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企業間共創の取り組みを強化 インクジェット印刷による「デザイン畳表」をエプソンと共同開発

~ 畳文化復興に向けた展覧会「いま 畳を語るとき」で一般初公開 ~

大建工業株式会社(大阪市北区、社長:億田正則)は、セイコーエプソン株式会社(長野県諏訪市、社長:吉田潤吉)(以下、エプソン)との共創により、当社の和紙おもてにインクジェット印刷を施した「デザイン畳表※1」を開発いたしました。この「デザイン畳表」は、8月28日からスパイラルガーデン(東京都港区)で開催される、畳の魅力を伝える展覧会「いま 畳を語るとき」にて、一般初公開いたします。なお、同社との共創による製品開発は、2022年に発売した『OFF TONE マグネットパネルN インクジェット特注対応』以来、第二弾となります。

※1:本製品の発売は未定です。

和紙おもてにインクジェット印刷を施した小上がり空間イメージ1
和紙おもてにインクジェット印刷を施した小上がり空間イメージ2

和紙おもてにインクジェット印刷を施した小上がり空間イメージ

【背景】

当社は2021年4月より、異業種共創プラットフォーム「point 0」に参画し、分野を超えた企業とのオープンイノベーションを通じて、新たな市場価値の創出に取り組んでいます。その一環として、共創パートナーであるエプソンと連携し、多様なお客様ニーズへの対応をテーマに、建材とインクジェット技術の融合による製品開発を進めています。
その第一弾として、2022年に発売した『OFF TONE マグネットパネルN インクジェット特注対応』は、お好みの写真・イラストなどがプリント可能な壁面吸音パネルです。無機質な印象になりがちなオフィス空間に彩りを与えながらも音環境が整う製品として、多くの引き合いをいただいています。

そして、次なる共創の取り組みとして開発したのが、和紙おもてへの高精細・高発色の図柄プリントを実現した「デザイン畳表」です。和紙を原材料とした当社の畳表と、エプソンの高精細インクジェット印刷技術を組み合わせることで、従来の建材用途に加え、小上がりスペース、装飾品、オーダーグッズなどへの多様な展開を可能にします。

和紙おもてにインクジェット印刷を施したイメージ

和紙おもてにインクジェット印刷を施したイメージ

この「デザイン畳表」は、8月28日より開催される、畳文化復興に向けた展覧会「いま 畳を語るとき」にて一般初公開※2いたします。同展は、畳業界が一丸となって畳の魅力を発信し、新たな展開につなげることを目的とするものです。大建工業とエプソンは、伝統文化である畳と最新鋭の印刷技術を組み合わせ、畳に新たな価値を付加した「デザイン畳表」を同展に出展することで、来場者の皆様に、現代のライフスタイルに調和する、畳の新たな可能性をご提案してまいります。

※2:展示日時を限定して公開いたします。

●展示日時:8月29日(金)11:00~12:00、17:00~18:00
●展示エリア:インスタレーションエリア(32畳の畳の小上がりスペース)の一部

【展覧会「いま 畳を語るとき」概要】

「いま 畳を語るとき」は、畳を使用する生活者だけでなく、空間を作る建築家やデザイナーの方々にも、畳の歴史や仕様を知っていただくことで、畳が歩んできたストーリーへの共感や、素材としての性質の理解を促し、畳の新たな展開につなげることを目的とするものです。日本人の暮らしに長く寄り添ってきた畳ですが、その歴史や構成する素材、手仕事や工程、それらのバリエーションについては、十分に知られていません。本展では、構成要素を一つ一つひもときながら、素材の組み合わせによって広がる表現の自由度や、つくり手たちの知恵と工夫、そして畳の現在地を紹介します。触れて、見て、香って、知って、考える。五感を通して畳の魅力を再認識し、これからの“畳のあり方”を、ともに考えるイベントです。

開催日時 2025年8月28日(木)~31日(日)11:00~19:00
(初日12:00~16:00 / 最終日11:00~18:00)
開催場所 「スパイラルガーデン(スパイラル 1F)」
東京都港区南青山5-6-23
主催 COMMOS PROJECT実行委員会
入場 無料、事前予約不要
展覧会について 2025年7月31日配信済み当社リリース
畳文化の新たな可能性を発信・探求する展覧会「いま 畳を語るとき」開催のお知らせ
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