ニュースリリース
木質培地『グロウアース』がサントリーフラワーズ株式会社の野菜苗商品に採用
~「サントリー天然水の森 育林材」を活用した、オリジナル『グロウアース』を共同開発~
大建工業株式会社(大阪市北区、社長:億田正則)は、本年1月より本格提案を開始した木質培地『グロウアース』が、サントリーフラワーズ株式会社(東京都港区、社長:鎭守泰蔵)の野菜苗商品『本気野菜 Ready To Harvest』の培土の原料として採用されましたのでお知らせします。なお、今回採用された『グロウアース』は、サントリーグループが行っている全国の「天然水の森」活動から生まれた「育林材※」を一部使用した製品となります。
※育林材・・・サントリーグループは、持続可能な水と森を育むための活動から生まれた木材を「育林材」と呼んでいます。

サントリーフラワーズ(株)の野菜苗商品
『本気野菜 Ready To Harvest』

木質培地『グロウアース』ロゴマーク
【背景】
当社では、2025年を見据えた長期ビジョン「GP(グロウプラン)25」において、国産木材の活用を積極的に推進するとともに、素材事業の拡大に向けて木材の総合利用による新たな用途展開を図っております。その一環として、本年1月より、国産の木材チップを粉砕処理し、特殊加工を施すことで、野菜や花卉の栽培に適した性能を付与した木材由来の培地『グロウアース』の本格提案を開始しました。
一方、「水と生きる」をステークホルダーとの約束に掲げるサントリーグループは、水のサステナビリティを目的に、全国の工場の水源涵養(かんよう)エリアに「天然水の森」を設定し、水源涵養力の高い森づくりを展開しており、森林整備のための間伐等の副産物として生まれる「育林材」を、様々な形で有効活用する取り組みにも注力しています。
今回の案件は、国産木材の活用を積極的に推進する当社と、「天然水の森」活動を展開し、「育林材」の有効活用を進めるサントリーグループが、お互いの取り組みに共感、賛同したことで実現しました。具体的には、当社とサントリーフラワーズ(株)が連携し、2018年当時開発中であった『グロウアース』をもとに、一部「育林材」を活用したオリジナル『グロウアース』の共同開発に着手。様々な角度から検証と改良を進めた結果、原材料調達や製造技術、品質面等において製品化の目処が立ったことから、この度、同社の野菜苗商品『本気野菜 Ready To Harvest』において、4月1日出荷分より、従来品の培土とミックスする形でご採用いただく運びとなりました。
当社は今後も、環境に配慮した製品のご提案や、新素材の開発・用途展開などを通して、国産材の活用を積極的に推進し、SDGsの達成に貢献してまいります。
【当社製品概要】
製品名 | 『グロウアース』(特注品) |
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原材料 | バージン木材(針葉樹材) |
外観 | 粒状 |
【サントリーフラワーズ(株)『本気野菜 Ready To Harvest』概要】
ブランド名 | 『本気野菜 Ready To Harvest』 |
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品種 | スイートバジル・モヒートミント |
販売地域 | 全国 |
価格 | オープン価格 |
発売年 | 2017年 (2021年4月1日より『グロウアース』入り商品出荷予定) |
【『グロウアース』に関するお問い合わせ先】
大建工業株式会社 エコ事業部 FB開発課 086-262-1139
<ご参考>【『グロウアース』の特長】
1.粉砕度合いで水はけ・水もちをコントロール
原料である木材チップの形状を変えることで、水はけ・水もちがコントロールできます。これにより栽培する植物にあわせて、最適な培地環境を提供することが可能となりました。

2.優れた親水性
「グロウアース」は親水性に優れ、培地全体に水を浸透させる効果を発揮します。
3.国産木材チップ原料で、品質安定性と軽量さを実現
国産の木材チップ原料ならではの、品質の安定性や、土壌と比べた際の軽量さを実現しています。また、原材料の出材元や加工経路が明確で、トレーサビリティも確保していることから、安心してご使用いただけます。
※ここに掲載されている情報は発表時のものであり、ご覧いただいている日と情報が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
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