ニュースリリース

ニュース

自社植林地でのPEFC-FM認証取得により、国内企業初!広葉樹系「認証材MDF」の販売をスタート

~認証材の普及と持続可能な社会の実現に貢献~

大建工業株式会社(大阪市北区、社長:億田正則)は、MDF※1(中密度繊維板)を製造する当社連結子会社であるDAIKEN SARAWAK SDN.BHD.(ダイケンサラワク社、以下DSK社)が所有する植林地(広葉樹林)において、「PEFC※2-FM」(森林認証)を3月10日に取得しましたのでお知らせします。これにより、国内企業として初めて、認証された広葉樹を原材料とする「認証材MDF」※3を供給できるようになりました。

なお、「PEFC-FM」とは、持続可能な森林の基準・指標に従って森林経営が行われていることを評価・認証する森林認証の一つで、認証取得した森林の木材を積極的に使用することは、持続的な森林経営の支援、ひいては資源循環型社会の実現につながります。

【概要】

一般的に、床基材にMDFを使用する場合、優れた耐水性を特長とする広葉樹系MDFを使用するケースが多いため、広葉樹を原材料とし、高い品質を誇るDSK社のMDFは、床基材用途としても、大変多くの引き合いをいただいております。
また、昨今、企業活動全般を通して環境への配慮が求められている中、国内床材市場においても、サプライチェーン全体のCO2排出量削減や環境負荷の低い資材への切り替えなど、環境にやさしいサステナブルな取り組みが進められており、森林認証材を床基材として使用することもその一つに挙げられます。
しかし、現在、床基材として使用できる広葉樹系の「認証材MDF」を製造・販売している国内企業は無く、この度当社が生産対応を開始する広葉樹系の「認証材MDF」は、国内企業における初の取り組みとなります。

PEFC-FM認証書

「PEFC-FM認証書」イメージ

国内での「MDFおよび木質系床材」のリーディングカンパニーである当社が、他社に先駆けて広葉樹系「認証材MDF」の生産体制を確立することで、今後の床材業界における認証材使用の機運を高めるとともに、持続可能な社会の実現にも、より一層貢献してまいります。

※1:MDFとは、製材端材などを主原料とし、それらを繊維状にしたものを板状に成型して製造される木質ボードの一種。家具や建具、内装製品などの面材や基材に用いられる。
※2:PEFCとは、国別あるいは地域別などのさまざまなレベルで設立された森林認証制度を相互に承認し、環境の保全とこれに関わる産業の繁栄を目指す国際統括組織。世界57カ国(2024年12月末現在)が認証制度に参加しており、認証済みの森林は世界で約3億haを超える。
※3:認証された“針葉樹”を原材料とするMDFは、他の国内企業より販売されています。

年代別ニュースリリース