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“東北応援フロアー”岩手県災害公営住宅に採用決定

岩手県産のスギ合板を使用した“東北応援フロアー”が岩手県大船渡市・災害公営住宅に採用決定
地産地消モデルで東北地方の早期復興に貢献

大建工業株式会社(大阪市北区堂島、社長:澤木良次)では、岩手県および宮城県で産出されるスギ合板を基材に使用した床材“東北応援フロアー”を開発し、岩手、宮城、福島の3県で整備が進められる災害公営住宅への提案活動を進めてまいりました。
このたび、公営住宅(岩手県大船渡市)に“東北応援フロアー”が採用されましたのでお知らせいたします。
地域産材を地域で活用する“地産地消”のモデルを推進し、東日本大震災で大きな被害を受けた地域の住宅環境および経済の早期復興に貢献したい考えです。

【“東北応援フロアー”について】

岩手県および宮城県で産出されたスギの合板を基材に使用した床材です。本来、スギは材面に節が多いうえ、やわらかくキズがつきやすいため、床材としての利用が敬遠されていましたが、強度の高いMDFと組み合わせる当社の技術により、耐久性やキズに対する強さなど床材に求められる機能を実現しました。
東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県では、被災者と住宅生産者グループによる「地域型復興住宅」と、県や市町村が整備する「災害公営住宅」(3県合わせて2万戸超)の建設が計画されています。「地域型復興住宅」では、3県の地域型復興住宅推進協議会により「地域の木材・建材を活用し地域の復興につなげる」ことが提唱され、また「災害公営住宅」では各県で、「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」に基づき公共事業において県産材を積極的に使用する計画が整備され、公営住宅もその対象とされています。
東北応援フロアーは、今後進む復興住宅の建設においてお役立ていただけるものと考えます。

2012年7月19日、20日岩手県遠野市で開催された
「次世代林業東北サミット会議」での展示の様子
■“東北応援フロアー”の主な仕様
サイズ:12mm厚さ
基材:2.7mm特殊MDF+スギ合板(岩手県産または宮城県産)
表面材:3枚剥ぎオーク突き板+UV抗菌耐磨耗艶消し塗装
縁加工:四辺本実加工、縦V溝加工、長辺面取り、短辺糸面取り
色柄:2柄(クリアオーカー、ティーブラウン)
梱包・入数:段ボールケース6枚入り
性能:低VOC、凹み傷がつきにくい、引っかき傷がつきにくい、車イス対応、
耐キャスター、ワックス不要



【採用物件について】
平成23年度(仮称)明神前団地(災)建設工事12戸
採用面積400㎡
採用の理由岩手県産のスギ間伐材を合板にし、岩手県内のフロアー工場で加工したものである点、また、傷がつきにくい、耐キャスター、
ワックス不要などのフロアーの基本性能を評価いただき、今回の物件に採用いただくことができました。

【東北応援フロアーに関するお問合せ先】
     東北営業統轄部 復興推進室  TEL.019-636-1161/FAX. 019-636-1166
*復興推進室について
東日本大震災で甚大な被害を受けた被災地の復興支援のため、復興需要への対応に取り組むプロジェクトチームとして、
2011年4月に「復興支援室」を仙台に設置、2012年4月より「復興推進室」と名称を変更しました。



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