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オフィスにおけるWell-Beingな音環境を実現するコンサルティングサービスに、DAIKENの「音マップPro」を提供

~「音」分野から快適なオフィス作りをサポート~

DAIKEN株式会社(大阪市北区、社長:億田正則)は、パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社(以下、パナソニックEW社)と音分野における共創活動を行っています。その一環として、この度、同社が提案を開始した、Well-Beingな音環境の実現をサポートするコンサルティングサービスに、当社が開発した『音マップPro』をソリューション提供しましたので、お知らせします。
当社は、現長期ビジョン「GP25」において、公共・商業建築分野を注力市場に掲げており、WEB会議の普及などによって顕在化した、オフィスの音の課題改善提案に取り組むとともに、オープンイノベーションによる企業間共創にも力を入れています。そのような中、Well-Beingに貢献する各種ソリューションや電気音響に強みを持つパナソニックEW社と建築音響分野に強みを持つ当社は、オフィス空間のWell-Beingな音環境づくりや価値向上に向けて、両社のオフィスを活用した実証実験等を進めるなど、ソリューション提案を軸とする共創活動にも取り組んでいます。

DAIKENとパナソニックEW社の取り組み例

取り組み例イメージ

パナソニックEW社のライブオフィス「worXlab」の会議室

音響シミュレーションイメージ

「worXlab」の会議室に当社が実施した音響シミュレーションのイメージ図

そしてこの度、2社共創の新たな取り組みとして、音響シミュレーションや測定等を行うDAIKENのソリューション提案『音マップPro』を、12月1日にパナソニックEW社が発表した「Well-Beingな音環境の実現をサポートするコンサルティングサービス」に提供することとなりました。当社は引き続き、“音”を軸とした新たな価値創出に向けて、パナソニックEW社と連携した取り組みも進めてまいります。

【パナソニックEW社のWell-Beingソリューションについて】

パナソニックEW社は、WELL認証の認証取得を支援するコンサルティングや、Well-Beingを軸とした働き方を含むワークプレイス提案によるコンサルティング等、オフィスにおける従業員の心身の健康をサポートする様々なソリューションを提供しています。
その提供価値の一つとして同社が開始したのが「Well-Beingな音環境の実現をサポートするコンサルティングサービス」です。WELL認証の考えを基に「音」に関する要因分析と対策提案を行うものです。

(参考)パナソニックEW社12月1日配信のプレスリリース:(https://news.panasonic.com/jp/press/jn251201-1

パナソニックEW社「Well-Beingな音環境の実現を
サポートするコンサルティングサービス」イメージ図

ソリューションイメージ

※音響測定、音響シミュレーション等において、
当社「音マップPro」のソリューションを提供

【DAIKENの『音マップPro』について】

『音マップPro』とは、オフィスの移転時や新築時に、「音響測定による現状把握」、現オフィスへの「吸音材レンタルによる改善効果の体感」、新オフィスの「音環境を可視化・可聴化するシミュレーション」、の3つのソリューションから最適なご提案を行い、オフィスごとに異なる音の課題を解決するサービスです。

『音マップPro』サービス概要図

※詳細は11月28日配信のプレスリリース「オフィスの快適な音環境作りをサポートするサービス『音マップPro』を開発」(https://www.daiken.jp/news/detail/20251126100453.html)をご確認ください。

<参考>DAIKENとパナソニックEW社の共創の取り組み事例紹介

当社とパナソニックEW社は、これまでにもオフィス空間の価値向上を目指した音環境ソリューションの提案を実施しており、両社の技術力を融合させた、Well-Beingなオフィスづくりに向けて相互に協力をしています。

1、パナソニックEW社のライブオフィス「worXlab(ワークスラボ)」の会議室の音環境改善

2024年に、パナソニックのライブオフィス「worXlab」(東京都港区)内の会議室において、当社が音響シミュレーションに基づく音の環境改善を実施いたしました。まずは音の反響が大きかった室内環境において、音響シミュレーションを行い、音が反響する状態を可視化・可聴化。その結果をもとに改善策を割り出し、当社の吸音材を導入したことで、快適性や利用率の向上などの改善効果が見られました。なお、現在は、音ソリューションの体感ルームとしても活用されています。

※社員が実際に働いている様子を公開することで、自社で実践している快適なオフィス空間に向けた取り組みなどを見学者に提案するオフィスのこと。

「worXlab」の会議室の音環境をシミュレーションし、残響時間を可視化した様子

イメージ図

※音が響く(残響時間が長い)環境ほど赤く、反対に響かない環境では青く表示される。

シミュレーション結果をもとに、当社吸音材を導入した
パナソニックEW社のライブオフィス「worXlab」の会議室

会議室イメージ01
会議室イメージ02

2、DAIKEN東京事務所にパナソニックEW社のソリューション「環境音BOX」を導入

秋葉原にあるDAIKENの東京事務所(東京都千代田区)においては、静かだった執務環境にパナソニックEW社の植栽一体型の環境音BOXを導入することで、暗騒音の改善やマスキングの効果が確認されました。さらに、時間帯によって音楽や自然音を流すことで、気分の切り替えや心地よい環境作りにも貢献しています。
なお本取り組みは、当社オフィスの執務スペースの快適化を図るだけでなく、電気音響によるマスキングという当社にとって新たな音環境改善手法を自社のオフィスで実証するという側面もあります。

環境音BOXイメージ

DAIKEN東京事務所の執務スペースに設置した
環境音BOX(左手前)

3、DAIKEN R&Dセンターにおいて「WELL Performance Rating」を国内で初取得

2024年4月に、当社の岡山にある研究開発施設「R&Dセンター」において、人の健康とウェルビーイング(身体的、精神的、社会的に良好であること)に影響を与える様々な機能を測定・評価するWELL認証から派生した、建物の室内環境品質に特化した評価制度 「WELL Performance Rating」を取得しました。パナソニックEW社には初回取得時及び年次更新時の環境測定においてご協力をいただきました。

R&Dセンター外観イメージ

DAIKEN R&Dセンター外観

4、DAIKEN 80周年フェアにて共同展示

2025年6月、7月に実施した当社「80周年記念フェア」のオフィス空間展示において、パナソニックEW社の環境音BOXや、スポット気流(空気の流れを作りだし、空気・温熱快適性の課題を改善するもの)、アロマディフューザー等のソリューションを提供いただきました。
当社の吸音材(試作品)との組み合わせによって、音だけではなく五感に訴えるWell-Beingな空間づくりを提案いたしました。

共同展示イメージ

フェアでの共同展示空間
※展示品には発売未定の当社参考展示品が含まれます

【お問い合わせ先】

DAIKEN株式会社 建装事業戦略部 イノベーション課
  TEL:03-6271-7778

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