ニュースリリース
木質ファイバー『Decoマルチ』を逗子市立池子小学校に提供
~同校創立50周年記念「夢見るツリーハウス」制作プロジェクトに協力~
大建工業株式会社(大阪市北区、社長:億田正則)は、逗子市立池子小学校(神奈川県)の創立50周年を記念するプロジェクト(以下、PJ)に、マルチング※1用途の木質ファイバー『Decoマルチ』を提供しましたのでお知らせいたします。今回、自然との共生や持続可能な社会の重要性を学ぶ場を提供するという、本PJの狙いや同小学校の取り組みに共感し、環境配慮型の製品を提供することといたしました。『Decoマルチ』は、本PJの一環として制作された「夢見るツリーハウス」周りに活用され、11月28日には、当社社員と児童の皆さんが協同して施工(マルチング)作業を実施しました。なお、今回の提供が『Decoマルチ』実用化の第一号案件となります。
※1:地表面をカバーすることで日光を遮り、雑草を予防するとともに、育てたい植物の根元を乾燥から守ること。
マルチング作業の様子(左:夢見るツリーハウス周辺、右:学校敷地内の遊歩道)
【背景・経緯】
当社は、創業以来、木材の良さを最大限に引き出す技術や、資源を無駄なく使用する技術を磨き続け、様々な環境に配慮した素材・建材を開発してきました。近年では、国内の森林資源の有効活用を目指し、木材加工時に発生する端材や間伐材などの未利用材を活用した製品として、土壌改良剤『DWファイバー』、木質培地『グロウアース』、マルチング用途の木質ファイバー『Decoマルチ』等を開発し、木材のカスケード利用に貢献しています。
当社はこれら製品の販売先として、公共・商業施設を中心に提案活動を進めており、その提案先の一つとして、グラウンドや花壇を有する文教施設への活動を進める中、池子小学校の創立50周年 PJの一つである「夢見るツリーハウス」のお話をいただきました。
本PJには、「自然と共生する学びの場を実現する」「持続可能な社会の重要性を子どもたちに学んでもらう」「子どもの未来を支える空間を創造する」などの狙いがあり、池子小学校が目指す姿は、当社が経営理念として掲げている「豊かな社会と環境の調和」や「笑顔があふれる未来」と通ずる部分があります。そこで今回、大型の木材遊具である「夢見るツリーハウス」の周辺と遊歩道に敷き詰めるマルチング材として『Decoマルチ』をご提供する形で、本PJに協力いたしました。木材を有効活用した本製品を通して、ツリーハウス周辺と遊歩道の雑草予防や転倒時の衝撃緩和などの安全面に寄与するとともに、国産材活用の推進やサステナブルな社会の実現にも貢献してまいります。
【池子小学校への『Decoマルチ』施工の概要】
11月28日に実施された『Decoマルチ』の施工(マルチング)作業では、池子小学校の4年生、保護者、教職員、当社社員を含めた約50名が参加。当社社員による製品説明が行われた後、学校敷地内のツリーハウス周りと遊歩道の約121㎡(11m×11m)に、『Decoマルチ』160袋(8,000リットル)を撒き詰め、足で踏み固めてから水を撒く等の作業を行いました。なお『Decoマルチ』は、11月21日の発売以来、今回が初めての実用化であり、施工後も、防草効果や使い心地に関する同校へのヒアリングを行い、提案先の拡大や提案手法の検討など、環境に優しいマルチング材のさらなる普及に向けた取り組みを進めます。
【『Decoマルチ』について】
2024年11月21日発売の新製品です。自然素材である本製品をマルチング材として地表面に敷き込むことで、建物のお庭や外構のデザイン性を損なうことなく雑草を予防することが可能。また、原料には、製材として使用できない端材部分を使用しており、未利用木材の活用による森林資源のカスケード利用を推進することで、炭素貯蔵※2にも貢献いたします。
※2:本製品1袋(50L)当たり約6㎏の炭素貯蔵(CO₂換算)に繋がります。仮に20㎡のマルチングをした場合、推奨使用量は30袋分となり、約180㎏-CO₂の炭素貯蔵量が見込めます。これは、36~40年生のスギおよそ20本分が1年間に吸収するCO₂の量に相当します。(林野庁HPより引用)
原材料 | 国産バージンチップ100%使用 |
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外観 | 不均一な粗い繊維形状 |
容量 | 50L/1袋 |
価格 | オープン価格 |
[参考]「夢見るツリーハウス」クラウドファンディング募集ページ https://camp-fire.jp/projects/792260/view
※クラウドファンディングの募集は既に終了しています。
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