ニュースリリース
国産木材の製材端材を有効活用した、土壌改良材『DWファイバー』を提供
~「第74回全国植樹祭 岡山2024」に協賛~
大建工業株式会社(大阪市北区、社長:億田正則)は、2024年5月26日(日)に開催される「第74回全国植樹祭 岡山2024」において、植樹行事のお手植え・お手播きに使用する土として、国産の木材チップを特殊解繊処理した、当社独自の土壌改良材『DWファイバー』を提供いたします。

お手植え箱

当社の土壌改良材『DWファイバー』と、工業用水の浄水過程で生まれた土「浄水ケーキ」を組み合わせた状態
全国植樹祭は、豊かな国土の基盤である森林・緑に対する理解を深めるため、昭和25年から毎年開催されており、天皇皇后両陛下のご臨席のもと、公益社団法人国土緑化推進機構と都道府県の共催で執り行われる国土緑化運動の中心的な行事です。2024年は岡山県にて開催されます。
木材の良さを最大限に引き出す技術や、資源を無駄なく使用する技術を創業以来磨き続けてきた当社は、これまでに様々な環境に配慮した素材・建材を開発してきました。今回提供する『DWファイバー』もその一つで、製材時に生じる端材を燃料としてではなく、土壌改良材として付加価値の高い製品へとアップサイクルしています。国産材の価値向上や森林業の活性化につながるサステナビリティ性の高い製品です。
今回の植樹祭では「豊富な森林資源の循環利用」を進めることを開催理念の一つに掲げており、本製品が持つ意義との親和性が高いことから協賛を決定いたしました。当社から提供する土壌改良材『DWファイバー』は、浄水場での副産物として排出される微細な土砂を脱水固化した「浄水ケーキ」と混合され、式典にて使用される予定です。
当社は今後も、国産材活用の推進や循環型社会の形成に貢献する取り組みを通じて、持続可能な社会の実現に寄与してまいります。
【『DWファイバー』について】
1.「フルボ酸」により植物の生育を促進
原材料となる木質繊維に植物の光合成を活性化する効果のあるフルボ酸※を混合しているため、植物の生育を促進します。
※フルボ酸 :元来、森林や土壌の中に存在する腐植酸の一つ。植物の光合成を活性化し、生成促進に効果があります。国土防災技術株式会社がフルボ酸の人工生成技術に関する特許を取得しており、『DWファイバー』は、同社と共同開発した製品です。
2.優れた透水・保水性
木質資源をランダムな繊維構造に形成しているため、高い透水・保水性能を発揮します。また、嵩(かさ)密度が低く空気を多く含むため、地温の変化を抑制するなど、植物が生育しやすい土壌環境づくりに役立ちます。
3.資源の有効活用・環境負荷が少ない
国策として利用促進が求められている国産木材の間伐材、林地残材、河川木などを利用しており、資源を有効に活用することができます。また、100%バージン木材の繊維を使用していることから、土の中で分解・土壌化するため環境負荷を抑えながらご利用いただけます。
4.主な製品仕様
原材料 | 国産バージン木材 |
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外観 | 不均一に繊維状 |
荷姿 | 1,000Lコンテナバッグ、50L PE袋 |
備考 | 有機JAS 資材登録(JASOM-180203) |
【お問合せ先】
大建工業株式会社 エコ事業部 TEL:086-262-1036
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