整理の基本講座

整理の基本講座

整理はお片付けの第1歩です。整理をしっかり行うか行わないかで、収納やお片付け、掃除にも大きく影響していきます。今までうまくいかない原因は収納方法ばかりを考えていたからではないでしょうか?
「ご自身にとって本当に必要なモノなのかを見極める事」から始めてみましょう!

整理・収納・掃除は分けて考えましょう

この3つは一緒に考えてしまいがちですが、どれも役割が違います

整理・・・
不必要なモノを取り除くこと
収納・・・
モノを使いやすい状態にすること
掃除・・・
ごみやほこり、汚れなどを取り去ること

整理次第でモノが使いやすく元に戻しやすい収納の状態・お部屋をキレイにする掃除の行動がラクに行う事ができるのです。整理を行わずして収納や掃除の負担は残念ながら、軽減されません。

「衝動的に始めない!まずは、どこまでの状態になりたいかを考えましょう」

ここに2つの写真があります。洗面所の洗面ボウル下の収納です。
どちらも同じモノが入っているとしたら、どちらがこれからなりたい状態でしょうか?

衝動的に始めない!まずは、どこまでの状態になりたいかを考えましょう

整理は、自分の本質を知るきっかけになります。ご自身がどのような状態になりたいのかを考えてみましょう。
例えば、 使いやすさ重視にしたい、見た目重視にしたい、など です。
収納にはお金をかけずに、今あるものでまずは工夫してみるという人もいれば、取り掛かるなら、収納グッズにもこだわりたいという人もいます。

ご自身が目指したい所を確認する事で、整理をする目的が決まります。目的があると、結果も効果の深さも変わってきます。どうせやるなら効果的に行いたいですよね。

沢山モノに溢れてしまっている状態からシンプルライフに!という大きな目的を決めるのもいいでしょう。
まず第1段階は、収納に入るだけの状態に、第2段階は、見た目も意識した状態に。というように、 あまり高い目的を決めずに行うのも取り掛かりやすくなりますね。ご自身に合わせて目的を決めてみましょう。

持ち物の量を把握する

1ヵ所の収納にどんなモノがどのくらい収納されているか把握されている方は少ないのではないでしょうか?
収納が大きければ大きいほど沢山モノが入っています。ご自身が把握されているモノはその内どのくらいある でしょうか?
把握しきれないモノが多い場合は、ご自身が管理できる量を超えてしまっているのかもしれません。

探していたモノが見つかったり、同じモノがいくつも出てきたりする事もあるかもしれませんね。

まずは、今持っているモノを把握する事から始めてみましょう。

持ち物の量を把握する

とにかく区別してみる

目的が決まり、量が把握できたら、モノを見直していきましょう。区別する事を意識してみてください。
使っている・使っていない・迷っているに区別する事です。
必要なモノと不必要なモノが混在している状態ですと、必要なモノがすぐに見つからずに探すという行為が発生します。不必要なモノに気づきましょう。
使っているモノだけを元に戻すだけでも、使い勝手に変化が出てきます。
(その状態で様子をみて迷ったモノなどを手放す事を決めてもいいでしょう。)

不必要なモノを取り除くと言われても、どこから始めたらいいのか分からないという事になりますよね。
そこでバッグをイメージしてみてください。
出かける時にどんなモノが必要かを考えてバックの中にしまうと思います。
ポーチなどに小分けにして入っていたりしますよね。
バッグと収納の大きさは違うかもしれませんが、自分にとって必要なものを選びとっていくイメージはどちらも同じなのです。

まずは小さな場所から

まずは小さな場所から

寝て起きたら、モノが山積みになっていた!という事は無い訳で・・・手放す事をせずに買う・もらうだけの状態が続いてしまうと、収納が足りない。という悩みに直面してしまいます。
まずは、少ない時間で終わる所から始めて少しずつ達成感を味わいながら、ご自身にとって必要なモノを選んでいってみましょう。

著者紹介

髙橋 美和子
氏名
髙橋 美和子
組織・団体・肩書
  • 整理収納アドバイザー2級認定講師
  • Active-s(アクティブエス)代表
略歴
  • 正社員で仕事をしながら、整理収納アドバイザーとして活動する。
  • 「今よりもっとアクティブに!」をモットーに人とモノが活発に動く、なんでも見つかる整理収納の仕組み作りをサポートする。プライベートは、2児の子育て真っ只中の母でもある。
資格
  • 整理収納アドバイザー1級
  • 整理収納アドバイザー2級認定講師 
  • ファイリングデザイナー 2級
活動地域
茨城県古河市
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