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システム収納『オンボード工法(収納接着工法)』を開発

〜転倒防止のための壁へのビス固定が不要に〜

大建工業株式会社(大阪市北区堂島、社長:億田正則)は、システム収納(※1)の新しい施工方法として『オンボード工法(収納接着工法)』を開発し、12月21日より提案を開始いたしました。
『オンボード工法』では、リフォームなどでシステム収納を取り付ける際に、従来のビス固定ではなく、接着により壁面への取り付けを行う業界初(※2)の施工方法です。これにより、合板下地が入っていない壁やマンションの戸境壁(※3)など、ビス固定ができない壁面への取り付けができるようになり、工期短縮や工事費用の削減も可能になります。

※1 当社のシステム収納「MiSEL(ミセル)」、「フィットシェルフ」、クローク収納内部ユニット「リラクロ」が対象
※2 2016年12月1日現在 当社調べ
※3 マンションなどの集合住宅で隣の住戸との間の壁。一般的に共用部分と見なされる。

【背景】

当社では2016年4月よりスタートした3ヵ年の中期経営計画「GP25 1st Stage」にて、「住宅リフォーム市場」を拡大市場の1つとして捉え、工期短縮や工事費用の削減につながる省施工製品の開発強化に取り組んでおります。

近年、住宅リフォーム市場では、間取りやライフスタイルに合わせて自由に組み合わせができるシステム収納のニーズが高まっておりますが、取り付けには転倒防止のために壁面へのビス固定が必須となっていました。しかし、戸建て住宅では、ビス固定に必要となる合板などが壁下地に入っていないケースが多く、その場合、システム収納を取り付けるための壁下地の工事が必要となり、工期や費用が必要以上にかかっていました。また、マンションなどの集合住宅で戸境壁に施工を行う場合は、戸建て住宅同様の施工時の手間に加えて、管理組合などの承認が必要となり、工事までに余分な時間がかかることや、場合によっては施工の許可が得られないことなどが障壁となっていました。

【オンボード工法の利点】

●壁下地の種類に左右されない施工が可能で、工期短縮や工事費用の削減にもつながります

『オンボード工法』では、壁面の指定箇所のクロスを剥がした後に、専用の施工桟を既存の壁に接着固定し、その施工桟にシステム収納を専用金具で固定します。従来のシステム収納では必須であった、壁下地へのビス固定が不要となるため、既存の壁にビス固定用の合板などを追加施工する必要がなく、工期短縮や工事費用の削減につながります。
 また、マンションなどで共用部分と見なされる戸境壁など、今まで施工許可が得られなかった場所への設置も可能になります。

システム収納フィットシェルフの施工例

【売上目標】

『オンボード工法』の開発により、システム収納・クローク収納内部ユニットの2018年度の売上は、2015年度比1.5倍を目標としております。

※ここに掲載されている情報は発表時のものであり、ご覧になられている日と情報が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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