ニュースリリース
「岡山大学との包括連携協定」における『ビジョン共創共同研究プロジェクト』を開始
~第1ステップ「岡山大学MOT教育プログラム」キックオフ講座を開講~
大建工業株式会社(大阪市北区、社長:億田正則)は、2020年12月に国立大学法人岡山大学と「包括連携協定」を締結し、グローバルな社会課題の解決を図ることでSDGs達成に貢献することを目的に、共同研究の実施や、研究者の交流による人材育成の推進及び相互支援などの取り組みを進めています。
その活動の一環として、今年度から、岡山大学においては研究推進機構産学連携・知的財産本部、当社では開発研究部門であるR&Dセンターが中心となり、両者がそれぞれの知見を共有しながら議論し、R&Dセンターの長期ビジョンの構築や、その実現に向けた共同研究テーマの創出を目指す 『ビジョン共創型共同研究プロジェクト(以下、ビジョン共創型PJ)』 を開始いたしましたので、お知らせいたします。この度、本プロジェクトの第1ステップとして、MOT(技術経営)※の考え方に基づいた研究開発戦略や知財戦略の策定、それらの事業戦略への反映などを推進する人材を育成するため、「岡山大学MOT教育プログラム」講座を開講いたしました。
※MOT(Management of Technology)とは:自社の持つ技術情報・資産を組織的・戦略的にマネジメントして、革新的なイノベーションによる新規事業や新製品の創出と付加価値の最大化を目指す経営手法。

「岡山大学MOT教育プログラム」
第1回目の講義の様子
【『ビジョン共創型共同研究プロジェクト』の概要】
目的 | MOT(技術経営)の考え方に基づき、自社技術資源を分析し、中長期視点での新規事業、新規技術に繋がる共同研究テーマの創出を目的としています。 |
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活動内容 | ・第1ステップ:開発に携わる当社従業員を対象に、岡山大学の教授を講師とする全8回の講義、及び、全5回の実習からなる「岡山大学MOT教育プログラム」を実施。(2021年7月~2022年1月) ・第2ステップ:自社技術の棚卸と分析、及び、研究開発戦略への反映。(2022年1月~6月) ・第3ステップ:中長期視野での新規共同研究テーマの創出。(2022年7月~2023年3月) ・第4ステップ:共同研究の実施。(2023年4月~) |
【第1ステップ「岡山大学MOT教育プログラム」の概要】
内容 | 人材育成の推進及び相互支援の一環として、岡山大学と連携した全8回の講義や全5回の実習を予定。MOT(技術経営)の推進に必要な基礎知識を習得するためのオンライン講義を、約半年間にわたり実施します。その後、当社技術の分析や、将来を見据えた課題について討議を重ね、知見を深めていく予定です。 |
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講義テーマ | 「経営戦略の実行」をはじめ、「知財戦略」、「コーポレートファイナンス」、「マーケティング戦略」などを予定しています。 |
講師 | 岡山大学 学術研究院ヘルスシステム統合科学学域 教授 藤井大児 学術研究院社会文化科学学域 准教授 日髙優一郎 学術研究院社会文化科学学域 准教授 酒本隆太 学術研究院社会文化科学学域 准教授 天王寺谷達将 研究推進機構 教授 浅田学 |
尚、7月1日には、岡山大学の藤井教授による第1回目の講義を実施いたしました。
今後においても引き続き、岡山大学との積極的な人材交流や技術連携を図るとともに、『ビジョン共創型PJ』を通して、SDGsや社会課題解決に基づくビジョンを双方で共有し、新たな共同研究テーマの創出に向けた活動を進めてまいります。
【《第1回講義》の概要】
テーマ | 「イノベーションマネジメント概論」 経営学的に見た様々な視点から、イノベーションや起業家精神とは何かを考察する。未来に向けた構想として戦略を捉え、いかにこれを実現するか、その物語を自ら理解し、自分の言葉で発信することを目指す。 |
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講師 | 岡山大学 学術研究院ヘルスシステム統合科学学域 教授 藤井大児 |
日時 | 2021年7月1日(木)14:00~16:00 |
場所 | DAIKEN R&Dセンター(オンライン講座) |
受講者 | 会場参加34名、オンライン開催31名、合計65名 |

講演する藤井教授
【お問い合わせ先】
大建工業株式会社「R&Dセンター」 086-264-5671
※ここに掲載されている情報は発表時のものであり、ご覧いただいている日と情報が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
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