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「ウッドデザイン賞2023」を受賞

木製音響デザインパネルによる実証実験が高評価

大建工業株式会社(大阪市北区、社長:億田正則)は、この度、オフィス空間の音環境改善に向けた木製音響デザインパネル(試作品)を用いた実証実験が、「ウッドデザイン賞2023」(主催:(一社)日本ウッドデザイン協会)を受賞いたしましたので、お知らせいたします。なお、ウッドデザイン賞の受賞は2015年の初受賞以降、4回目となります。
当社は今後も、国産材活用を含めた木質資源の有効利用に積極的に取り組み、サステナブルな社会の実現に貢献する製品開発・提案を進めてまいります。

【当社受賞内容】

〔ライフスタイルデザイン部門〕「木製音響デザインパネル」

今回、試作品の「木製音響デザインパネル」による実証実験において、ウッドデザイン賞を受賞しました。実験内容としては、本パネルを設置した個室でWeb会議を想定した会話を行い、パネルの有無による、個室空間の「音環境」と「見た目の印象」の違いについてアンケートを実施。その結果、同パネルによって“音響調整機能と意匠性向上の効果が実感できる”との回答が得られました。

『個室ブース』イメージ

なお本パネルは、快適なオフィス空間の普及を目指して開発した、音響調整機能と意匠性を両立させた、国産杉製のデザインパネルです。木材(角材)の間隔と角度を変えたパネルを二段重ねにすることで、本来、音を反響しやすいとされる木材の「音の課題」をクリアすると同時に、「意匠性」も高めています。現時点で製品化は未定ですが、市場の反応等を見ながら検討を進めてまいります。
※今回の受賞は、(株)安藤・間との共同受賞です。

『国産杉製のデザインパネル』イメージ

音響調整と意匠性を確保するため木材(角材)の間隔と角度を変えて二段重ねしたパネル

●評価者コメント

内装木質化の人の感覚的なメリットのひとつが音である。
本作品は空間装飾としてもデザイン性が高く、かつ対面会議やリモート会議でも重要な音環境の改善、向上に寄与するものである。

【ウッドデザイン賞について】

木の良さや価値をデザインの力で再構築することを目的に、優れた建築や空間をはじめ、製品・活動・仕組み・研究等を募集・評価・表彰し、国内外に発信する顕彰制度です。「ライフスタイルデザイン部門」「ハートフルデザイン部門」「ソーシャルデザイン部門」の3部門が設けられており、今回、応募総数355点の中から、238点がウッドデザイン賞を受賞しています。
→ウッドデザイン賞WEBサイト:https://www.wooddesign.jp/

『ウッドデザイン賞』ロゴマーク
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