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業界初の開閉機構を採用した『ひきドア』を発売

高齢者住宅・施設向け「おもいやりシリーズ」
狭いトイレ空間でも車いすの入室や介助を可能にする
業界初の開閉機構を採用した『ひきドア』を発売

大建工業株式会社(大阪市北区堂島、社長:澤木良次)は、トイレ空間の広さは従来のままでも広い開口幅を確保し、車いすでの入室や介助をラクにすることができる業界初の開閉機構のトイレ用ドア『ひきドア』を開発。高齢者住宅・施設向け建材の「おもいやりシリーズ」のラインナップとして6月23日より販売開始いたします。

【発売意図】
当社は、2012年1月に、高齢者住宅・施設向け建材の「おもいやりシリーズ」を発売し、高齢者だけでなく、共に生活される方や介護する方が、安心、安全、健やかで快適に生活できる住空間づくりをご提案してきました。
高齢者のトイレ利用については、身体能力が低下して車いすでの移動や介助が必要となった場合、一般的なトイレの間取りでは車いすがトイレ内に進入できず、「入口から抱え上げて便器まで移動しなければならない」、「狭くて介助に必要なスペースが採れない」などの問題があります。当社は、リモデル分野においてアライアンス関係にあるTOTO株式会社およびYKK AP株式会社の協力(※)を得て、一般的な狭い間取りのトイレでも、車いすでの入室や介助を可能にするトイレ用ドアの開発を進めてまいりました。このたび、引き戸や開き戸とは異なる、業界初の開閉機構を用いて、車いすに座ったままでも入室でき、車いすから便器への乗り移りや介助が可能な空間を確保するトイレ用ドア『ひきドア』を発売いたします。「おもいやりシリーズ」のラインナップに追加し、同シリーズの提案力強化を図ります。
在宅介護のためのリフォーム時に『ひきドア』を採用いただくことで、車いす利用のためにトイレ空間を拡張するなどの大掛かりな工事が不要になります。また、サービス付高齢者向け住宅などでは、一般的な広さのトイレ空間でも介護対応が可能になるため、居室空間を有効的に活用することが可能です。
 ※TOTO株式会社UD研究所協力のもと、TDYアライアンス3社共同で動作検証等を実施。


【『ひきドア』の特長】
『ひきドア』は、引き戸と開き戸の要素を組み合わせた新しい開閉機構を用いて、広い開口幅を確保するトイレ用ドアです。「ひきドア」のネーミングは、引き戸と開き戸(ドア)の要素を組み合わせたことを表現するとともに、漢字でなくやわらかな語感のひらがなを用いることで、高齢者や共に生活される方の快適な生活を支えるドアとして、親しみを感じていただきたいとの思いを込めています。
<ポイント1>業界初の開閉機構でトイレ側面を広く開放
<ポイント2>通常の引き戸のようにも使用可能
<ポイント3>住宅になじみやすい外観
<ポイント4>トイレのメンテナンスやお掃除も簡単


<ポイント1>業界初の開閉機構でトイレ側面を広く開放

『ひきドア』は、通常の連動引き戸のように、にぎりバーを握って横方向に引き、にぎりバーに組み込まれたボタンでロックを解除することで、通常の片開きドアのように手前に開き、最大1135mmの開口幅を得ることができます。トイレの側面を広く開放することで、便器の近くまで車いすに座ったまま移動し、そのまま便器への乗り移りが可能になるため、要介護者を抱えて移動する必要がありません。また、便器横を介助スペースとして活用できるので、脱衣や移乗介助が空間に余裕を持って出来るようになります。

※開閉方法を動画で確認いただけます。(最終仕様と一部異なります)

<ポイント2>通常の引き戸のようにも使用可能

車いすを使用されないご家族の方には、通常の引き戸と同じようにご使用いただけます。


<ポイント3>住宅になじみやすい外観

『ひきドア』は、3枚連動の引き戸と同様の外観です。
ドア表面の色柄には、住宅のリフォームで利用いただく際に、住宅の室内ドアとしてコーディネートがしやすい木目調の6色柄をラインナップしています。


<ポイント4>トイレのメンテナンスやお掃除も簡単

トイレ側面を広く開放する為、トイレ内を隅までお掃除しやすく、トイレ機器のメンテナンスもお手軽です。



【主な仕様】
・サイズ :(枠外巾)1195mm、(枠外高)2033mm、(最大有効開口)1135mm
・色 柄 :6色 ネオホワイト/ミルベージュ/クリアハニー/ティーブラウン/ダルブラウン/オフブラック
・デザイン:3デザイン
・価 格 :(予定)226,000円/set(税別)




※ここに掲載されている情報は発表時のものであり、ご覧になられている日と情報が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。


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