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新JIS試験規格の乾式遮音二重床を発売

大建工業(社長:澤木良次)は、床衝撃音レベル低減量試験方法のJIS改正に伴い、新しい低減量等級評価で性能取得したマンション用二重床防音対応の「DADスペースLSシステム」2タイプを12月21日から全国発売いたします。

【開発意図】
従来、床の遮音性能試験は室中央の一般断面部で測定し「LL45」などの表現で「推定L等級」で性能が表示されていました。しかし、この試験方法では音が伝わりやすい床端部の条件が反映されていないこと、また竣工時の空間性能の保証値と誤解されるなどの課題がありました。そのため、2007年10月に床衝撃音レベル低減量試験方法のJISが改正され、試験方法が変更され、2008年には性能表示方法も従来の「推定L等級」から変更に変更されました。新しい遮音性能は部材性能としての低減性能である「ΔL等級」で表示されます。試験方法は壁際納まりまで再現施工されたものが評価対象で、施工条件も標準化されたものです。
この改正に伴い、市場からは新しい低減量等級評価で性能取得された製品が望まれていました。
本製品は、床端部も含めた新しい試験方法でも性能発現できるよう、新しいゴム形状を開発するなど、新JISに対応した製品として発売します。

【主な特長】
  • 新しい低減量等級では、床端部も含めた試験方法となっており、床端部に使用する「DAD防振際根太LS」については壁への振動伝播をより小さくし、遮音性能の確保と、かつ施工性を重視した仕様に改良しました。
  • 床中央部に使用するボルト「DADユカLSボルト」については、従来品から特にゴム形状を改良し、重量、軽量床衝撃音低減性能を確保するための適度な柔らかさと、荷重に対してのたわみを極力抑える工夫を施しました。
  • 新JISによる性能は下記のとおりです。
    DADスペースLSΔLL(Ⅱ)−3、ΔLH(Ⅱ)−2
    DADスペースLS−6MΔLL(Ⅱ)−3、ΔLH(Ⅱ)−3
     * LLはスプーンやペンなど小物を落としたときの音など軽量床衝撃音レベル低減量を表す。
     * LHは子供が飛んだり跳ねたりしたときの音など重量床衝撃音レベル低減量を表す。
     * 壁式構造実験室における200mm厚スラブ上での試験結果

【目安価格】
 
「DADスペースLS」\9,480/2
「DADスペースLS−6M」 \15,230/2
「工事費、仕上げフローリング、DAD防振際根太LS(65,800〜93,400円/20本)は別売り。消費税は含まれておりません。

【発売日】  12月21日

【販売目標】 12万㎡/年

DADスペースLS−6M構成図


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