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東京都庁の展望デッキに多摩産スギを活用したWPC床材が採用

~地域材を公共施設の内装に活用~

大建工業株式会社(大阪市北区、社長:億田正則)は、このたび、都庁第一本庁舎 北・南展望室の展望デッキの床材として、多摩産スギを活用した当社WPC床材が採用されましたのでお知らせします。
当社では、中期経営計画「GP25 2nd Stage」において、事業を通じた社会課題解決を基本方針に掲げております。その社会課題の一つとして「国産材の活用促進」を定め、様々な活動を展開する中で、地域産材をその地域で活用する“地産地消”の取り組みも行っています。今後も、対応エリアの拡大や、積極的な製品開発を継続し、国産材のさらなる活用促進に繋げてまいります。

『都庁第一本庁舎 45階北・南展望デッキ』の床に採用された「コミュニケーションタフDW(地域産材対応突板)〈多摩産杉〉(特注色)」001
『都庁第一本庁舎 45階北・南展望デッキ』の床に採用された「コミュニケーションタフDW(地域産材対応突板)〈多摩産杉〉(特注色)」002

『都庁第一本庁舎 45階北・南展望デッキ』の床に採用された
「コミュニケーションタフDW(地域産材対応突板)〈多摩産杉〉(特注色)」

【背景】

東京都では、2006年に「東京都公共建築物等における多摩産材等利用推進方針」を策定し、都民や企業などとの協働による多摩地域の森づくりを進め、多摩産材の積極活用を推進しています。この度リニューアルした都庁第一本庁舎の展望室においても、多摩産材認証材を活用した床材を採用したいというご意向のもと、設計事務所を通じて、公共・商業施設に木質床材の納入実績がある当社の床材をご検討いただきました。
一般的にスギ材は柔らかく、床材には不向きな樹種とされておりますが、当社には、木材組織にプラスチック樹脂を注入・充填して硬化させるDAIKEN独自のWPC加工技術があり、国産天然木材を表面に用いた、優れた表面硬度を持つ土足用床材を製造・販売しています。これまでにも多摩産スギを活用した土足用WPC床材の納入実績は多数あり、今回の案件につきましても、提案を重ねた結果、傷つきにくく、水濡れに配慮している点など、土足用床材に求められる機能を十分に有している点を評価いただき、年間200万人以上が利用する都庁第一本庁舎の展望室への採用にいたりました。また、意匠面では、「展望室での美しい夜景を来場者に楽しんでもらえるよう、夜間の窓への映り込みの低減を図りたい」というご要望に対し、落ち着いた濃色ながらも木目の豊かな質感を表現した特注色にて対応いたしました。

【採用製品の主な仕様】

製品名 コミュニケーションタフDW(地域産材対応突板)〈多摩産杉〉(特注色)
製品寸法 12mm厚さ、94×909mm
基材 Wハードベース付合板
表面 WPC加工、天然木薄単板、杉、UV抗菌対磨耗仕上げ

【採用物件について】

名称 都庁第一本庁舎 45階北・南展望室 (採用箇所:展望デッキの床)
採用数量 北・南展望室合計 約160㎡
リニューアルオープン 南展望室:2019年4月、北展望室:2020年1月
所在地 東京都新宿区西新宿2-8-1
改修工事の設計・施工 設計:(株)日本設計
施工:大成・名工・松井・小沢組建設共同企業体

※ここに掲載されている情報は発表時のものであり、ご覧になられている日と情報が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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