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「DAIKENパブリックフェア東京2023」を東京で初開催

~公共・商業施設向け建材から菜園システムまで、当社製品を幅広くご提案~

大建工業株式会社(大阪市北区、社長:億田正則)は、11月7日(火)、8日(水)の2日間、住友不動産秋葉原ビル1階イベントホール「ベルサール秋葉原」にて、設計事務所やゼネコン・工事店様など、非住宅系の事業者様を対象とした製品提案会「DAIKENパブリックフェア東京2023」を開催し、合計1,200名を超える方々にご来場をいただきました。

「1階イベントホールでの開催風景」イメージ

1階イベントホールでの開催風景

当社は、2025年を見据えた長期ビジョン「GP25(グロウプラン25)」において、公共・商業建築分野(非住宅分野)を重点市場の1つとして掲げ、地域産材を活用した床・壁材をはじめ、ふく射式の冷暖房システム『ユカリラ』、都市部の未活用なオープンスペースに簡単に導入できる木質培地を使用した『菜園システム』など、様々な特長を持った製品を展開しております。そしてこれら製品提案の場として「パブリックフェア」を全国各地で開催しています。
東京エリアにおいては、全国で唯一、公共・商業建築分野向け製品を常設展示した「DAIKEN秋葉原テクニカルスペース」を有していることから、これまで同施設を会場にした小規模な提案会を開催してきましたが、今回初めて住友不動産秋葉原ビル1階イベントホール「ベルサール秋葉原」に展示会場を構え、規模を拡大して開催いたしました。実物大模型や製品の現物など、50点以上を展示した他、床からの“ふく射”を利用した、体に優しい冷暖房システム『ユカリラ』の快適性を体感いただけるブースも設置し、多くの来場者に優れた性能を確認いただきました。
また、同市場向け製品開発においては、様々な企業同士の共創によって新たな価値創造の実現を目指すコンソーシアム「point 0」に参画し、主にオフィス向けの製品展開を強化しています。今回、同ビル3階DAIKEN秋葉原テクニカルスペース内の「吸音体感ルーム」も活用して、オフィスの「快適な音環境」をテーマに、参画企業との連携による実証実験や新製品の開発プロセスなどを紹介するなど、ワーカーの“ウェルビーイング”な働き方に貢献できる空間ソリューションなども提案いたしました。
これら製品展示以外にも、会期中には再生建築研究所代表/東京大学生産技術研究所 特任研究員(神本氏)や、void代表/日本インテリアデザイナー協会理事長(丹羽氏)など、施設設計に携わる講師を招いてCPD(継続能力開発)認定セミナーを4本開催し、多くの方々に受講いただきました。

※「働く」を再定義する協創/共創のためのコンソーシアム

point 0は、「働く空間の価値」を創出するオープン・イノベーションの加速化を目的に2019年2月に誕生しました。「未来のオフィス空間」の実現を目指した実証実験の空間でもあるコワーキングスペースの「point 0 marunouchi」を運営しています。2023年10月現在、プロジェクトに参画する企業は19社に上り、協創/共創の輪が広がっています。また、理想的なソロワーク環境を整備した「point 0 satellite」も運営しています。

【提案会概要】

展示会名 「DAIKENパブリックフェア東京2023」
期間 11月7日(火)、8日(水)
 10:00~17:00
会場 <メイン会場>住友不動産秋葉原ビル1階イベントホール「ベルサール秋葉原」
<サブ会場> 同ビル3階「DAIKEN秋葉原テクニカルスペース」
主催 大建工業株式会社
協賛企業 YKK AP株式会社、ニチハ株式会社、三菱重工冷熱株式会社、三菱電機照明株式会社
主な
出展製品
不燃造作材『グラビオルーバー』、土足対応WPC床材『コミュニケーションタフ』、新耐震天井工法『ダイケンハイブリッド天井』、全空気式床ふく射冷暖房システム『ユカリラ』、都市型菜園 開設支援システム『みんなのエコ菜園』、公共・商業施設用室内ドア『音配慮吊戸』、ダイケン畳『健やかくん』、インテリア畳『ここち和座』、他

【主な展示品概要】

◇全空気式床ふく射冷暖房システム『ユカリラ』

熱の伝わり方である「伝導」と「対流」と「ふく射」をバランスよく取り入れた冷暖房システムです。エアコンの風を直接部屋の中に入れずに、まず床下に送り込み、床部分を暖めたり冷やしたりすることで、冷風や温風だけでなく「ふく射」の効果も活用しながら快適な空間を作り出します。

『ユカリラ』による冷暖房イメージ

『ユカリラ』による冷暖房イメージ

空間の快適性向上に向け、室内の空気質や温熱環境などの基礎研究に取り組む当社は、近年、ふく射の力で空調を行う冷暖房システム『ユカリラ』の提案を積極的に行っています。2020年4月に『ユカリラ』の開発・販売を専門的に担う「快適空間部」を立ち上げ、その翌年には当社初の「ユカリラ体感ショールーム」を新設、その後、各種施設向けの製品バリエーション拡充に努めるなど、新たな事業展開として活動を強化しており、提案会での出展もその一環です。

『ユカリラ』体感コーナーイメージ

『ユカリラ』体感コーナー

コーナーでは、冷房と暖房の2種類のブースを設け、多くの来場者に実際の性能を体感いただきました。

◇都市型菜園 開設支援システム『みんなのエコ菜園』

ビルの屋上やマンション・オフィスなどの共用部など、都市部の未活用なオープンスペースに簡単に導入できる菜園システムです。「都心で手軽に野菜を育てる」という“コト”提案を通して、人が集まり、緑あふれる開放的なコミュニケーションスペースの創出を目指します。『みんなのエコ菜園』には、一般土壌の約1/2の重さの木質培地『グロウアース』を使用しており、建物の耐荷重制限内での設計を行いやすいのが特長です。また、大掛かりな工事も必要としないため、新築時だけでなく、既存の建物にもすぐに導入でき、建物価値向上にも貢献します。

『みんなのエコ菜園』採用事例イメージ

『みんなのエコ菜園』採用事例

『みんなのエコ菜園』コーナーイメージ

『みんなのエコ菜園』コーナー

コーナーでは、『みんなのエコ菜園』に用いるプランターを設置し、菜園の雰囲気をご紹介しました。あわせて『グロウアース』も展示し、同製品の軽量さなどをご確認いただきました。

◇土足対応WPC床材『コミュニケーションタフⅡ DW (地域産材対応突板)』

木材組織にプラスチックを注入・充填して硬化させる当社独自のWPC加工技術によって耐久性を付与した公共・商業施設分野向けの土足用フローリングです。本技術を施すことで、柔らかな材質が多い国産樹種でも表面化粧材に用いることができるため、地域産材を床に使いたいというご要望にお応えすることが可能です。
※対応可能な地域については弊社営業窓口にお問い合わせください。(数量・納期・樹種等により対応できない場合もございます。)

土足対応WPC床材『コミュニケーションタフⅡ DW』施工イメージ

土足対応WPC床材『コミュニケーションタフⅡ DW』
施工イメージ

「地域産材対応床材」コーナーイメージ

「地域産材対応床材」コーナー

コーナーでは、手に取って実際にご確認いただける地域産材対応の現物品を多数用意したほか、首都圏を中心に採用いただいた物件事例やWPC加工技術についても紹介いたしました。

◇不燃造作材『グラビオルーバー』シリーズ

『グラビオルーバー』は、幅の狭い板材を平行に一定間隔で並べて施工する内装用造作材です。豊富な木目調の色柄を揃えており、木の素材感を活かした幅広い空間テイストにマッチしながら、天井や壁に立体感を持たせて空間に高級感を与えます。『グラビオルーバーUS』は、地域産材を表面材に活用することも可能です。基材には当社独自のエコ素材『ダイライト』を使用しており、不燃性能を持ちながら軽量かつ優れた加工性が特長の製品です。

◇不燃壁材『グラビオ』シリーズ

『グラビオルーバー』シリーズと同様に「ダイライト」を基材に使用した、加工性のよさが特長の不燃壁材(抗菌性能SIAA認証製品)です。木目や石目、植物の柄など様々なシーンで使い勝手の良い色柄をご用意しています。『グラビオUS』は、地域産材を表面材に活用することも可能です。

土足対応WPC床材『コミュニケーションタフⅡ DW』施工イメージ

不燃造作材『グラビオルーバーUB』
不燃壁材『グラビオUB』施工イメージ

「不燃建材」コーナーイメージ

「不燃建材」コーナー

コーナーでは、地域産材に対応した不燃壁材と木目柄シート仕様の不燃壁材を施工展示した他、様々なサイズのグラビオルーバーも施工展示しました。

尚、11月8日(水)には「TOTO DAIKEN YKK APパブリックフェアin北海道」をTDY札幌コラボレーションショールームで開催し、189名のご来場をいただきました。また、来年2月には、北陸や中四国エリアでも当社主催のパブリック向け提案会を予定しています。これら各地での開催イベントなどを通して、引き続き、注力市場である公共・商業施設分野に向けた提案活動を積極的に展開してまいります。

<今後の当社主催のパブリックフェア実施計画>

  • ◆(2月)北陸支店「北陸支店公商建フェア」 開催場所:TDY金沢コラボレーションショールーム
  • ◆(2月)中京支店「テクニカルフェア」 開催場所:DAIKEN名古屋ショールーム
  • ◆(2月)中・四国支店「中四国パブリックフェア」 開催場所:DAIKEN R&Dセンター(岡山)
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