玄関の空いたスペースを、自分だけのワードローブに

皆さんは、「玄関の収納」と聞いて何を思い浮かべますか?
靴や傘を置いておくだけの"物置き"でしょうか?
僕が提案したい玄関収納は、少し違います。
ただ靴を脱ぎ履きするだけの場所にするのではなく、玄関も大切な"部屋の一部"と考えてみませんか?
新たな収納スペースが増えるだけでなく、忙しい朝でも効率的に身支度が出来て、忘れ物もしにくくなるメリットも得られます。
では、写真を交えながら順を追って解説していきます。
狭い空間を最大限に生かすためのグッズとレイアウト
例えば玄関にこのようなスペースがあった場合を例にしてみましょう。
奥行が無くても大丈夫です。工夫次第で圧迫感の無い機能的な収納に変身します。

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まずは上部に、太めでしっかりとした突っ張り棒を一本セットしてみましょう。
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続いて、ハンガーをセットします。
今回はシンプルで清潔感のある、白色で統一してみました。
帰宅した後、いつも着ている上着を予め玄関でハンガーにかけてしまう。
こうすることで、次に出かけるときは玄関でサッと身支度が整います。
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そして下段のレイアウトです。カバンや小物類を収納出来るスペースを作ってみましょう。
物を取り出すアクション数を極力減らす為、扉のないオープンなシェルフを置きます。
出かける前の忙しい時間でも効率的にモノを出し入れ出来ますし、お気に入りのグッズを自由にディスプレイさせる楽しみも生まれます。(今回使用した棚は、DUENDE社のウォールシェルフ)
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シェルフの端に、少し隙間が出来ました。せっかくなので小さな傘立てを置いてみましょう。
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反対側には、両面テープで簡単に着脱出来るフックをひとつセットします。
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レイアウトが完成しました。奥行が40cm弱しかなくても、立派なワードローブの出来上がりです。
収納方法でおしゃれで便利な収納スペースを実現
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フックの部分には、靴べらをかけてみます。
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傘立てには、一緒に出掛けたくなるお気に入りの傘を。
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次はシェルフに洋服以外の小物を置いていきましょう。
帽子、カバン。皆さんの生活スタイルに合わせて、お出かけ時に必要なものを。
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最下段には、靴を収納してみました。シェルフに並べるだけで、まるでお店のディスプレイのような印象になります。
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中段には手袋、マフラーを。
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いつも持ち歩く小物をまとめて収納出来るアクセサリー入れも、置いてみました。鍵や時計も指定席を決めて、帰宅後は同じ場所に置くようにします。
もし出かける直前、靴まで履いてしまったのにアレを忘れた!となってしまっても、また部屋に戻る必要が無く忘れ物を取りに行く事が出来ます。
シェルフ部分をまとめると、このようになりました。

まとめ
全体図です。
何十パターンも上着やカバンを置ける大きなスペースではありませんが、限られたスペースだからこそ、普段最も使うお気に入りのアイテムを大事に置く場所になります。
今回自分が紹介したのは、ほんの一例です。
「玄関だから、居間だから、洗面台だから〇〇は置かない方がいい」という固定観念は捨てて、家の収納スペースというのはそれぞれのライフスタイルに合わせて自由に設計できる、という事を是非楽しんで頂ければと思います。
