ニュースリリース
薄さと床衝撃音対策を両立したマンション向け防音床下地材『オトユカベースS』新発売
~薄型タイプの防音床下地材で天井高も確保~
大建工業株式会社(大阪市北区、社長:億田正則)は、拡大するマンションリノベーション市場に向けた新製品として、部屋の天井高を確保しながら床衝撃音の改善が可能な、薄型タイプの防音床下地材『オトユカベースS』を8月21日に発売いたします。
【背景】
現在、1970年代から80年代のマンションブームで建設されたマンションが、ストック物件として増加しており、その数は今後も右肩上がりで増加していくと見込まれています。そのような中、ストック物件解消に向けた国策の後押しや中古買取再販業者の新規参入などによって、近年、マンションリノベーション市場が拡大しつつあります。
そんな中、求められているのが薄さと性能を兼ね備えた階下への防音対策です。築年数の古いマンションは十分な防音対策が施されていないケースが多く、リノベーション時において防音改修はほぼ必須の条件となっています。ただし、防音改修工事で主流となっている二重床※1施工で対応すると、それまでよりも床の高さが上がってしまい、結果として部屋の天井高が低くなるという課題がありました。今回発売する『オトユカベースS』は、専用の下地パネルと制振マットを組み合わせ、二重床よりも仕上げの高さを低く抑えられる薄型防音床下地材です。当社二重床システムを使用した場合と比べて約4割薄型化しており、これまで以上に天井高を確保しながらの床衝撃音の改善が可能です。この度の薄型防音床下地材のラインアップ拡充により、マンションリノベーションにおける課題解決を図り、更なる市場の発展に貢献いたします。
(※1 二重床:コンクリートスラブなどの上に支持脚で支える床パネルを張り、床下に空間をつくる工法のこと。)
『オトユカベースS』の施工イメージ
【製品特長】
1.薄さと高い防音性能を両立
『オトユカベースS』は、専用下地パネルと専用制振マットを組み合わせた防音床下地材です。フロア込みで49.5mmの仕上げ厚を実現しながらも、推定L等級LL-45※2の高い床衝撃音遮断性能を両立しました。
(※2 12mm厚さ、303×1,818mmサイズの合板フロア仕上げの場合。150mm厚RCスラブ上で推定した値となります。現場の性能を保証するものではありません。)
「専用下地パネル」と「専用制振マット」を組み合わせた
『オトユカベースS』の断面イメージ
専用下地パネル
専用制振マット
2.一般的な防音直張りフロアに比べて適度な歩行感を実現
床面の防音対策の一つとして用いられる一般的な防音直張りフロアには特有のふわふわした歩行感がありますが、『オトユカベースS』は、専用下地パネルの緩衝層(不織布+合板)により荷重を面で受けられるため、局部的な沈み込みが少なく、適度な歩行感を実現。また、床下地で防音性能を確保できますので、防音直張りフロアを採用する場合よりも仕上げ材※3の選択肢が広がります。
(※3 12mm厚さ以上、303×1,818mmサイズの合板フロアのみ)
【主な製品仕様】
製品名 | オトユカベースS |
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サイズ | 〔専用下地パネル〕 厚さ37.5mm、909mm×1,818mm 〔専用制振マット〕 厚さ12mm、250mm×910mm |
構成 | 〔専用下地パネル〕 不織布(20mm厚)+合板(5.5mm厚)+小根太(12mm厚) 〔専用制振マット〕 無機物配合アスファルトマット |
価格(税抜) | 〔専用下地パネル〕 20,000円/梱(2枚入り) 〔専用制振マット〕 3,220円/梱(1枚入り) ⇒18,000円/㎡(仕上げ材・施工部材は含まない) |
発売日 | 2020年8月21日 |
【製品に関するお問い合わせ先】
大建工業株式会社 お客様センター 0120-787-505
※ここに掲載されている情報は発表時のものであり、ご覧になられている日と情報が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
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