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陸前高田「奇跡の一本松」復興大臣公印化にDAIKEN独自のWPC技術で協力

復興への願いを込めた陸前高田「奇跡の一本松」復興大臣公印化
DAIKEN独自のWPC技術で協力

大建工業株式会社(大阪市北区堂島、社長:億田正則)は、東日本大震災の大津波に耐えた岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」を復興大臣の公印として寄贈するプロジェクトに、当社の独自技術であるWPC加工技術(木材組織にプラスチックを注入・充填し、硬化させる加工技術)を提供、協力しました。

「奇跡の一本松」は、約7万本と言われた高田松原が東日本大震災の大津波により流される中、唯一耐え残り、震災直後から復興のシンボルとして親しまれてきました。本プロジェクトは、全日本印章業協会青年部連絡協議会によるもので、「奇跡の一本松」を保存するために伐採された枝部分を用いて復興大臣の公印を作り寄贈、復興への願いを伝えるというものです。
本来、松の木は木目が粗いため印材としては適しておらず、彫刻をおこなえる硬さを確保する必要がありました。建材メーカーである当社では、木材組織にプラスチックを注入・充填し、硬化させる独自のWPC加工技術を活用し、凹み傷や引っかき傷、汚れがつきにくい高機能性フロアーを製造・販売しています。当社は、本プロジェクトへの協力要請を受け、その趣旨に共感、WPC加工技術を利用して「奇跡の一本松」から取られた角印材に、必要な硬度を持たせることに成功しました。(※2013年には、陸前高田市長の公印化にも同技術で協力)

角印材には、「復興大臣之印」の文字が刻まれ、3月9日、竹下復興大臣へ贈呈され、今後、復興大臣感謝状などに使用する予定とされています。
また、3月14日〜18日の期間、仙台で開催される「国連防災世界会議」の会場にて、『奇跡の一本松による復興大臣公印』として展示される予定です。(展示期間は14日、15日のみ)

 
「奇跡の一本松」から取られた角印材に「復興大臣之印」と刻まれた印
「興」は復興を支える人々をイメージし、手を取り合っているように
見える書体が採用されている。



 
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