よくあるご質問
よくあるご質問Q&A
設置をご検討されるとき
仕上げ材は何でもいいのか。
基本的には大建工業(株)のフローリング製品(床暖房対応品)の使用を前提としております。仕上げ材に関しては、設計時にご確認ください。
- 断熱性能が高い材料(畳やコルクフロアなど)では、『ユカリラ』の性能を十分に発揮できない場合があります。
- 石材を使用した場合、エアコン運転開始から部屋全体が暖まる(涼しくなる)まで時間がかかる場合があります。
部屋ごとに異なる温度に設定できないか。
複数の部屋であっても、同一のエアコンにて制御する部屋は同じ温度・運転モードしか設定できません。
部屋ごとに異なる温度設定をご希望される場合は、設計時にご相談ください。
床下の空気はきれいなのか。
床下やパネルに吹き込む空気は、エアコンから直接吹き出したものであり、エアコン内のフィルターによってゴミやほこりが除去されています。
『ユカリラ』を設置している部屋に床収納を取り付けることはできるか。
『ユカリラ』の設計に影響がありますので、設計時にご相談ください。
また設置した床下収納を冷暗所として使用することはできません。
運転音が気になる。
運転をスタートした直後は、室内を設定温度に近づけるためにエアコンからの吹出風量が大きくなり、運転音や風切り音が普段より大きくなる場合がございます。室温が設定温度に近づくと運転音は小さくなります。
YFPタイプやYHPタイプでは、躯体からFLまでどれぐらいの高さが必要なのか。
YFPタイプでは流路高さを90mm以上、YHPタイプでは流路高さを50mm以上確保する必要があります。これにそれぞれ断熱材、輻射パネル、捨貼り合板(厚さ12mmを想定)、仕上げ材(厚さ12mmを想定)の厚さを足すと、躯体からFLまでの高さは以下のようになります。
YFP:174mm、YHP:164mm
詳しくはP35、P37をご確認ください。
エアコンの室内機から床下に空気を送るダクトのスペースは、
どのぐらいの大きさを見込んでおけばよいか。
選定するエアコンの能力によって、2本~5本分のダクトスペースが必要になります。
ダクト1本あたりに必要な設置面積は300mm×300mmです。
流路部分に断熱は必要か。
消費エネルギーの低減や快適性向上のため、流路部分に断熱材を施工します。外側部分は省エネルギー基準に準拠した断熱材を、床躯体面は厚さ20mm以上の発泡系断熱材の施工を標準としています。
ご使用されるとき
スイッチを入れてもなかなか暖まらない(涼しくならない)。
間取りや外気条件によっては、部屋全体が暖かく、あるいは涼しくなるまでお時間がかかる場合があります。タイマー設定を活用し、部屋を使用する時間の2時間前にエアコンの運転を開始するように設定しておくと、十分に暖まった(涼しくなった)状態で使用することができます。
結露はしないのか。
通常の運転では結露しないことを確認しておりますが、冷房時に窓を開放するなど、湿度の高い外気が入った場合には床表面で結露する場合があります。
床が結露してしまった。
湿度の高い空気が室内に流入した場合、床表面が結露する場合があります。まずは結露した水分を拭きとったうえで、以下の事項をお試しください。
- 外気との換気の回数を減らす。
- エアコンの設定温度を上げる。
- サーキュレーターなどを使用して、湿度の高い空気が床付近にとどまらないようにする。
- 除湿器などを使用して、室内の湿度を下げる。
暖房中、エアコンが止まってしまった。
室外の気温が低い時期に暖房運転を続けていると、エアコンが自動で霜取り運転を開始し、一時的に暖かい風が出ないことがあります。これは家庭用エアコンでは一般的な設定であり、霜取り運転が終了すると暖房を再開します。
しばらくたっても暖かい風が出ない場合は、施工店にご相談ください。
還流口の中に水をこぼしてしまった。
エアコンの運転を停止したうえでガラリを取り外し、手が届く範囲で水を拭いてください。
上手にご使用いただくために
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室外機のまわりに物を置かないようにしてください。ファンの吹出口をふさいでしまうと、エアコンの運転効率が悪くなり、電気代の無駄になります。
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窓にはブラインドやカーテンをつけてください。真夏の日中など日差しの強いときには、ブラインドやカーテンを閉めて日光を遮ることで、エアコンを効率的に運転することができます。
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還流口の上にものを置かないでください。還流口をふさいでしまうと、床下から出てくる空気が室内に入ってこなくなり、十分な冷暖房効果が得られなくなります。
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室外の空気が多湿なとき(雨が降っているとき、
じめじめしているとき、梅雨の時期など)は、窓を閉めてください。床面などで結露する恐れがあります。 -
思ったような空調効果が得られないときは、
補助として他の機器も活用してください。例)冷房しているのにじめじめしていると感じる⇒除湿器を使用する
暖房しているが物足りない⇒ストーブを使用する -
積雪時には、室外機が雪で埋まることがないように
室外機のまわりを除雪してください。能力低下や故障の原因になることがあります。
立ち上がり時間に関して(初めて運転するとき、久しぶりに運転するとき)
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快適性の向上のため、基本的には24時間の連続運転をおすすめします。初めて運転するときや運転を再開する場合には、部屋全体が快適な温度になるまで多少時間がかかります。
(長期間使用を停止していた場合や、外気がたいへん暑いとき、寒いときは特に時間がかかります。) -
部屋を使用する時間のおよそ2時間前までに運転を開始してください。
毎日決まった時間に運転を開始される場合は、タイマー設定をご活用ください。

ユカリラ
総合パンフレット