ニュースリリース

DAIKEN×富山の伝統産業
『越-etsu-プロジェクト』本格始動
非住宅市場向けドアの「コンセプトモデル」完成
~歴史ある“ものづくり”の精神を通して、新たな価値を創造~

2020年02月10日

大建工業株式会社(大阪市北区、社長:億田正則)は、富山県を中心に伝統産業を営む複数の企業等とコラボレーションし、これまでにない新感覚のデザイン建材を非住宅市場向けに商品化する共同企画『越-etsu-プロジェクト』を進めています。本プロジェクトは、2019年5月に発足し、日本の伝統技術を建材に生かす可能性を探るとともに、地域産業の活性化や伝統産業の発展に貢献する取り組みです。

この度、富山伝統産業の技術の粋を結集し、際立つ素材感と斬新なデザインを実現した非住宅市場向け「コンセプトモデル」ドアが完成いたしましたので、お知らせいたします。今後のプロモーション活動にて積極的に活用するとともに、イベント出展などを通して我々の取組みに共感いただけるお客様との接点を構築することで、同プロジェクト活動をさらに推進してまいります。

【プロジェクトの背景・概要】

当社は、2015年に策定した長期ビジョン「GP25(グロウプラン25)」にて、公共・商業建築市場を最重点市場の一つとして掲げており、社会課題や市場ニーズにお応えする技術革新を積み重ね、人々の暮らしに役立つ製品の開発・提案に努めています。
一方、富山県は、呉西地区(高岡市、射水市、氷見市、砺波市、小矢部市、南砺市などを含む富山県西部エリア)を中心に、銅器・漆器や組子などをはじめとする、多くの伝統産業が盛んな地域で、これら工芸品は、卓越した伝統技術と使う人の笑顔を思う真心を込めたものづくりの精神で形作られています。また、そのものづくり精神は、長く愛され使われ続けることを軸としており、“地球にやさしく人にやさしいものづくり”を理念とする当社の製品開発にも通ずるものがあります。そして、それら伝統産業が、当社発祥の地である富山県で長い歴史を刻まれてきたことに感銘を受け、「DAIKENの製品・技術」と「地元富山の伝統技術」を組み合わせた「新たな価値」を創造する取り組みとして『越-etsu-プロジェクト』を発足いたしました。

ホテル向け「コンセプトモデル」ドアと、DAIKENと協業6社の代表者

ホテル向け「コンセプトモデル」ドアと、DAIKENと協業6社の代表者

2019年5月の発足時には、当社、株式会社能作、有限会社モメンタムファクトリー・Oriiの3社でスタート。そこから、クールジャパンをイメージした斬新なデザインドアの実現に向けて試行錯誤を繰り返す中で、他の伝統技法職人の方々にもご参画をお願いし、現在では7社(個人含む)が協業するプロジェクトとなりました。
また、海外からの評価も高く、高級ホテル等で需要が拡大している、機械すき和紙を使用した畳おもての新デザインの開発についても、並行して検討を進めています。

〈プロジェクト協業企業 および 協力技術紹介〉

  • 株式会社 能作 (鋳物の製造)
  • 有限会社 モメンタムファクトリー・Orii (金属素材の発色)
  • 株式会社 河島建具 (組子細工)
  • 和田彫金工房 (彫金加飾)
  • 漆芸吉川 (蒔絵・螺鈿らでん
  • 株式会社 洛彩 (畳おもての織柄デザイン)
作品例

伝統技術による作品例

『越-etsu-』とは>
プロジェクトテーマとして掲げる『越-etsu-』には、「それぞれの作り手が境界線を越えて融合し、新しい価値を創り出す」という想いが込められています。長く愛されるものづくり精神を社内に根付かせるとともに、日本の伝統技術を、ホテルなどの宿泊施設をはじめとした公共商業建築分野向けの内装建材に生かす可能性を探りつつ、伝統産業の発展にも貢献することを目指しています。

【プロジェクト試作品】

この度完成したホテル向け「コンセプトモデル」ドアには、金属素材の発色や組子細工、鋳物の製造などの伝統技術が使用されています。その他にも、伝統技術を取り入れたレバーハンドルや、畳おもての新織柄も試作いたしました。

ホテル向け「コンセプトモデル」ドア

伝統工芸の技術を取り入れた
ホテル向け「コンセプトモデル」ドア

レバーハンドル試作品

伝統工芸の技術を取り入れたレバーハンドル試作品
(上から ・蒔絵、螺鈿 ・彫金 ・金属素材の発色)

畳おもての新織柄

畳おもての新織柄

【今後について】

伝統産業を担う6社と共に試作した、伝統技法と最新技術の融合による新感覚のデザイン建材「室内ドア」「レバーハンドル」「和紙おもて」を、3月3日より東京ビッグサイトで開催される展示会「JAPAN SHOP 2020」内の企画展にて、コンセプト出展をいたします。また、展示会への共同出展に向け、1月29日には当社井波工場(富山県南砺市)にて、プロジェクト協業の全関係会社出席のもと、決起集会を行いました。

本プロジェクトは、最終的な製品化だけではなく、「職人」と「ものづくり企業」との融合で生まれる、新しい表現、価値、つながりを大切にしています。また、伝統技法を取り入れた当社のデザイン建材に、出来るだけ多くの興味関心を抱いていただくことが、伝統産業の発展や明るい未来につながるものと考えております。
今後も、岡山や三重など、当社にゆかりある地域の伝統産業との協業も検討しつつ、地域産業の魅力の発信に貢献し、これまでの常識や既成概念を超越した「くらし価値の創造」をご提案してまいります。

決起集会の様子

当社井波工場で開催した決起集会の様子

「JAPAN SHOP 2020」 企画展内当社ブースイメージ

「JAPAN SHOP 2020」 企画展内当社ブースイメージ

【プロジェクト発足の経緯】

〈室内ドア〉

  • ・2018年6月  プロジェクト始動に向け、鋳物の製造技術を求め、(株)能作とコンタクト
  • ・2018年7月  加飾技術を求め、(有)モメンタムファクトリー・Oriiとコンタクト
  • ・2019年2月~ レバーハンドルの一次試作品を作成
  • ・2019年5月  正式にプロジェクトとして始動
  • ・2019年6月  組子技術を求め、(株)河島建具とコンタクト
  • ・2019年7月  ドア試作に向け、各社と検討を開始
  • ・2019年8月  加飾技術を求め、漆芸吉川とコンタクト
  • ・2019年10月  彫金加飾技術を求め、和田彫金工房とコンタクト
  • ・2020年1月  技術の粋を集結した「コンセプトモデルドア(試作品ドア)」の完成

〈畳おもて〉

  • ・2019年8月  機械すき和紙を使用した畳おもての新たなデザイン性を求め、(株)洛彩と共同検討を開始
  • ・2019年12月  新デザイン畳おもての一次試作品を制作

  • ・2020年1月  関係会社7社による「JAPAN SHOP 2020」に向けた決起集会を開催
  • ・2020年3月  「JAPAN SHOP 2020」にて試作品をコンセプト出展 (予定)

※ここに掲載されている情報は発表時のものであり、ご覧になられている日と情報が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。