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DAIKENとYKK AP Wの効果で快適なまま節電

DAIKENとYKK APで共同検証
Wの効果で、快適なまま節電

大建工業株式会社(社長:澤木良次、大阪市北区、以下DAIKEN)とYKK AP株式会社(社長:堀秀充、東京都千代田区、以下YKK AP)は、このたび、YKK APが販売するエコ内窓「プラマードU」とDAIKENが販売する調湿建材※「さらりあ〜と」を組み合わせて使用することによる室内の温度や湿度への影響と節電効果を共同で検証しました。その結果、「プラマードU」の遮熱による室内温度上昇の抑制効果と「さらりあ〜と」の湿度調節効果により、快適な室内環境を保ちながらエアコンの消費電力を削減できることがわかりました。
 ※室内の湿度を調整する性能がある壁材・天井材

今回の検証では、家族4人が暮らす住宅のリビング(約13畳)を想定。2箇所の窓に「プラマードU Low-E複層ガラス(遮熱タイプ)仕様」を設置し、壁(1面)と天井に「さらりあ〜と」を施工した空間(A)と、窓には単板ガラスを設置し、壁と天井は石膏ボードとクロスで仕上げた空間(B)とを比較した場合、シミュレーション上の快適さを維持するために必要なエアコンの消費電力量をおよそ26%削減できる効果が見込めることがわかりました。(7〜9月の平均値。検証の設定条件は後述)

 (A) YKK AP・DAIKENが提案する仕様 (B) 一般的な仕様
窓  :既存の窓(単板ガラス)と
    プラマードU Low-E複層ガラス(遮熱タイプ)仕様
壁  :クロス仕上げ石膏ボード(3面)、さらりあ〜と(1面)  
天井:さらりあ〜と
窓  :単板ガラス

壁  :クロス仕上げ石膏ボード
天井:クロス仕上げ石膏ボード

※(A)のリビングで快適と感じる環境を維持するためにエアコンを操作した場合、エアコンの消費電力量は、
(B)のリビングにおけるものと比較して約26%削減できました。(検証の設定条件は後述)



【共同検証の背景】
3月11日に発生した東日本大震災の影響により、東京・東北電力管内に限らず全国的に今夏の電力不足が懸念されています。このような状況のなか、家庭においても節電意欲は高まり、節電効果を発揮する商品に対するニーズも高まっています。
資源エネルギー庁が作成する「家庭の節電対策メニュー」によると、夏の日中の家庭における消費電力のうち53%がエアコンによるものと推計されおり、エアコンの使用制限は、家庭で取り組む節電対策の中でも効果が大きいものとなっています。DAIKENとYKK APは、エアコンの使用制限によって節電効果を発揮しながら、従来の快適さを維持できる商品として、両社の商品を組み合わせて提案するため、このたびの共同検証(シミュレーション実験)を実施しました。
YKK APとDAIKENは、「プラマードU」と「さらりあ〜と」の結露抑制効果をもとに、昨年より冬場における快適で健やかな室内環境をご提案しておりますが、このたびの検証結果を受け、両社の商品の組み合わせによって夏・冬ともに快適で健やかな室内環境のご提案が可能になりました。


【エコ内窓「プラマードU」について】
今ある窓の内側に樹脂サッシを取り付けるエコ内窓「プラマードU」。Low-E複層ガラス(遮熱タイプ)仕様は、夏の日差しを遮り、室内温度の上昇を抑えることで空調の効きがよくなります。


【調湿建材「さらりあ〜と」について】
「さらりあ〜と」には、微細な空気孔が無数にあり、湿度が上昇すると湿気を吸収し、湿度が低いときは湿気を放出。からだにやさしい快適湿度にコントロールします。


【検証概要・設定条件】
・使用ソフト:THERB for HAM ※
・気象データ:アメダス気象データ東京標準年
・対象期間:7月〜9月(平均値を測定)
・冷房設定:PMV=+0.5 ※
・生活スケジュール:「住宅事業建築主の判断の基準」におけるエネルギー消費量計算方法を参考に設定
・家族構成:4人
・床面積:21.5㎡(約13畳)
・天井高さ:2.4m
・内窓設置:2箇所(掃き出し窓6.9㎡+腰窓2.1㎡)
・調湿建材設置:天井(21.5㎡)+壁1面(8.7㎡)

※PMV(Predicted Mean Vote)は、快適性を表す指数。
 PMV=+0.5は一般的に快適な環境と評価される値の上限。
※THERB for HAMは、建物全体の温湿度変動を予測する数値シミュレーションソフト。




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