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DAIKENグループ経営計画 長期ビジョン 『GP25』 を策定

創立70周年を機に新たな歴史に挑戦、社会と共にさらなる成長と発展を目指す
DAIKENグループ経営計画 長期ビジョン 『GP25』 を策定

大建工業株式会社(大阪市北区堂島、社長:億田正則)は、本年9月26日に創立70周年という節目の年を迎えます。10年先の創立80周年を見据えて新たな歴史へ挑戦し、これまでの「住宅用建材のメーカー」から、「建築資材の総合企業」へと躍進を遂げるため、DAIKENグループの経営計画 長期ビジョン『GP25』(※1)を策定いたしました。
2025年度のグループ連結売上高2,500億円(2014年度:1,688億円)を目指し、「素材事業」「建材事業」「エンジニアリング事業」「新事業」の4つの事業を柱とした事業展開を図り、グループを挙げて取り組んでまいります。
  (※1):ビジョン名称「GP25(グロウプラン25)」には、『成長』を意味する「Grow」と、『輝く』を意味する「Glow」の2つの想いを込めています。

1、策定の背景、狙い
国内の住宅市場においては、中古住宅流通を含めたリフォーム需要の伸びが期待されておりますが、少子高齢化や人口減が進む中では、「新設住宅着工戸数の減少」や「建設技術者の高齢化・減少」などが予想されています。一方、住宅市場以外では、「東京オリンピック開催」を1つの契機として、観光、医療、農業などの産業分野で成長が期待され、また海外においても、ASEAN各国の発展などによりグローバルマーケットの拡大が進んでおります。
このように、大転換期を迎えようとしている環境変化を常に先読みし、新たな挑戦への一歩を踏み出す原動力を生み出すため、DAIKENグループの長期ビジョンを策定いたしました。

2、2025年のありたい姿
 <グループ売上高目標>:2,500億円(2014年度実績:1,688億円)
1) 素材/建材/エンジニアリングで一歩先行くグローバル企業へ
2) 新たな事業領域に挑戦し続け、第四の柱を育てる
3) 消費者目線の商品開発力、提案力、課題解決力、組織力でプロフェッショナルから圧倒的な支持を受ける
4) 挑戦を賞賛する風土、挑戦を支える仕組みが確立されている
5) ガバナンスが強化されており、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を支えている

3、4つの事業軸について
  
<素材事業>
木質資源を有効活用したMDF(※2)など世界各国共通に使用される素材を軸とし、発展著しいアジア圏を中心としたグローバルな企業活動を展開いたします。
また、枯渇する木質資源の更なる有効活用や、未利用資源を有効活用した新たな素材の開発を行い、様々な用途活用を視野に世界の環境問題に取り組んでまいります。
  (※2)MDF:製材時の端材や間伐材などの未利用木材を主原料とした木質繊維板。表面が硬く平滑性に優れており、内装建材や家具などに幅広く使用されています。

<建材事業>
これまで当社が主に取り組んできた人々の暮らしの場である住宅という分野だけでなく、オフィスビルや商業施設、さらには学校や病院、老人福祉施設など多くの方々が利用する公共施設まで、安全・安心・健康・快適をキーワードとした空間作りに貢献できる建材や工法の開発を行い、提案領域を拡大してまいります。また、環境の変化を先取りした省施工の製品の開発などで、社会に貢献してまいります。

<エンジニアリング事業>
公共・商業建築分野の天井・内装工事を中心に、数多くの実績があるエンジニアリング事業では、素材・建材事業と連携し、材料提供と施工を一体とさせた「材工受注」を推し進めてまいります。
 現有グループの施工力の強化はもとより、さらなる施工領域の拡大を図り、受注および施工力を強化するため、積極的な業務提携やM&Aによるグループ拡大の検討も進めてまいります。

<新事業>
新たな事業領域に挑戦し続け、「素材」「建材」「エンジニアリング」に続く、第4の柱を育てます。10年後の新規事業を育てるために、人材を含めて積極的な投資を行い、実現するための受け皿となる制度も創出して、挑戦をバックアップする体制を整えます。


ビジョンを明確にすることで、新築住宅市場が中心であったこれまでの「住宅用建材メーカー」から脱却し、素材から施工までを担うとともに、海外など新たな市場で活躍する「建築資材の総合企業」へと躍進することを目指します。

 

■長期ビジョン『GP25』補足資料はから



 
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