット・デメリットや後悔しない方法

最近、クローゼットの扉なしタイプに注目が集まっています。扉なしクローゼットは、レイアウトによって部屋をおしゃれに演出でき、見た目にも開放的な印象があります。ただし、扉のついたクローゼットに比べて注意が必要な点も。そこで、本記事では、扉なしクローゼットのメリット・デメリットやおすすめ製品をご紹介します。

扉なしクローゼットってどんなもの?

扉なしクローゼットとは、その名の通り「扉のついていないクローゼット」のことです。収納する衣服や小物類が外から見えている「見せる収納」であり、アパレルショップのショーケースのようなおしゃれな雰囲気を醸し出せます。

扉なしクローゼットはウォークインクローゼットと相性がよく、よく取り入れられています。また、押し入れをリフォームして、扉なしクローゼットを設置するケースもあります。

扉なしクローゼットのメリット6つ

通気性が良い
一目で見渡せる
衣類を出し入れしやすい
扉を開閉するためのスペースが必要ない
開放感がある
扉に指を挟む心配がない
施工費用を安く抑えられる

扉なしクローゼットには魅力がたくさんあります。ここでは、6つのメリットをご紹介します。

通気性が良い

扉なしクローゼットは通気性がよいため、カビやニオイの発生が少ないというメリットがあります。これに対し、扉つきクローゼットは湿気がこもりやすく、衣服にカビやニオイが発生することがあります。そのため対策として、定期的に扉を開けて風通しをよくする必要があります。扉なしクローゼットには、こうした手間が必要ありません。

一目で見渡せる

扉なしクローゼットはぱっと見ただけでどこに何があるのかが一目瞭然です。支度で急いでいるときでも目当ての服や小物を探し出しやすく、さっと取り出せます。また、手持ちの服で何を多く持っていて何が足りないのか把握しやすいため、買い物する際の参考にもしやすいでしょう。

衣類を出し入れしやすい

扉なしクローゼットは扉の開閉の必要がなく、衣服の出し入れがしやすいのがメリットです。扉つきクローゼットは、衣服の出し入れの際に扉を開ける必要がありますが、この手間を省いてくれます。洗濯後の衣服を収納する際もスムーズで、家事の効率が上がります。

扉を開閉するためのスペースが必要ない

扉なしクローゼットは、開閉するための扉前のスペースが必要ないため、狭い部屋でも設置できます。折れ戸や開き戸がついているクローゼットは、扉を開閉するためのスペースが必要です。

開放感がある

扉なしクローゼットには、開放感があります。お部屋を広く見せてくれるだけでなく、狭いスペースに十分な収納を確保してくれるのが大きな魅力です。「見せる収納」であるためこまめな整理整頓は必要ですが、そのおかげで綺麗に保つことを意識させてくれます。

扉に指を挟む心配がない

扉なしクローゼットは、扉の開閉をともなわないため、指を挟む心配がありません。小さなお子さまがいるご家庭では、家のなかであっても日常的に事故やけがのリスクがあります。扉なしクローゼットは、このリスクを排除できるため、安心かつ安全にお使いいただけます。

施工費用を安く抑えられる

扉なしクローゼットは扉の設置が必要ない分、新築やリフォームにおける施工費用を安く抑えられます。費用を浮かせた分、可動棚や収納ケースにコストを割くことで、収納容量を確保しつつ使いやすいクローゼットを実現できます。扉の開閉に必要な枠やレールの設置も不要なため、クローゼットを導入できるのも魅力です。

扉なしクローゼットのデメリットと対策

衣類にホコリがつきやすい
衣類が日焼けしやすい
防虫剤や除湿剤の効果が低下する
きちんと整頓しないとごちゃごちゃして見える
冷暖房効率が下がる

扉なしクローゼットには、5つのデメリットがあります。デメリットとあわせて対策も紹介しますので、あらかじめチェックしておきましょう。

衣類にホコリがつきやすい

開放的な扉なしクローゼットは、カビやニオイが発生しにくい反面、ホコリがつきやすいというデメリットがあります。そのため、扉つきクローゼットよりもこまめに掃除する必要があります。ただし、下記の方法によって対策が可能ですので、こまめに掃除するのが難しい場合は、あらかじめカーテンやカバーを導入しましょう。

対策
・カーテンやロールスクリーンをつけて衣類をホコリから保護する
・大切な一着にはカバーをかける

衣類が日焼けしやすい

日当たりのよい部屋に扉なしクローゼットを設置すると、窓から射す光によって衣服が日焼けしやすくなります。そのため、扉なしクローゼットは、なるべく日の当たらない場所に設置するのが好ましいです。どうしても日が当たってしまう場合は、カーテンやカバーを取り入れて大切な衣服を守るようにしましょう。

対策
・カーテンやロールスクリーンをつけて衣類を日焼けから保護する
・大切な一着にはカバーをかける

防虫剤や除湿剤の効果が低下する

扉なしクローゼットに防虫剤や除湿剤を置いても、高い効果がのぞめません。防虫剤や除湿剤は、密閉された空間でより高い効果を発揮するためです。したがって、普段あまり着ない服は密閉空間に保管し、そのなかに防虫剤と除湿剤を入れておくのが効果的です。

対策
・着ない衣類は衣装ケースやタンスで保管し、そのなかに防虫剤・除湿剤を入れる

きちんと整頓しないとごちゃごちゃして見える

扉なしクローゼットは、きちんと整頓されていないと雑然と見えてしまうデメリットがあります。常に衣服が見えている状態のため、たたんでおいたりハンガーにかけておいたりしないと、急な来客の際に困るでしょう。いざというときのために、カーテンや収納ケースを用意しておけば、整頓が苦手な方でも一時的に隠すことが可能です。

対策
・カーテンやロールスクリーンをつけて隠す
・収納ケースや収納ボックスに入れて隠す

冷暖房効率が下がる

扉なしクローゼットは、内部にまで冷気や暖気が流れ込んでしまうため、扉つきクローゼットよりも冷暖房効率が下がるデメリットがあります。冷暖房を使わない時期は開放しておいても問題ありませんが、少なくとも夏と冬は対策が必要でしょう。カーテンやロールスクリーンをつけてクローゼットへ空気が流れこむのを遮断すると、冷暖房効率の低下を防げます。

対策
・カーテンやロールスクリーンをつける

扉なしクローゼットを設置する際に後悔しないためには?

扉なしクローゼットのデメリットは、カーテンやロールスクリーンの導入でほとんど解消できます。しかし、場合によってはチープな印象になってしまうこともあり、悩みどころです。そこで、一つのクローゼットのなかに、扉つきの収納棚と扉のない収納棚を設置した、混合タイプのクローゼットをおすすめします。

扉あり・なし混合タイプのクローゼットはこちらを参照

扉なしの収納棚には、ハンガーパイプを渡し、スーツやYシャツ、ワンピースなど、ハンガーにかけられる衣類を収納することで取り出しやすく、通気性も保てます。扉ありの収納棚には、内部にタンスや収納ボックスなどを設置して、トップスやボトムスなど、たたむ必要がある衣服を収納することで、雑然とした印象がなく、すっきり美しい外観を実現できます。

また、扉なしの収納棚は日焼けのリスクがあるものの、あらかじめ日の当たらない方角や位置にクローゼットを設置することで、防ぐことが可能です。

オーダーメイドのクローゼットなら施工の自由度が高く、細かいニーズに合わせてレイアウトを決められます。おしゃれさと使いやすさを両立したい場合は、混合タイプのクローゼットがおすすめです。

DAIKENのおしゃれで実用的な扉なしクローゼット

DAIKENでは、クローク収納の内部ユニットブランド「FiTIO(フィティオ)」と、壁面収納「MiSEL(ミセル)」をご用意しております。ここでは、この2ブランドを使用した扉なしクローゼットのプランを3つご紹介しますので、参考にしてみてください。

空いたスペースに設置できる!内部ユニット

空いたスペースに設置できる!内部ユニット

こちらはDAIKENの「FiTIO(フィティオ)」による、内部ユニット「FiTIO(フィティオ) 側面棚柱タイプ」です。奥行きのあるスペースや、押し入れをリフォームしたいという方におすすめです。高さや奥行き、レイアウトが数パターンから選べるため、設計の自由度が高く、生活にマッチします。

詳細はこちら

見せる収納にセンスが光るクローゼット

見せる収納にセンスが光るクローゼット

本プランでは、扉がついていない収納棚に普段よく着る服やインテリア小物をおしゃれに魅せて収納できるため、おしゃれな空間を演出できます。扉つきの収納棚には、収納ケースやボックスを設置して、あまり着ない服や細々とした小物類を収納しておくことで、視覚的にすっきりします。

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スタイリッシュで無駄のない大人のクローゼット

スタイリッシュで無駄のない大人のクローゼット

本プランは「見せる」部分を最小限に留めることで、クローゼットとしての機能性を重視しました。毎日出勤前に着るYシャツやブラウス、ベルト、ハンカチなどの小物類はさっと取り出せる扉なしの収納棚へ、ほかはすべて扉つきにすることでスタイリッシュな大人のクローゼットの完成です。

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理想的なオーダー壁面収納を実現するためのステップ

【ステップ①】好みのイメージを決める

大建工業「MiSEL」のカタログ表紙画像。画像には木目フローリングを使用したリビングが写っており、右側の白が美しいテレビ壁面収納は、テレビボード、本棚・飾り棚、天袋が一体になったハイタイプ。壁面収納の引出しの扉はホワイトアッシュの木目で、取っ手なしのタイプ。大きな窓から日ざしが差し込む明るい室内には、窓側奥にロータイプのオープン棚、画像の左にはラグが敷かれ、ソファやサイドテーブルがある。手前にはgreenのスツールが置かれている。マリメッコのクッションや天然木のサイドテーブルなど北欧テイストでまとめられている部屋。
大建工業「MiSEL」のカタログを無料プレゼント

カタログを見ながら、理想のリビングのイメージを探しましょう。オーダー壁面収納は、お部屋の表情をつくります。理想的な空間づくりを実現するために、機能やデザインを幅広くチェックしてみましょう。

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間取り・壁面収納家具の設置場所にお悩みの方は、収納プランニングソフトをご用意しておりますので、ぜひお試しください。

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【ステップ②】実際にオーダー壁面収納を見てみる

大建工業ショールーム、お近くのshopでオーダーリビング壁面収納の施工事例をご覧いただける様子を解説した画像。手前には白いカウンターがあり、奥の白い壁にはシルバーのDAIKENロゴがみえる。LEDの明るい照明
大建工業ショールームでオーダーリビング壁面収納の施工事例をご覧いただけます。

オーダー壁面収納を、カタログやシュミレーターを使ってイメージを膨らませた後は、やはり実際に製品を見て色や素材を確かめたいですね。ショールームでは、オーダー壁面収納をご覧いただけます。
ぜひ実際に触れて、品質の良さを確かめてみてください。

⇒大建工業ショールームについてくわしくはこちら

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