勉強したくなる机まわり

子供の勉強場所はどこですか?
「リビング学習」という言葉が少し前に流行りましたが、子供部屋があっても、やはり子供が小さいうちは目の届く範囲で学習させることが親にとっても効率的!
ただ、リビングはもともと勉強部屋では無いので「いつも片付かない!」というお悩みも。
楽しく家族とコミニュケーションしながら勉強できるスペースをお子様と一緒に創りましょう!
STEP.1
自分スペースを小さいうちから
-
-
幼児期は「遊び」が「勉強」。学習だけがお勉強ではありません。まずは『自分のモノは自分のスペースで管理する』という認識をつけることが大切です。
リビングの中に「お城」を創ってあげましょう!

STEP.2
デスクの上はクリアに!
専用スペースで座ることが出来るようになったら、次は「おかたづけ」の基本を教えてあげましょう!
『どうして片付けなくてはならないの?』という理由を知ること。それがとても大切。
「片づけなさい!」と言って「どうして?」と子供に訊かれたことがありませんか?
-
-
左上の画像をみてみましょう。
さて、デスクの主は何がしたいのでしょう?
図鑑もあり、プリントや辞書もあり、ブロックも置いてありますね。
こういう状態だと、せっかく何かをしようと思っても、色んなモノをよけながら狭いスペースで作業することに。集中することが出来ず、気が散ってしまいます。 -
-
左下の画像はどうでしょう?
机の上には図鑑と画用紙。「ああ、図鑑を見て絵を描いているんだな」とわかりますね。
『片づける』ということは、「今、やろうとしていることに必要のないものを机から無くすこと」です。
大人でも、山盛りの書類に埋もれて小さいスペースで仕事をしている方を見たことがありませんか?
そういう人は大事な書類を探したり、、あるいは無くしてしまったり。効率が悪いことは明らかです。
子供も全く同じ。
勉強する環境を常にスッキリさせることは集中力に大きな影響を与えます。
デスクの上はクリアに気持ちよく!
-
-
子供の勉強スペースが散らかっているな、と思ったら、「片づけなさい」ではなく、
「今、何がしたいの?じゃ、それに関係ないものは仕舞おうね」と具体的な理由を言ってあげてくださいね!そうすることで、より『いま、自分が何をしたいのか』という集中力も育って一石二鳥。
毎日使った後に一度クリアにするのが理想ですが、
ご家族で「寝る前」や「使う前」など、取り掛かりやすいタイミングを決めて、クリアになった気持ち良いデスクで勉強する習慣をつけましょう。
POINT!「大人はお手本」
「ダイニングで兼用」の場合も同じ。こどもに片づけなさいをいう前に、
食べ物や食器が散らかったテーブルでとりあえず宿題をさせていませんか?
毎日、ダイニングテーブルも一度クリアにする習慣をつけて、子供のお手本になってあげましょう。
STEP.3
メリハリある収納法で楽しくお勉強
さあ、いざ片づけようと思っても収納場所が無ければもとに戻せません。
モノに合わせた収納法で片づけやすい机周りにしていきましょう。
- ★文房具も使うモノだけを机の上に
- ストックや、たまにしか使わない定規など、全てを一緒に収納すると何が必要なのか分からず探すので、ごちゃごちゃになってしまいます。 ストックは別管理でしっかり量を把握して
- ★お気に入りを飾るスペースを決める
- 机の上はクリアに!と言っても少しは遊び心が欲しいモノ。
小さなスペースで良いので好きなモノを少し置くスペースも確保するとなおGOOD - ★教科書・学習(塾)セットは量に合わせたBOXで管理しやすく
- テストの答案や使用済みノート「とりあえず」置いていませんか? 子供が苦にならず、片づけられる収納は「いま、使うモノだけを」収納することです。 小学校の内はそんなに教科書やノートの量もありません。 本棚で他の本と一緒にすると、迷子になってしまいます。また、使い終わったノートなどがどんどん増えて本棚がいっぱいにならないよう、 今使っているものだけファイルBOXにまとめて、ほかのモノと区別し、子供の管理しやすい一定量を保つ工夫をしましょう。ラベリングも忘れずに。


POINT!「きちんと一緒に」


テストやプリント、使い終わった文房具は油断するとすぐ溜まってしまいます。持って帰ってきたら、きちんと褒めて、残す場合は別保管。
小さくなった鉛筆などは、子供と一緒に「ありがとう」と感謝を込めて、処分して。新しい鉛筆を気持ちよく出しましょう!
学期ごとの見直しも、子供と一緒に整理して、一定量を保つサイクルをつけていきましょう。
POINT!「机を広く使うアイテム」も使ってみる。

デスクの近くに袖机を置いておくと一時置きに便利。
調べものや文房具の仮置き、明日持っていく学校セットなどの置き場にも。
*あくまでも一時置き!置きっぱなしにならないよう気をつけて。
最後に、勉強したくなる机周りとは?
勉強したくなる机周りとは、片づけやすく、集中しやすい空間づくりであるとともに、
家族が「常に見守っている」という安心感もが実は重要。
場所だけがあっても、子供に任せっぱなしではいけません。
分からないところがあれば一緒に考えるのはもちろんですが、一緒にプリントを整理したり、文房具を出してあげたり、いい絵が描けたり工作ができたら飾ってあげたり。
そんな『勉強も片付けも一緒に楽しむ』雰囲気づくりができている空間、それが自然と勉強したくなる机になるのではないでしょうか?