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「DWファイバー」が「ジャパン・レジリエンス・アワード」金賞を受賞

~未利用国産木材を活用した土壌改良材で防災林の生成促進等に貢献~

3月20日、大建工業株式会社(大阪市北区、社長:億田正則)と国土防災技術株式会社(東京都港区、社長:辻裕)で共同開発しました、国産木材を有効活用した土壌改良材「DWファイバー」が、次世代に向けたレジリエンス社会(※)構築のための先進的な活動を表彰する「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2018」の企業部門で金賞を受賞しましたのでお知らせいたします。
※レジリエンス社会:大規模災害などに対して、人命を守り、国の機関や施設・建物の被害を最小限に抑えることができる強靭な社会のこと。

「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)」とは、一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会が主催する、強靭な国、地域、人、産業づくりに資する活動、技術開発、製品開発等に取り組んでいる先進的な企業や団体を評価・表彰する制度です。この度受賞した「DWファイバー」は、国産木材の端材チップを特殊解繊処理し、植物の生育促進効果のあるフルボ酸(※)を添加した土壌改良材です。土壌の透水性改善や保水性改善などの性能が評価され、防災林の造成工事や緑化工事に広く活用されたことから、国土防災技術株式会社との連名での受賞となりました。
※フルボ酸:森林や土壌の中に存在する有用な腐植酸の一つ。

入賞ロゴ

入賞ロゴ

【DWファイバーについて】

緑化や植栽の基盤として適していない土壌の環境を改善できることから、技術的に難易度の高い海岸付近の防災林や保安林の新規造成や整備、山間地での航空緑化工など幅広く緑化資材としての活用が期待できます。山地や斜面の災害地等を早期に緑化回復させ、国土保全に貢献できるだけでなく、国産木材からなる木質ファイバーに付加価値をつけ、資源として有効活用することにより、林業の活性化や木質資源のカスケード利用にもつながります。

【表彰式の様子】

3月20日(火)、時事通信ホール(東京都 中央区)にて表彰式が行われました。

受賞の様子

受賞の様子

国内事業本部長 吉田

国内事業本部長 吉田

◆「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)」とは

一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会が主催する、次世代に向けたレジリエンス社会構築のため、全国から“強くてしなやかな国づくり、地域づくり、人づくり、産業づくりに資する活動、技術開発、製品開発等”を実施している企業・団体を評価・表彰する制度です。「企業・産業部門」「地方自治体部門」「教育機関部門」「NPO・市民活動部門」の4つの部門で構成されており、一次選考(書類審査)と最終審査(審査委員審査)を経て、グランプリ以下、各賞が決定されます。本年は、227団体の応募に対し77団体が入賞、その中からグランプリを1団体、特別顧問・特別賞を3団体、それに次ぐ金賞は4団体が受賞しました。

◆「DWファイバー」導入実績

  • ・宮城県 千年希望の丘
     被災した植栽盛土に混合することで土壌の透水速度、保水機能を改善。
  • ・福島県 海岸防災林造成工事
     植栽基盤の盛土材に対し、混合することで土壌の透水速度、保水機能を改善。
  • ・東京都 校庭グラウンド芝生化工事
     透水性が悪い校庭のグラウンドを改良することで透水性を改善させ、芝生を再生。
  • ・福島県 山腹治山工事
     人や車両が立ち入れない奥地や山地にDWファイバーを配合した基盤材をヘリコプターで散布し、種子の流出を防止。

【製品に関するお問い合わせ】

大建工業株式会社 エコ営業部 TEL:03-6271-7766

※ここに掲載されている情報は発表時のものであり、ご覧になられている日と情報が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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